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2016年4月 7日 (木)

4人ミーティング

またまた久しぶりの更新。
今回は、ミーティングについて。
いつも二人ミーティングを繰り返しているマイホームグループだが、先日なんと、合計4人という快挙を成し遂げた。イェーイ!
しかし、二人ミーティングに慣れた身には、何かと調子が狂う。いつもBBの個人の物語の読み合わせをしているんだけど、案配が分からず一人で半分以上読んでしまう。
逆に、自分の話はキンチョーしてすぐに終わってしまう。
慣れている人はいいんだけど、初対面の人にはどうしても「不正確な発音や文法で、ちゃんと聞き取ってもらえていないんじゃないだろうか」という不安がつきまとう。
さらに、どうしても初対面の仲間の話は聞き取りにくい。
ミーティングでの話がつぶやき調になるのはどこの国も変らないようだ。で、モゴモゴしたつぶやき口調は、聞き取りが非常に厳しい。
また通常の二人ミーティングでは、相方がぼくに気兼ねしてゆっくりはっきりしゃべってくれる。難しい単語も避けてくれる。感謝である。
が、米国人4人のミーティングとなると、超スピードになって聞き取り率ががた落ちする。
ネイティブ同志の短く鋭いコミュニケーションは、ほとんど聞き取れない。

とは言え、人数が多いのはやはりうれしい。
このまま4人で定着してくれることを祈るばかりだ。聞き取りも、いずれ慣れるだろう。
肝心なのは中身なんだから、コミュニケーションばかりに気を回しすぎても仕方がない。
それにしても、米国版の個人の物語は非常におもしろい。女性のネイティブアメリカン、ゲイ、肝移植など、バラエティに富んでいる。
マイノリティならではの苦労もあるんだけど、葛藤を乗り越え、最終的には回復の道を歩き出す。
個人の物語のバリエーションが多いのは、とても良いことだと思う。社会全体で見れば、アルコール依存症というだけでマイノリティだ。そこからさらにマイノリティを生み出してはならない、どんな仲間もドロップアウトさせてはならないという、そういう意志を感じる。
各章とも短くて読みやすい。ミーティングでも使いやすい。
何よりも、ビッグブック本文にくらべたら格段に読みやすい、現代の平文で書いてあるのがうれしいです。

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コメント

なんだか楽しそうですね。
(*^-^)

投稿: k | 2016年4月 9日 (土) 11:48

kさん

4人ミーティングだと「大人数」という気がしてきました。
日本のホームグループもほぼ3人だったので、少人数なれしてしまった気が…(笑)。

投稿: カオル | 2016年4月10日 (日) 08:50

こうしている今も、世界のあちこちでミーティングが開かれてることを思って、その広がりにクラクラします。

投稿: ジャビー | 2016年4月10日 (日) 23:07

ジャビーさん

ぼくも同じです!ジャビーさんのコメントで「日本の仲間たちも、回復を目指して各地でミーティングを開いているんだな」と思って元気をもらえました。一人じゃない、世界中に仲間がいる。あらためてそう思いましたよ。ありがとう!

投稿: カオル | 2016年4月11日 (月) 19:55

昨日スポンシーさんとBBの前書き~再版にあたってなど、最初の部分を読み合わせしていました。個人の物語の抜き差しに関するとても細かい変更点の記述がありますが、まさに以下のことを言いたかったんだなと思いました。素敵なエントリありがとうございます。

「社会全体で見れば、アルコール依存症というだけでマイノリティだ。そこからさらにマイノリティを生み出してはならない、どんな仲間もドロップアウトさせてはならないという、そういう意志を感じる。」

投稿: kana | 2016年4月12日 (火) 12:30

kanaさん

ありがとうございます。
BBの読み合わせをしているとのこと、すばらしいです!きっと得るものは大きいと思います。
アメリカはマイノリティだらけの国です。セクシュアリティ、肌の色、社会階層、政治ポリシー、先祖の出身地、どれをとってもバラエティが多すぎて、とてもひとくくりにはできません。だからこそdiversity(多様性)を重んじるのでしょう。ちがっていて当たり前、ちがっていること自体に価値がある、という。
一方で私たち依存症者は、どうしてもちがい探しに走りがちです。ちがいを探すことで相手を下げて、自分の優位性や正当性を保ちたいという、安全の欲求が強いんでしょうね。それはきっと、アメリカの依存症者でも同じでしょう。
だからこそ、米国版BBでたくさんのマイノリティの個人の物語が掲載されているのは、「もういちどdiversityを思い出そう、みんなちがっていて当たり前なんだ、ちがっている中で、共通の体験、共通の問題を持つわれわれは、手をつなぎ合えるんだ」というメッセージの象徴に思えます。
路上のミュージシャン、弁護士、ゲイ、ネイティブアメリカン、多様な人たちの回復の物語が副読本ではなく「ビッグブック」の一部であることは、すばらしいと思います。

投稿: カオル | 2016年4月19日 (火) 03:09

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