2015年8月13日 (木)

フー・ファイターズ、デイヴ・グロールの精神性

フジロック2015、楽しかった。
色んなバンドを見た。山の緑と開放的なフジロックの空気を味わった。
が、中でも感銘を受けたのはフー・ファイターズとギター・パンダだ。
今回はフー・ファイターズについて書いておきたい。

フー・ファイターズは、言わずと知れたアメリカを代表するロックバンドのひとつである。
フロントマンであるデイヴ・グロールは6月12日、スウェーデンのステージで演奏中に転落。右足を骨折する大けがを負った。
その際もライブを中断せず、ギブスを装着してライブを完了したことが話題になっている。

フー・ファイターズのデイブ・グロールがライブ中に骨折!→ライブ強行してロックすぎる - ハードワーカーズ

それから一月半。フジロック前のライブでは特製の車いす(というか専用フロート、山車)に乗って座ったままライブをしていたという。

7月24日(金)、グリーンステージ。ぼくはモッシュピットにいた。フーファイのセッティングの様子がよく見えた。例の専用フロートも見えた。やはりケガは完治していなかったか。
まあ、仕方がない。車いすに乗った状態では、激しいライブを期待する方がムチャというものだ。ミドルテンポやスローナンバー中心の落ち着いたライブになるだろう。
そう思いながら、ぼくはグリーンのモッシュピットでデイヴ・グロールに思いをはせていた。元ニルヴァーナのドラマー。現フーファイのギター兼ボーカル、フロントマン。
世界一有名で短命な伝説バンドの生き残り。暗いイメージを払拭してのフーファイでの再起。

そんな思いは、不意に鳴り響いた甲高い絶叫でさえぎられた。
フーファイのロゴが記された巨大垂れ幕。その向こう側でデイヴ・グロールが絶叫しているのだ。次の瞬間、垂れ幕が落ち、1曲目が始まった。Everlong。

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特製フロートに乗ったデイヴ・グロールがシャウトする。バンドの演奏もいきなりのハイテンションだ。
モッシュピットは熱く盛り上がる。トシのせいで最前列付近がきつくなってきたためやや後方に下がるが、それでもステージとファンのやけどしそうな熱さが伝わってくる。
で、2曲目。モンキー・レンチ。
もう会場は大沸騰ですよ大沸騰。骨折?車いす?関係ない。フー・ファイターズのステージはこんなにも熱いものかという、最高のテンション。
その後もたたみかけるようにヒットナンバーを繰り広げる。途中でデイヴ・グロールのフロートが、モッシュピットまで延びた特設の花道に進むとファンは大きな歓声で応える。

このバンド、なんかとっても仲がよさそう。
ドラムの人はなぜか「ソニーは、ハイビジョン」と書いた青いはっぴを着てうれしそうにドラムを叩いている。電器店の人ですかあんたわ。
眉の太いギターの人も、終始にこにこにこにこしている。ちなみにメンバー紹介の時にみんな好きな曲をちょっとずつ弾いたんだけど、この人だけにこにこしながら自分のほっぺたをひっぱたいて終わり。いや、いい人だわ。
て言うか、デイヴ・グロールは照明を背負ったフロートに乗って演奏しているんで、バンドメンバーとの演奏中のアイコンタクトはいっさいできない。にもかかわらず、どの曲もタイミングはばっちりである。完璧に息の合った演奏である。どんだけ練習しているんだこのバンド。

演奏もさることながら、デイヴ・グロールのMCには参った。
途中「ある男の話をしよう」と言って、弾き語りで自分の骨折物語を歌い出した。
ステージから転落する映像。真っ二つに折れた足の骨のレントゲン写真。受傷直後は足の骨が飛び出していたと語る。うげげ。
それでもステージを中断せず、ドクターに足の骨をおさえてもらいながら演奏を続けたそうだ。その写真もスライドショーで流れる。
こういった一連の流れをおもしろおかしく話すデイヴ。フロアも大爆笑。

