2024年10月5日、AA東北ラウンドアップ in マウント磐梯参加
少し古い話だが、久しぶりにAAの宿泊イベントに参加してきた。
2024年10月5日、その名も「東北ラウンドアップ in マウント磐梯」。
AA福島地区40周年を記念したイベントである。
仲間が集まり、一泊二日の期間で語り、体験を分かち合う。
ラウンドアップは何度も参加して勝手は分かっているつもりだった。
それを抜きにしても、とてもすばらしいイベントだった。
不安もあった。
ぼくはいま現在、AAのアクティブメンバーとはとても言えない状況だ。
ぼくが知っているメンバーも減っているし、ぼくのことを知っているメンバーも以前ほどは多くない。
宿泊のイベントで浮いてしまったらどうしようかとも思った。
でも結果的に、何の不安もなかった。
自分のAAメンバーとしてのアイデンティティ、大きな共同体の一員であることを再確認できた。
全国から150名以上のAAメンバーが集まった様子は、壮観のひと言だった。
そして仲間の語り。オールドタイマー、ニューカマー、関東、関西、東北、全国。
今回のテーマのひとつが、震災の苦境と、そこからの回復。
ぼくは震災のあとに福島を離れた。
けれど、福島の仲間たちの時間と経験は中断することなく、そのあとも今に至るまで連綿と続いている。
飲まない生き方を続け、伸ばし、新しい仲間の手助けをする。ミーティングを開き続け、グループを運営し、サービスを継続する。
その取り組みの中で、ほんとうにおおくの新しい仲間がソブラエティを得ることができていた。
それはほんとうにすごいことだし、その結果おおくの命が救われ、今を生きることができている。
そのことを、気負いなくおおくの仲間が「自分のため」と、淡々と続けている。続けることを続けている。
それをあらためて知ることができて、ほんとうによかった。月並みな表現だけど、感動した。
ぼくは正直、いまが苦しい。仕事の重圧に押しつぶされそうだし、休日もろくすっぽ取れない。
いまの仕事を辞めて福島に戻って、のんびりと仕事をしつつAA活動に力を入れたいという気持ちもある。
でもまず、いま自分が置かれている場所で、自分を必要としてくれている人たちのためにがんばろう。
今の職場の土台をしっかり作って、ぼく、あるいは他のだれかの個人的な献身に頼らずとも回る仕組みを作ろう。
ぼくにはAAがあり、そこにはいつでも帰ることができる。
だから今、自分に課せられている課題から逃げずに、しっかり取り組もう。
そんなことを考えながらラウンドアップを過ごした。
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