異様に寒いし風邪ひくし
日本海側の冬は寒い。
関東にいたころも、もちろん冬は寒かった。福島はもっと寒かった。アメリカ東海岸も極寒だった。
でも、体感的にはいまがいちばん寒い気がする。
理由はかんたん。住まいの風通しが良すぎるから。築50年は過ぎようというこの古いアパートに、断熱という概念はない。
どんなに暖房をガンガンつけても、室内温度は12度から上には上がらない。
あまりに酷使しすぎたせいか、エアコンはとうとう暖風を送らなくなってしまった(泣)。
いまはガスストーブとコタツ、そして重ね着だけが頼りである。
コタツから出ると一気に寒さが襲ってくるので、コタツから離れられない。
本を読むと、ページをめくる指がかじかむ。
寝るときは意を決して布団に潜るが、布団の中は氷のようである。
シャワーを浴びるたびに、ヒートショックで死ぬのではないかという予感が脳裏をよぎる。
ブルブルブルブル。
まあでも、ここに住んでいると四季の移り変わりがよく分かる。
冬が厳しい分、春の訪れはほんとうに輝かしい。木々も空も輝いているようだ。
いままでに住んだどの土地よりも、自然が身近にある。
とは言え、寒いのは耐えがたい。
ついに2日ほど前から風邪を引いた。いまどき面倒なのは、ただの風邪だと言うことを証明するために検査をしなくてはいけないことである。
さいわいPCRにてコロナは陰性。でも、だからといって風邪が治るわけじゃない。
「あったかくして、ゆっくり休んでくださいね」周りの人たちはみなそう言ってくれる。ありがたいことである。
しかしながら「あったかくして」というのがそもそも無理な環境なのである。
はやく春が来ないかな。
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