でもね。ぼくは思うんですよ。
たとえばぼくは去年、腰痛がひどくて2,3日仕事を休んだのね。腰が痛いだけでトイレにも行けない、仕事にも行けない、ベッドの上でうんうん言っている以外のことはいっさいできなかった。
何より、予定していた仕事をすべてドタキャンせざるを得ず、すごく落ち込んだ。メンタルがだだ下がりだった。
たかがサラリーマンのワタクシでさえこの有様なんだから、数百人のスタッフを抱え、数億円規模のビジネスをしているロックスターがどれだけ混乱したことか。
少なくとも、ノーテンキな気分ではいられなかったはずだ。足が治らなかったらどうしよう。立てなくなったらどうしよう。そんな不安もあったはずだ。でもデイヴ・グロールはそんな様子はみじんも見せずに、自分のケガをひょうひょうとユーモラスに語る。
そして子どもみたいなへたくそな絵を見せながら、病床で特製フロートの構想を練ったことを語る。

アニメのセリフじゃないけど、かっこいいとは、こういうことさ。

自分が歌うのは自分のため、ファンのため、そして何より、自分についてきてくれているスタッフのため。
そうまとめて、彼は次の曲に移っていった。いや、かっこいい。ほんとかっこいい。

ライブは最高。そして、デイヴ・グロールといういかしたアニキと語り合ったような、そんな気分でステージを見終わった。
彼の陽気でひょうきんな態度は、一見軽々しく見える。でもその下には焼けるような真剣さがある。
(どっかで聞いたセリフだな)
痛いこと、つらいことをユーモアに変えて話す彼。その裏側に、肉体のダメージなんかにオレの精神性は左右されないんだ。足が折れようと車いすに乗ろうとオレはオレのロックンロールを生きるんだ。
そういう、確かな意志を見た。

腰が痛いくらいでびいびい言っていた自分が恥ずかしくなりましたよ。

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2015年7月22日 (水)

フジロック2015が近いぜ

行けることになりましたフジロック!やった!
仕事の都合その他でギリギリまで不透明だったフジロック参加。
土壇場で参加決定。yoo-hoo!
前夜祭は行けないけれど、金、土、日の3日間、フルで楽しんできます。

今年のカオル的メインはもちろんフー・ファイターズ。
来日自体、そうとう珍しいんじゃないだろうか。
あのニルヴァーナのドラマーとしてキャリアをスタートしたデイヴ・グロールは、いまやトータルセール2000万枚、グラミー賞11回の堂々たるアニキ系ロックの第一人者である。
ニューアルバムもチェックしておかなくっちゃね。ああ楽しみ。
そう言えば6月のライブで骨折のアクシデントに見舞われたデイヴ。
最近のライブはスペシャルな椅子で登場していたっけ。

しかしロック・スターというのも因果な商売である。骨折しても休めないとは。
苗場ではぜひ元気いっぱいのステージを見たいものである。

初日はアウル・シティ、チャボバンド、キティ・デイジー&ルイス、モーター・ヘッド、フーファイで終わりかな。現地到着は午後になるし。
二日目はグリム・スパンキー、あとは奥地でまったり。あ、ハンバートハンバートは忘れちゃ行けない。
三日目も奥地でまったりしつつ、15:20からヘヴンでシナロケ、16:10からホワイトで大橋トリオ、17:10からヘヴンでブルース大会、体力が残っていればライアン・アダムズ、RIDE。
さて、体力が持つかどうか。
ここんところフェスは腰痛対策で終わるからなー。
無理せず体力温存で楽しむことにします。

…おっと忘れちゃ行けないギターパンダ!
オフィシャルHPのライブスケジュールでもフジロック参加が確認できます。
http://guitarpanda.net/schedule/index.php
楽しみだぜ!

