2009年12月23日 (水)

ボブ・ディラン来日、ライブハウスツアー

あああ、なんとボブ・ディランが来日する。
ディランだよディラン!
昨日の朝、宿直明けでテレビをつけたらキャスターの後ろのパネルにディランの写真が。
あわててネットで調べたら、3月に来日するっていうじゃないの。
おおおっ!
これは行かなくては。何をおいても見なければ。

ぼくがディランのライブを見たのは、97年の仙台だ。
かっこよかった。
適度に上品で適度にアグレッシブな、カントリーテイストの交じったバンドサウンド。ディランはサイドにラメのラインの入ったカントリー歌手のようなパンツを履き、エレキでオブリガードを弾きまくっていた。
MCなし。ひたすら歌い、演奏を続けるボブ。最後にメンバー全員が前に出て来た。
おじぎをするのかと思ったら、腰に手を当てたり、思い思いの気取ったポーズで静止。拍手の嵐。
かっこよかった。

ディランはつかみ所のないアーティストだ。
色んなスタイルを変遷してきた。カントリーだったりフォークだったりロックだったり。でも色んなスタイルを身にまとっても。どこかスタイルになじめない微妙な違和感が残る。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズと演奏しようが、グレイトフル・デッドと共演しようが、そのサウンドになじまない。微妙に「浮いた」感じがする。
逆に言えば、スタイルに埋没しないオリジナリティが彼の歌にはある、と言うことなんだと思う。
字余りの歌詞、独特の声、アーティキュレーション。

ハリケーンはいつ聞いてもぞくぞくするほどかっこいい。
やせっぽっちのバラッドのDo you, Mr. Jones?と言うサビは深く胸に突き刺さる。
It's All Over Now, Baby Blueの何とも言えない哀切。終末感。
こんな曲を書けるのはディランだけだ。

チケットはウドーの先行予約で手に入れた。
3/26のZEPP東京。ライブハウスと言うにはちとデカイ箱だが、ホールよりは緊密感があるだろう。
楽しみだぜディラン!

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2009年11月 5日 (木)

ミドリのライブ

きのうはミドリのライブに行ってきた。
対バンありで、最初はMO'SOME TONEBENDER、続いてミドリ。
会場は郡山#9。移転後に訪れるのは初めてだ。
もとの東北書店のレイアウトをうまく使ってライブハウスにしてある。
もう少し大きめのフロアになるかと思ったが、あまり広くなっていないのは意外だった。

MO'SOME TONEBENDERは、正直イマイチだった。
音が悪いせいだろうか。コンプかリミッターで潰した、耳詰まりのような音の塊だった。ボーカルもよく聞こえず、各パートの分離も悪い。
歌詞が聞き取れた最後の曲は良かった。バンドを見に行ってみんな輝いていたけど、自分はフロアの後に突っ立ていて・・・みたいな内容。
ダークで哀しくて、今の自分の気持ちにシンクロしてきた。

待望のミドリは、相変わらず破天荒なステージでした。
目のまわりを真っ黒に塗ったまり子は暴れ回り、客に髪や顔を触られ、ステージからフロアを踊り出し。
まり子のエキセントリックさばかりに注目が集まりがちだけど、このバンドの強みはアンサンブルだと思う。とくにリズム体の強さ。ビートの強靭さ。バンドの一体感。
基本は轟音なんだけど、単なるノイズではなく「音楽」として成立するために不可欠な要素がちゃんとそろっている。そこがいい。
ウッドベースとドラムの繰り出すビートに時に美しく、時にアバンギャルドなキーボードがからみつき、まり子の轟音ギターと挑発的なステージングが繰り広げられる。
荒吐で見た時よりもバンドとしての完成度の高い、良いライブでした。
つくづく、歌詞がほとんど聞き取れなかったのが残念。
あ、まり子が紹介していた曲名は良かったな。

「さよなら、パーフェクトワールド」

いいタイトルじゃないか。
さよなら、パーフェクトワールド。

気分がダウン気味だったのがつくづく残念。あああ。
曲として頭に残っていたのが、開演前に流れていたSuicideのGhost Riderだけという自分が情けない。

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2009年10月 2日 (金)

