新年明けまして
ブログの更新が遅くなりました。
気がつけば2016年。新しい一年がはじまりました。
すっかり更新頻度が落ちている当ブログですが、今年もボチボチペースで続けていくつもりです。
読んでくださっている方、今年もどうぞよろしくお願いします。
渡米して3ヶ月が経った。
少しずつ、ほんとうに少しずつ周りが見えてきた。
職場のこと、生活環境のこと。
ぼくは当初、自分の職場の大半はアメリカ人だとばかり思っていた。
アメリカ生まれの生粋のアメリカ人が、職場を仕切っているのだと。
ところが、案外そうでもないと言うことが分かってきた。
先日、職場のクリスマスランチパーティがあった。
うちの社は、夜に飲み会だの食事会だのはやらない。ていうか、外食はエライ高くつくのでみなあまりやりたがらないのだと思う。
ぼくもパーティに参加した。周囲は若手の白人ばかりだ。どうせみなペラペラペラペラ高速英語をしゃべるのだろうと想像すると、それだけで気が重かった。
ところが、隣に座った若者は、なんとイランから来たという。前に座ったきれいな女の子はスペインが母国だ。まわりの話を良く聞いていると、生粋のアメリカ人は数えるほどしかいなかった。
別の女の子がずーっと下を向いてiPhoneをいじっていたので、英語の苦手な非アメリカ人だと思って話しかけたら、なんとフロリダ生まれのアメリカ人だった。
こうなると、誰がどの国籍かなんてほとんど分からない。分からないというか、そこにこだわるのはあまりいい意味がない。
みんなペラペラ英語をしゃべるのも、それぞれが母国語で話していたら話にならないから、共通言語を使っているに過ぎない。
誰だって苦労して外国の言葉なんて覚えたくない。覚えたくないけど、それが使えないと日常生活も仕事もままならないから、がんばって使えるようにしているのである。
そう気がついたら、すこーし気持ちがラクになった。
スタートラインはみな同じ。や、もちろんアルファベットを使う国の人はアドバンテージがあるだろう。カナダ人みたいに、もとからフランス語と英語のバイリンガルなんていううらやましい人もいる。でも、大多数はカタコトからはじまって、苦労しながら外国の職場に適応していくのである。
千里の道も一歩から。いきなり英語ができるようにはならない。
地道な積み重ねが最終的には良いアウトカムにつながる。そう、酒をやめるのと一緒だ。
焦らず、キレず、周囲をうらやまず(うらやましいけど)。
自分のやるべきこと、やれることをやっていくのだ。
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