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2015年6月17日 (水)

ロックフェスは進化しているのか

今年もフジロックの季節がやってきた。
2015年フジロックのメインは、もちろんフー・ファイターズである。
ほかにはMUSE、モーター・ヘッド、ライド、ジョニー・マー、ノエル・ギャラガーなどのラインナップが勢ぞろい。
が。
どうも小粒感が否めない。
フジロックのウィキペディアを見てみると、例えば10年前の2005年はフーファイ、ファットボーイ・スリム、ニュー・オーダー、コープレ、ダイナソー・ジュニア、ビーチ・ボーイズ、モービーなどそうそうたるラインナップだった。チケットもソールドアウトを記録している。
ここ数年は動員数に限りが出ており、昨年は10万人台と、最近の中では低調だった。チケットのソールドアウトも、そういえばあまり聞かなくなった。

フジロックはパワーを失っているのだろうか。

一方のサマソニはマニックス、ジョンスペ、ファレル・ウィリアムズ、ケミブラ、マリリンマンソン、きゃりーぱみゅぱみゅ、ベビーメタルなど、相変わらずのきらびやかなラインナップである。よく言えば豪華絢爛、悪く言えばJ-POPからゴスまで節操のない、雑多なショーケースだ。
またフェス全体を見れば、東京圏を中心に日本中にフェスが増えている。

ぼくは、フェス文化の裾野が広がる中、先進的なフェスは次第に深まりを見せているんだと思う。
サマソニは話題性・意外性・集客性を中心にしたラインナップで、常に時代の最前線たらんとするのがコンセプトのように思う。王道路線、少年ジャンプ的とでも言おうか。
またたとえば荒吐は、ミュージシャン同士の共演という新しいジャンルを開拓している。色んなバンドのミュージシャンが一夜限りのセッション、競演を繰り広げるのはフェスならではのオリジナルな企画だ。

一方でフジロックは、どんどんレイドバックの方向に進化しているように見える。
フジロックは過酷なフェスだ。通常のライブや都市型ロックフェスと同じ考えで来たファンが、不満を持ち帰ってもつまらない。
あえてミーハー人気、話題作り的なラインナップは避ける。フジロックのコンセプトに合致したアーティストと、フジロックのコンセプトを理解したファンに来てもらいたい。
そんな風に思える。
きゃりーぱみゅぱみゅやパフューム、ももクロは、たぶんフジに出ることはないだろう。
大量集客路線とはちがう、フジのコンセプトに理解、賛同してくれるファンとアーティストで楽しみたい、そんな方向性をフジロックは目指しているのではないだろうか。

ぼくはそれでいいと思う。フジロックに集うファンは、フジロック自体を楽しみに来ている。数日間だけ開かれる、苗場のロックの国に惹かれて集まる。アーティストはたいせつな要素だけど、それがすべてじゃない。
ツウな方向、地味な方向でもいいんじゃないか。結果的に最盛期より動員数が落ちても、クオリティが高ければいいんじゃないか。
バンドと同じで、結局のところクオリティの高いもの、オリジナリティのあるものが歴史に残るんだよね。
がんばれフジロック!

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2015年3月21日 (土)

フジロック2015、続々アーティスト発表

フジロックの出演アーティストが続々発表になっている。
今年はスゴいぞ。

LINE UP|FUJI ROCK FESTIVAL '15|フジロックフェスティバル '15

フー・ファイターズ。MUSE。モーターヘッド。ハッピーマンデイズ。ジョニー・マー。キティー・デイジー&ルイス。オブ・モンスターズ。奥田民生。岡村靖幸。ライド。トッド・ラングレン。ウィルコ・ジョンソン。