ディズニーギター買っちまったorz

今年2月2日のエントリーで書いたディズニーギター。
興味はあったがシャレで買うのも気が引けて、その後すっかり忘れていた。
が!
なんと、イケベで55%オフの特価販売。
【楽天市場】Disney Guitars≪ディズニー・ギターズ≫エレキギター:イケベ楽器楽天ショップ
送料込みで、IKEBE特価 19,800円。
おおおッ!!
Disney_nm_1
迷ったのは数秒でした。
ぽち。
はい。購入。

あああ・・・・。
次に購入するギターはフェンダーUSAもしくはVanZandtのストラトと決めていたのに。
チープなガジェットぽいギターにはもう手を出すまいと決めていたのに。
オレハナニヲヤッテイルンダロウ。
キャラ物好きな性格と55%オフの衝撃が、自制心をあっという間に崩し去った瞬間でした。

で、もう到着しているんですよ実は。ふふふ。
ヘッドに燦然と輝くDisneyロゴ。決して他のギターメーカーが商標登録して作ったのではない、ディズニー純正のギター。
いいねー。

「カオルさんの好きなギターメーカーは?」


「そうですね、ディズニーですね。

「は?」

「新鋭の工房とは言え、ディズニーは単板削り出しのマホガニーのボディ、精度の高いハンドワイアリング、ミッキーとミニーが手巻きで巻いた特注ピックアップなど、最高のギタークラフトですよ。知らないんですか?」

「・・・・はぁ?」

「ミッキーとミニー以下、ディズニーキャラが総出でディズニーランド終演後に数本のみ作成するハンドクラフトのギター。それがディズニーギターです。フェンダー社で半世紀を超えるギター製作に携わった彼らには、すでにマスタービルダーの称号が与えられているんですよ。ご存じないんですか?」

「・・・。」

数年後にはこういう会話が現実となっていることを願うばかりである。
何せ、夢と魔法の国のギターである。
楽しくないわけがないのである。
ミラクルなマジックが起こるに決まっているのである。
ほんとだって。

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2009年9月15日 (火)

最近のギブソン?

かずんさんにもコメントをいただいて、あらためてギブソンのギターを調べてみた。
こんなブログを発見。

音楽とかギターとかテキトーに・・・ : ぎぶそんはひどい

詳細はリンク先を読んでいただきたい。
この方のほかの記事も拝見したが、誠実にギターや楽器を研究されているようだ。
たしかに、山野楽器からギブソンジャパンに変わったあたりから評価の声を聞かなくなった気がする。
単に値段が高くなったからだと思っていたのだが。
うーん。

ギブソン。どうしちゃったんだろう。
方向性を見失ってしまったんだろうか。
ヘンなピックアップを載せたギターを出したり。
ロボット・ギターなるものを出してきたり。
フェンダー・ヘッドにヘンなF穴の空いたセミアコを出してきたり。
↓こんなの
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これはもうギブソンのギターじゃないでしょう。
なんかこう、目先新しいものに飛びついてかえってブランド力を低下させている気がする。
きのうの合板SGもそうだけど、目新しいギターが弾きたかったらほかのメーカーを選ぶと思う。ギブソンのギターの訴求力は「ギブソンらしさ」なんだから、それを殺いだギターを作ってどーする。
ギブソンの色物に20万出すんだったら、フジゲンとかバッカスとかモモセとかクルーズとかの国産メーカーでちゃんとしたギターを買いますって。
このままギブソンが低迷しちゃうと、ほんとうに「ギブソンの(まともな)レスポール」は買えなく鳴っちゃうかも。
がんばれギブソン!

