コロナ騒ぎの真ん中で
コロナウイルス、最初のころは「なんだか新しい病気が出てきたなあ。でも海の向こうの話だし、遠い話題だなあ」くらいの感覚だった。
が、気がつけばぼくたちの生活のど真ん中にコロナウイルスがいる。
コロナが真ん中で、みんなその渦の中心にぐるぐると振り回されている。
よろしくない。
感染症対策、だいじです。
自衛防衛、たいせつです。
外に遊びに行けないのも、まあしかたがない。
でも、こころまで閉じ込めてはいけない。
私たちのこころを、ウイルスごときに規定されてはいけない。
イマジネーションを縮ませるべきではない。
ティーンエイジャーだったころ、ぼくはいつもヘッドフォンをかぶって、布団の中で爆音でパンクロックを聴いていた。
ニューウェーブ、ノイズ、テクノ、ロックンロール、フォーク、何でも聴いた。
そこだけがぼくの居場所で、ほかに行くところもなければお金もなかった。
中小都市のパッとしない中学生の自分が大嫌いで、爆音で聴く音楽はその瞬間だけ、突けばはじけ飛ぶようなフラストレーションを忘れさせてくれた。
考えてみたら、当時といまの状況は大差ない。
音楽でも本でも映画でも何でもいい。
この世の中、優れた表現物は枚挙に暇がない。
煩わしかったら自分で作ってもいい。
ロックを聴いて、エレキギターをかき鳴らす。
コロナウイルスごときで、私たちのたいせつなイマジネーションをダウンさせてはいかんのです。
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