フーファイ、モーターヘッドとキティー・デイジー&ルイスだけでもお腹いっぱい。
オブ・モンスターズは例の「リトル・トークス」のかけ声「ヘイ!」で盛り上がることまちがいなし。
このバンド、いいんだわ。哀愁を帯びた北欧フォークサウンド。
メンバーのルックスがイケてないのもポイントが高い。こういうフツーのオッチャンバンドって大好きです。
今年のフジロックはイケない可能性が高いけど、こうしてラインナップを見ているだけでも楽しい。
オブ・モンスターズはきっとまたホワイトだろうな。晴天より曇天が似合うだろうな。
フーファイは雨の中でトリをつとめてほしい。
寒い苗場の夜、踊り狂うファンの身体から沸き立つ湯気が見えるだろう。
ウィルコはレッドマーキーの夜を盛り上げるだろう。ゲストに鮎川誠が出てきたらみんな大喜びだろうな。

目を閉じてそんなことを考えていると、苗場にいるような気になるから不思議なものだ。
大トリはもちろんフーファイ、その裏のホワイトで先にモーターヘッドが始まっている。
フーファイのステージ中盤から、モーターヘッドを見終えた客がなだれ込んできてさらに盛り上がる。
ああ行きたいなフジロック。

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2015年2月21日 (土)

久しぶりの更新

すみません、ここんところゼンゼンブログを更新していませんでした。
なんだかもうあり得ないくらいに仕事が忙しくて、時間もメンタルも余裕なし。
決してブログをやめてしまったワケではありません。ただちょっと更新頻度は落ちそうです。
どうかご容赦くださいませませ。

年が明けて、ロックフェス情報がどんどん増えてきています。
いつの間にか荒吐は出演アーティストがほぼ出そろっているし。今年はSpitzですよスピッツ。行きたいなー。
フジロックはライドにモーターヘッドにフー・ファイターズ、ハピマン、ジョニー・マー、トッド・ラングレンと超豪華メンバー。
サマソニはケミブラ、ファレル・ウィリアムズ、プロディジーとこれまた豪華絢爛ラインナップ。
いや、これはもう行きたい。行くしかない。

…が。
今年はたぶん、どれも行けなそう。
まあ、生活の変化の一部だし。しゃあないね。

てなことで、またこれからぼちぼちブログも更新していきます。
最近はAA活動も頻度が減っていますが、ソブラエティやアルコール依存症についても書いていきます。
あらためて、今年もよろしくお願いします。

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2014年8月 8日 (金)

フジロック2014レポート番外編、腰痛持ちのためのフジロック攻略法

フジロックは年輪を重ね、ますますフェスとしての厚みを増している。
その一方で、ファンも高齢化を免れない。自分を含め、腰痛持ちも多いはずである。
そんな腰痛持ちフジロックファンのため、きょうは腰を痛めないフジロック攻略法を考えたい。

腰痛の悪化要因はただ一つ。
腰の負担である。
が、人間が重力に逆らって直立歩行を行う以上、腰への負担は避けられない。
ある意味、ロックフェスは腰への集中ストレスみたいなもんである。踊って身体を上下動するだけで腰に負担がかかる。
フジロックはその上、長大な移動距離の負担が拍車をかける。
ではどうしたらいいのか。

まず、ステージを見るときの注意。
のらない。
気持ちは大いに高揚してもらって良いのだが、身体が高揚してはイカン。
腰への負担の少ない姿勢を保ち、ジャンプや踊りはナシ。乗るのはあくまで首から上だけにしよう。
拍手も下手にばんばん手を打つと腰に響く。
胸の前で両手の付け根を接し、蝶が羽ばたくようなやさしい拍手を心がけよう。
もちろん、モッシュに巻き込まれるような前方に出かけるなどもってのほかである。
客席中央から後方付近に位置し、やさしくステージを見守ろう。

大事なのは周囲のプレッシャーに負けないことである。
微動だにせず、首から上のみ小刻みに動かしてじっとステージを注視する姿はあきらかに周囲の眼からは異様に映るだろう。
しかしここで負けてはいけない。魂は熱く乗りつつ、ボディはクールに安静を保つのである。プレッシャーに負けてはじけてしまえば、あなたの腰が対価を支払うことになるのである。
だいじょうぶだ。あなたの熱いロック魂は、必ずやテージ上のアーティストに伝わっているはずである。