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2009年9月14日 (月)

ギブソンから衝撃的なギター。たしかに衝撃的なんだがw

久しぶりにギターネタです。
ギブソンから衝撃的なギターが登場したニュース。

Gibson - ギブソンから、衝撃的なSG登場 - BARKS ニュース

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ギブソンから、衝撃的なSGがリリースされた。その名も「Zoot Suit SG」だ。
(中略)
2009年。未曾有の経済不況、深刻な温暖化問題。もったいない運動。そしてエコ。人々の意識も変わった。価値観も大きく変化した。そんな中での、人工合板材を全面に推し出して登場した、Zoot Suit SG。今だからこそ、まさしくZoot=最先端じゃないか。
レインボーカラーとなったZoot Suit SG、もちろんこの模様は塗装によるものではない。予め染色されたバーチ材を幾重にも張り合わせたブロック材を削り出すことで生まれるラインだ。

ええ〜。
合板ですか・・・うーむ。いつかは美しいトラメのレスポールを所有したいというのが多くの中高年アマチュアギタリストの夢なのですが、それとは真っ向から対立するコンセプトですね。
人々の価値観は変わったかも知れないけど、ギター弾きの価値観はそんな変わらんからなー。
木材をあらかじめ染色してあるというのも、なんと言って良いやら。
もちろん音が良ければそれがでいいんですが。
自分を含め多くのアマチュアギター弾きは、音の善し悪しなんて分かりません(きっぱり)。
クリーンサウンドならともかく、歪ませた上にほかの楽器の音と混ぜたら、ギブソンかどうかなんて分からない。
むしろルックス。「オレはトラメのヒスコレの1959レスポールを弾いているんだッ!」と言う強烈な自負心。これがものすごく大事。ほんと大事。ギタリストなんておだてりゃ木に登る人種だから、ルックスや楽器に対するオマージュがダイレクトにプレイに反映する。
そう言う意味では、「オレは20枚の合板のSGを弾いているんだ・・・」と言う萎え感覚は、いかにエコとは言え、ちょっとまずいような気がする。
ギタリストはほんと「魂」とか「キアイ」をものすごく大事にするからねー。気合いの入れづらい楽器は敬遠される。
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ハッ?!
いま気がついたけどこれって、ポール・スミスのマルチストライプ柄じゃん!
オサレ!
ひょっとしてポール・スミスファンには受けるかも!
ぜひ提携してポール・スミス店舗にディスプレイして欲しい。
がんばれマルチストライプ・SG!

↓ポール・スミスのマルチストライプ・シャツ。
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2009年8月29日 (土)

Googleも祝うマイケルの誕生日

きょうはマイケルジャクソンの誕生日なんですね。
生きていれば51歳を迎えたでしょうに。残念。
で、Googleのトップ画面がマイケルになっています。

090829google


踊る足。イカス。
きょうはマイケルのDVD見ようかな。

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2009年5月24日 (日)

ギターヒーロー勢揃い&がんばれペイジくん!

ちょ、ちょっとスゴイ写真ですよ。
09年4月4日のRock and Roll Hall of Fameのステージ。
ジェフ・ベックのロック殿堂入りを記念しての演奏らしい。

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左からジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ロン・ウッド、ジョー・ペリー、カーク・ハメット、フリー、ジェームズ・ヘッドフィールド。
中高年ギターヒーロー勢揃いの図。ほとんど日曜日の遊園地の「仮面ライダー全員集合」の様相。↓こんなの。
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しかしジミー・ペイジは年老いたな。髪、真っ白じゃないか。
この面々、どんな曲を演奏したのだろう。
はい、エアロスミスの「 train kept a rolling」です。

ボーカルはジェームズ・ヘッドフィールド(メタリカ)。
最初のソロはもちろん、この日殿堂入りを果たしたジェフ・ベック。うーん。なんかヘンなソロ。ひねりすぎ。この曲はペンタトニック一発で豪快に弾き倒すのが本道だと思う。
続いてのソロはメタリカのカーク。この人のギターソロのスピード感はすばらしい。高音部での伸びやかなフレージング、アタック感のある速弾き。
そして本家エアロスミスのジョー・ペリー。この人のソロが一番ロック気。
その間にも、小柄な体躯をカバーするためか頭を振り回しまくるレッチリ、フリー。

