さよならEvernote
断捨離というわけじゃないけど、ここんとこ使わなくなったものやサービスを少しずつ整理している。
いちばん悩ましいのが音楽機材なんだけど、この辺はまたこんどあらためて触れたい。
今日はEvernoteを無料プランに戻した。
最近はほとんど使わなくなっていたし、いつの間にか移行していた有料プラン(パーソナルプランだったか)が年払い2万ほどかかっていると言うこともある。
昔保存したウェブ記事とかpdfとかもあるんだけど、おそらくもう使わない。
これがもう少し安ければ、そのままにしておいたんだけど。円安だし、2万は痛い。
Evernote、登場したときは画期的だった。
ウェブ記事、pdf、作成したさまざまな書類。
当時はクラウドという概念はまだなく、パソコンのローカルストレージにデータを保管するのが当たり前だった。
当然、たくさんたまれば閲覧性は悪くなるし、検索もしづらくなる。
それがネット上で、感覚的にはほぼ無限に、ファイルの種類にこだわらずになんでも保管できると言うのは魔法のサービスだった。
Evernoteが登場したのが2008年。
自分は2008年に何をしていたんだろう?
ブログを読み返してみる。
AAのこと、フジロックやサマソニのこと、Macのこと。DTMのこと。あとはランニングやスノーボードのこと。
ああ、いまとまったく変わっていない…………なんも進歩しとらん、オレ。
ま、まあそれはともかく。
あれから16年。
クラウドサービスは当たり前のものになり、無料のもの、OSと一体化したものなどさまざまなサービスが提供されはじめた。
そこにきてEvernoteの有料化、それもなかなかの値上げ。
ぼくのようなAppleユーザーは大半がiCloudサービスに入っている。
そして今どきは大半の人が、音楽や映画なんかのサブスクもたくさん加入している。
Evernoteの高い有料化を見て、ニーズの低下とweb関連に払えるお金の増加を考えれば、サービスから脱落する人は多いのではないだろうか。
スタートアップ時のクリエイターが、こんな状態をそのまま見ているとは思えない。
創業時の人たちはもう会社を売って、次のチャレンジに向かっているだろう。
てなわけで、一時はわが世の春を謳歌したEvernoteも今は昔。
何というか、時の流れを感じますね。
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