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ステージが終わると移動だ。
気をつけなければならないのは、ホワイト・グリーン間の通路である。ここには直径15センチほどの大きな石がゴロゴロ転がっている。これを下手に踏むと腰にグキッと来るのである。
大股、早足は避け、極力ゆっくり、小刻み歩行での移動を心がけるべし。
また、少しでも腰の鈍痛を感じたらただちに左右の草むらに移動して休憩を取ろう。
これをやると、ホワイト・グリーン間の移動に20分ほどかかる。かかるけれども仕方がない。肉体の若さはすでに過去のものとなったのである。
ムリをしてはダメだ。20分かかる自分を受け入れるしかないのである。
草むらにしゃがんで腰の鈍痛が治まるのをじっと待っているとすごくみじめで年老いた気持ちになる。ちょっと涙が出そうになる。が、めげてはいけない。
たいせつなのは肉体ではなく魂のありようなのである。うむ。

見れるステージの数。
起立してのライブは一日4ステージ、多くて5ステージを限界と心得るべし。
そして優先順位を考えるべし。ほんとうにはじけたいステージがあったら、その日の他のステージはすべて椅子見物に切り替えるくらいの腰の引けた心構えが必要だ。
腰痛持ちフジロッカーの最大のミッションは、

腰を痛めずに全日程を持ちこたえること。月曜の仕事に無理なく復帰できること。

これにつきる。
え?
そんなんで楽しいのかって?
大人には大人の楽しみ方があるんだよ。ふん(負け惜しみ)。

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2014年8月 6日 (水)

フジロックレポートその3、ウォーターボーイズ!

フジロック2日目。
ぼくにとっては、この日がメインである。
何せウォーターボーイズが出るのだ。
ウォーターボーイズですよウォーターボーイズ。マイク・スコット率いる、あのみずみずしくリリカルな唯一無二のサウンドを繰り出すウォーターボーイズ。
腰痛にビビりつつフジに足を運んだのは、このバンドを見るためなのである。

と言うことでフジロック2日目、ウォーターボーイズの出るグリーンステージに行った。
案の定、モッシュピットは人が少ない。開演15分ほど前に到着したが、余裕で前から5列目を確保。前に行けたのは良いが、盛り上がるかすごく不安。
それでも開演が近づくにつれて人が集まり、歓声の上がる中、ステージが始まった。
バンドのメンバーはベース、キーボード、ドラム、そしてバイオリン。加えてギター・ボーカルがマイク・スコットだ。
一曲目はなんと、名曲中の名曲、ホール・オブ・ザ・ムーン。
まさかこれで始まるとは。

以下、set list。(emicom ブログより転載させていただきました)
01 The Whole of the Moon
02 We Will Not Be Lovers
03 Still A Freak
04 The Pan Within
05 The Raggle Taggle Gypsy ([traditional] cover)
06 Mad As The Mist And Snow
07 Glastonbury Song
08 Fisherman's Blues

名アルバム「This is the sea」からはこれまた名曲のパン・ウィジン。締めはフィッシャーマンズ・ブルース。
この3曲が聴けただけでも感涙もの。
マイク・スコットは昔のイメージ通り、ぼさぼさの髪に分厚い唇。55歳と年輪を重ね、眼鏡もかけた。
けれど、思索的な雰囲気と強い意志を感じる。昔のアルバムジャケットから想像した雰囲気そのままだ。
パン・ウィジンもフィッシャーマンズ・ブルースも、もの悲しさと同時に、人生に立ち向かう強い意志を感じる。
力強く歌い、ギターをかき鳴らすマイク。それに応えるファンたち。
パティ・スミスのときもそうだったけれど、フジロックのステージは特別な何かがある。ウォーターボーイズのライブもパティと同じサムシングを感じた。
55歳のマイク・スコットは少年の心性のみずみずしさと大人の円熟味の両方をかもし出していた。
5曲目ではよく分からない仮面のショーを挟み、ラストでは客と一緒にくるりとターンをするマイク。
また来日して欲しいものです。