さて曲も最高潮、ジョー・ペリーに指名された最後のソロはもちろんこの人、ジミー・ペイジ!沸き立つ客席!さあロックの殿堂にふさわしい王者のソロを聞かせてくれ!!
・・・あれ?
弾かない?
ちょ、ちょっと!この大事な場面でそりゃないでしょう。おいおいおい。
ペイジがソロを弾かないので微妙な間が空くステージ。
ペイジの棒立ちぶりに「これはイカン!」と思ったのか、やにわにナナメ前方に突進するフリー。いい人だ。
が、見せ場を作ることもなくそのまま終了。意味不明に終わるフリーの突進。
ビジネスライクに曲を終える中高年ギターヒーローたち。

ああああ・・・。
どうしちゃったんでしょうペイジくん。
ひょっとしてもう指が動かなくなっちゃったんじゃあ。
あ、でもよく見たら2分45秒くらいのところからスタッフが後ろからギターをいじくっている。
機材トラブルかも。
そ、そうだよな。まさかこの場面でソロが弾けないなんて、そんなことはありえないよな。機材トラブルに決まってるよな。そうに違いないよな。
でもペイジくんだからなぁ。ひょっとして・・・。

追記
どうもペイジくん、ちゃんとリフを弾いていない疑惑が。
6弦3フレットあたりを4分音符でピッキングしてるだけなんじゃぁ・・・。

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2009年5月18日 (月)

三宅伸治、ラストワルツ

きのう三宅伸治のライブを見てきた。
郡山のラストワルツ。移転・再オープン記念ライブ。
旧丸井裏の、もともとバンブーンというエスニックの店があった地下のスペースだ。

地下へ降りる入口にはRCのシングル「ステップ!」のジャケットが貼ってある。
店に降りると、ステージの後ろには清志郎の、RCの写真が飾ってある。
マスターのIさんも清志郎の死を悼んでいるんだろう。
しかしこの環境、三宅氏はだいじょうぶなんだろうか。

ライブが始まる。
移転前のコンクリート打ちっ放しのアーバンな雰囲気とは正反対に、オーガニックでやさしい雰囲気の店だ。
三宅の声が響き渡る。
途中で後ろを振り返り、清志郎の写真を見つめて「・・・ボスが見てます」と微笑む。
なんかもう、その笑顔を見ているだけでじんと来る。

清志郎の話を交えながら、いつものセットリストで行くんだろうな。
そう思っていたが、RCや清志郎(と三宅の共作)も交えてステージは進む。
ラグタイムバージョンの「君が僕を知ってる」。君にだけわかる言葉。OH!BABY。デイ・ドリーム・ビリーバー。
しかしOH!BABYは不思議なコード進行だ。メロディーメーカーとしての清志郎の秀逸さを再認識。
それ以外にも、ディランのIf not for youのカバーをやったり。
相変わらず多彩。曲も多彩だし、楽器も多彩。ドラムマシンを入れてディストーション・ギターを弾いたり、アコギでしっとりと聞かせたり。多彩なんだけど、三宅伸治のテイストでうまくまとまっている。
「月がかっこいい」で盛り上がったあと、次の曲ではなんと、ギターを弾きながら店の外に出て行ってしまう。喜んで付いていくわれわれ。店の外で大いに盛り上がり、弾きながらまたステージに戻っていく。カッコイイ。大いに盛り上がったあと、最後は「雨上がりの夜空に」を客と大合唱。

そうだよな。こうでなくっちゃ。
くよくよしたってしょうがない。清志郎のいちばん近くでプレイしてきた男が、ここまで豪快にロックンロールを弾くんだ。からっと行こう。立ち上がって前に進むんだ。

そう言うメッセージを、三宅のライブから受け取った気がする。
サンキュー三宅伸治。
打ち上げを楽しみにしていたんだけど、Iさんによれば、今はまだファンと話ができる状態じゃないんだそう。機材を片付けてそのまま宿に引き上げたらしい。
それもよし。
いいライブだった。三宅伸治という男の魅力がまたひとつ輝いた夜でした。

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2009年5月13日 (水)

