英語をいかにして習得するか
さて、英語をいかにして習得するか。これが目下の懸案課題である。
いまやっている英語のトレーニングはいかのような感じ。
・iKnow!で語彙力強化。週6時間目安。毎日1時間やって、週1日はお休み。
・オンライン英会話を毎日一コマ(25分)。が、あまりできていない。月17回程度。
・週1回、夜間有料イングリッシュクラス。2時間半。今週からスタート。
・週2回、夜間無料イングリッシュクラス。1回2時間半。今週からスタート。
・リエゾン(音のつながり)学習のため「モゴモゴバスターズ」を週1回、30分から1時間。
イングリッシュクラスは宿題がきつい。授業時間以外に予習復習で2,3時間は取られる。
加えて、最近はじめたこととして
・1日最低3人に話しかける。
・会議やミーティングでは最低1回発現する。
これを心がけている。
…で、どのくらい効果があるのかというと。
分かりません。
でも、きのう久しぶりに話したとなりのセクションの人に「最初に来たときより英語うまくなったね」と言われたので、多少は良くなっているとは思う。
お世辞は言わないタイプの人なので、こういうことを言われるととてもうれしい。
英語のトレーニング、自分でも上に書き出してみて、ちょっとやりすぎかなと思う。日本の本社から持ってきた仕事に取り組む時間がゼンゼンない。ギターを弾く時間もないぞ。とほほ。
週2回の無料のイングリッシュクラスはとてもありがたいんだけど、続けるかどうか思案中。夜7時から始まるので、ちょうど渋滞ラッシュにつかまる。往復の時間が痛い。
加えて、レベル的にあわない気が。今さらbe動詞の活用や完了形を学ぶのも、まあ復習になって良いのかも知れないけれど、往復の時間などを考えるとちょっとどうなのかという気がする。クラスメイトはぼく以外はすべてヒスパニックで、授業中も休み時間もずーっと母国語(スペイン語)でおしゃべりしている。
有料クラスは割にレベルが高いが、こちらはこちらで、自由にスピーチをさせて文法や発音のミスがあれば、先生がすぐさまストップをかけて修正が入る形式だ。
実にしばしば話を停められる。萎縮しちゃってみな無口にならざるを得ない。
そう言えば、昔習ったピアノの先生がこんな感じだった。とにかくミスタッチの修正にキアイが入りすぎてて、音楽を奏でる楽しさみたいのはあまり感じられなかった。
うーん。
インプットはiknow!と有料イングリッシュクラスのみにして、アウトプットはオンライン英会話に集中すべきか。
オンライン英会話は、最初のころは知らない講師の方とSkypeで話すのがどうにも苦痛だったが、10回ほどやったらすっかり慣れた。講師がこちらのトークを引き出してくれるので、むちゃくちゃな文法や発音でものびのび話せる。
ただ、スクールに較べると最大のデメリット、つまり「自分で積極的に継続しないと、いつの間にかやらなくなってしまう」という点が心配だ。世の中の人のどれほど多くが、会費だけ払って英会話レッスンをまったくやっていないことか。
スポーツジム、英会話、ダイエット。世の中の大半のものごとが、自分で続けるのがむずかしい。その点では、英会話スクールは「スクールに行かなくちゃいけない。宿題をやらなくちゃいけない」という、縛りのメリットがある。
これだけやって、どれだけ英語力が延びるのかは、まさに神のみぞ知るである。
ただ一つ言えるのは、何のトレーニングもしなければ何も変わらない、ということだ。
アメリカに住んでいれば英語が話せる、聞ける、読める、書けるようになるというのは、完全に幻想である。
こちらにきて数年、あるいは数十年経ったという非アメリカ人と何人も話した。中にはネイティブとしか思えない人もいるが、多くは限定的なボキャブラリーと、矯正されていない強いなまりで何とか日々を過ごしているという印象だった。
もちろん、それで不自由がなければそれはそれでいいのだと思う。しかし、込み入った内容のこと、概念的なことだって話したい。アメリカ人同士の会話、独特の言い回しやイディオム、リエゾン多用でペラペラッとしか聞こえてこない会話にも切り込んでいきたい。
環境まかせで、「いつか自然にできるようになる」はあり得ない。
今の英語力では、ミーティングや話し合いで重要なポイントをつかみそこねるリスクが非常に高い。
可能な限り早く、英語力を高めていきたい。
先日、女性の同僚がペラペラっと何か言った。聞き取れない。ソーリー?またペラペラ。またまた聞き取れない。大事な内容かも知れない。聞き逃してはならない。あー、ソーリーソーリー、アゲイン、プリーズ?
「私はトイレに寄るから先に会議に行ってて、て言ってるの!!」
えー、こういうことは避けたいわけですよ。やっぱり。
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コメント
問題と取り組んでいるプロセスを拝見できて貴重です。
ミーティングでスピーカーすると、時間的なこともあって「底つきしたけど、今はうまくいってるよ」みたいな話になってしまう。すると、〝すぐ〟うまくいくものだと勘違いしてしまう仲間もいる。試行錯誤、悩んだり、もがいたり、努力したり、さぼったり、様々なプロセスがあって、結果がもたらされるまで時間が必要だということを、飲んでいる頃は、知りたくもなかった。以前コメントさせてもらった自分の、のたうちまわるような仕事上の未熟な問題は、日々の実践で取り組み中。逃げてないよ。カオルさんからも力もらってます。
投稿: ジャビー | 2016年2月 6日 (土) 00:16
ジャビーさん
ありがとうです。
そうなんです、飲まずに生きていけば、当然のようにつらいことやしんどいことは山のようにやってきます。これはもう、何歳になっても起こります。
それを飲まずにどう乗り越えていくか、苦痛を成長の種に変えていけるかがたいせつなんだと思います。
言葉のうまく通じない国で暮らしていくのは予想以上にたいへんです。ぼくもジャビーさんから力をもらいました。
ありがとう!
投稿: カオル | 2016年2月 6日 (土) 01:15