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2014年8月 5日 (火)

フジロック2014レポートその2

前夜祭から一晩明けて、フジロック初日。
ことしは出演アーティストも地味だし、人が少ないんじゃないかと危惧していた。
が、予想に反して人はいっぱい。いつものように、グリーン後方はカラフルなシートやチェアで埋め尽くされている。

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これがフジロックだ。ホッとする。

この日はザ・ルミニアーズのライブから見始める。
マムフォード・アンド・ザ・サンの二番手というか、同じ系のバンドである。が、チェロを入れたりしてマムフォードとは差別化を図っているようだ。
メンバーが、とにかく元気が良い。
ピアノの人はアップライトピアノの上に乗って踊り出すし、ドラムも前に来てバスドラを踏み、シンバルを殴る。
なんと言っても、楽曲が良い。
たぶんひげ面のボーカルギターのフロントマンがこのバンドの中心なんだろう。
トラッドフォークのテイストが強いが、バスドラがズンドバとなるあたりは四つ打ちぽくもあり、決して古くさくない。
どこか懐かしく、あたたかく、それでいて枯れていない元気の良さを感じる。
マムフォードが一段落しちゃった感があるので、ルミニアーズはこれからどんどん活躍して欲しいと思う。

さて、今回のフェスの目的はズバリ。

腰痛を悪化させないことである。


目的というとやや語弊があるんだけど、わが最大のミッションであることは疑いようがない。
腰痛を悪化させずにフジロックを乗り切り、月曜日からの仕事に復帰すること。これが最優先課題である。

なのでライブの見過ぎは良くない。何をしにフジロックに来ているのかという気もするが、とにかく見過ぎはダメだ。
と言うことで、ところ天国に移動。
ハイジカレーを食す。

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毎度のことながら美味しい。
ごくふつうの、家庭の味に近いカレーである。このふつうのカレーが、また何とも言えず良いんだな。

カレーを食べ、ところ天国で川遊びする若者を眺める。
ホワイトステージからの演奏が遠く聞こえる。空は晴れ。フジロックに来たんだなと、実感する。

気がつくと夕方になっている。
木漏れ日の中、ボードウォークを通ってヘブンステージへ移動。

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ROVO&システム7を見る。
アーシーで気持ちの良いサウンドだ。システム7はギターテクノという印象が強かったが、こうしてROVOとのコラボを聞くと、彼らが目指しているものはダンスミュージックではなくもっとコンテンポラリー・ミュージック的なものなんだなと思える。
コラボによってバンドの本質が見えてくるのは、何ともおもしろい。

さて、ROVO&システム7を中座して、大森靖子のステージへ移動。アヴァロンである。
知人から「いいからとにかく見ておけ!」とリコメンドいただいたアーティストである。事前情報はそれだけ。何となく、加藤登紀子っぽいフォークシンガーを予想していた。

アヴァロンの斜面に座っていると、突然右手から炊飯器を抱えた若い女性が現れた。
ゴスロリというか、妙なアイドルっぽい服装である。その女性、炊飯器を小脇に抱え、しゃもじでご飯をすくって周囲の客に配りはじめた。

あぶないオンナである。とっさに写真を撮る。

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離れようと思ったが、気がついたらすでに目が合っていた。刺激してはいけない。にっこり笑って手のひらにご飯を受け取る。睡眠剤とか混ぜてあるんじゃないかと一瞬疑うが、食べないわけにも行かない。ええい、ままよ。
むしゃむしゃとご飯を食べる。

なんとこの女性、大森靖子本人でした。パフォーマンスだったのね。
ステージ前方に待ち構えていたファンがあっという間に殺到。みなご飯をもらおうと手を差し出す。ご飯を配りながら登壇する大森靖子。うーむ。かなり意表を突いたオープニングである。