青山ROCK'N ROLL SHOW'09.05.09

忌野清志郎の葬儀式。大勢の人がブログで取り上げている。参列者は43000人。美空ひばりを上回ったそうだ。
たしかにすごい人出だった。
ぼくは11時くらいに現地に着いたが、その時点で長蛇の列。あとからあとから、途切れなく列が伸び続ける。
なんだか3年前の荒吐の入場みたいだ。あのときも清志郎が出たっけ。
そんなことを思いながら、妻とふたりじっと待ち続ける。気温は上がり続け、行列は進まない。それでも大きな混乱はない。みな紳士的にじっと待ち続けている。
やがて行列が少しずつ進み、青山斎場に入る。
マスコミの飛ばす低空ヘリの音がうるさくて聞こえづらいが、清志郎の歌声がかすかに聞こえ始める。
会場に入ると、巨大なヒトハタウサギのバルーン。

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斎場の敷地に入ってからもディズニーランド式に行列が折り返して、なかなか進まない。
黒いドレスで高価そうな花束を抱え泣きじゃくっている一団は、ファンクラブだろうか。
斎場の敷地に入ると、不思議に暑さを感じない。外よりも人口密度は高まっているはずなのに。

われわれも係の人に花束を渡し、さらに行列に並んで会場に入る。
泣くつもりはなかった。
遺品を見たとたん、嗚咽がこみ上げてきた。
映像でもよく見かけた改造テレキャス。
愛用の自転車オレンジ号。オレンジのアンプ。そして清志郎のステージに置いてあった人形。
傍らには、ここ最近のステージで登場していたマント係が。
清志郎の愛用のマントを片手に、じっと立ち尽くしていた。
ああ、清志郎の肉体は、あの最高のロックンローラーの体は、いま目の前の小さな骨壺に入っている。
そう思った瞬間、涙があふれてきた。

何とか正気が保たれているうちに、と、お祈りの言葉をつぶやく。
bonziさんとfragisさんからのお別れも伝える。
外に出ると、ヒトハタウサギの足下にポスターが飾ってあるのが目に付いた。

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いけないルージュマジック。レザーシャープ。タイマーズ。みなよく憶えている。
そしてタイマーズのヘルメットが。

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あああ。
タイマーズのヘルメット。
あのサヨク風のスタイルにあこがれて、ぼくも当時組んでいたバンドでヘルメットをかぶったんだ。
スプレーで黒く塗ったヘルメットとジョンレノン風の丸いサングラス。
ヒットスタジオで「東京エフエム、腐ったラジオ」と歌ったヘルメット。
デイドリーム・ビリーバーのシングル盤のジャケットのヘルメット。
主を失ったヘルメットは、こたつの上で寂しそうだった。
何とも言えない気持ちがこみ上げてきて、胸が潰れそうだった。

献花も済ませた。お別れも済ませた。でもとても立ち去る気持ちになれず、ずっとヒトハタウサギの足下で立ち尽くしていた。会場から流れるヒット曲の数々。君が僕を知ってる、デイドリームビリーバー、ダーリン・ミシン・・・。
だんだん立ち止まっている人数が多くなり、係員にせき立てられて会場を後にした。

あれから4日が経った。
けど、気持ちの整理なんてつきやしない。
気がつくと清志郎のことを考えている。初めてRCの曲を聞いた時のこと。新譜のカセットテープを買ったらオマケでイヤリングが付いてきたこと。5分刈り頭でそれを付けて歩いていたら笑われたこと。でもすごく強くなった気がしたこと。煙草を吸いながらRCの曲を聞き続けていた時のこと。
レザーシャープやRC後期のころのこと。

ジョギングをしていたら、いきなり涙がこみ上げてきた。
同僚と会話していたら、突然泣きそうになった。
どうしたんだオレ。

少しずつ、少しずつ、日常に帰って行かなきゃ。
変えられないものを受け入れる落ち着きを。

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2009年5月 9日 (土)

清志郎の葬儀式に行ってきた

忌野清志郎の葬儀式に行ってきた。
清志郎の曲ががんがん流れる、いい式だった。
詳しくは、明日。
泣くつもりはなかったけどやっぱり号泣してしまった。
あの偉大な男が行ってしまったなんて。

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