最初はよく分からない金髪の女性とデュエットを歌い、その後は大森靖子ひとりで弾き語り。
内容は、一言で言えば、青春のルサンチマンである。
男性の視点、女性の視点。視点を変えながらも、彼女が歌うのは一定して、都市部で生きる10代の心情だ。
歳の近いコンビニのバイト女性の視線が気になること。ガールフレンドとエッチなことをしたいこと。握手会や放射能といった、周囲をただよう言葉へのかすかな違和感。
自分がどうしたいのか分からないいらだち。何に閉じ込められているか分からないけど、いらだつ。息が詰まる。何かしたいのに何もできない。
そういったことを、ときにつぶやき、ときに絶叫し、大森靖子は語る。
詩的なセンスはとてもいい。いまルサンチマンを抱えている若者、かつてルサンチマンを抱えていたものにとって、彼女の言葉はリアリティを持って突き刺さる。
ギターをかき鳴らし中空に向かって絶叫する姿は、どこか遠藤ミチロウを彷彿とさせる。

40分ほどのステージは、あっという間に終わってしまった。
ときに軽やかに、ときに絶叫して歌う姿はとてもかっこよかった。
終了後、握手と撮影会を開いていた。大勢の若者たちが並んでいた。ぼくは並ばなかったけど、ふと見ると彼女は話しかけるファンにていねいに答え、いっしょに写真を撮っていた。
そう言えばCLASHが来日したとき、大勢のファンと何時間もかかって写真やサインに応えたっけ。
不器用で生きづらさを抱え、大行列のファンに応える大森は、どこかジョー・ストラマーに似ている気がする。

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2014年8月 4日 (月)

フジロック2014レポートその1

フジロックに行ってきました!
いやー楽しかったです。年に一度、数日間だけのロックの国。
今年も満喫してきました。
今年のレポートをしてみたいと思います。

前夜祭。
今回は自家用車ではなく新幹線で向かった。越後湯沢まで新幹線、駅から会場まではシャトルバス利用。
越後湯沢の駅構内はフジロック色一色。テンションが上がる。
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はじめてフジロックに参加したときと同じだ。あまりのシャトルバス待ちの長さに、二度と利用しまいと決めた記憶がよみがえってきた。
今回も長蛇の列を覚悟していたが、意外や意外。まったく列が並んでいない。越後湯沢着は夕方6時過ぎである。駅前のシャトルバス乗り場には十数人しか並んで折らず、すぐ来たバスに余裕で乗れた。
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この辺、今年はお客が少ないせいか、それとも混雑回避策を主催が打ち出してきたか。いずれにせよ良いことである。
着席して風景を眺めながら40分、会場に到着。
到着が19時過ぎと言うことで、苗場音頭は参加できず。
この日はDJ MAMEZUKAの音楽とキノコホテル、LUCHA VAVOOMを見て終了。

キノコホテルはここ数年人気が出てきたガールズバンドだと言うこと以外は、まったく知らなかった。
が、かなりエロっちい感じでした。
ボーカルの女性が露出度が高く、かつ最後数曲はキーボードの上に四つん這いになってセクスィーな動作を行うという、そんな感じ。
サウンドは、うーん、カオル的には今ひとつ好みに合いませんでした。元気はいいんだけど一本調子。ボーカルのセクスィーさ、お色気フューチャーを除けば、割とよくあるバンドサウンド。
まあ、好き嫌いだよね。

キャンドルジュンのすてきなキャンドルオブジェを見つつ、この日は終了。
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初日のレポートはまたあした。

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2014年7月24日 (木)

フジロック2014に

到着しないんじゃないかと気をもんでいたフジロックのチケットは、無事に到着しました。
いよいよ明日から苗場に行きます。
腰の具合は悪いけど、仕事も山ほど残しているけれど、年に一度の命の洗濯。
3日間、ロックの国に身も心もささげてきます。
腰が痛いなら痛いなりの楽しみ方をすれば良し。
フジロックという魔法の国を楽しんでくるのだ。

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