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2015年7月 6日 (月)

飲酒夢2015

再飲酒する夢を見た。
いままでとはちょっとちがうパターンだ。
今回、ぼくは飲酒しているのをどうにか家族には知られないでいる。
が、朝イチで飲んだ酒が昼過ぎに切れてきた。どうしても飲みたい。身体がイラついてくる。渇望、あのどうしようもない酒を飲みたいという渇き、身もだえするほどの渇きが身をさいなむ。
休日で、とくに出かける用事もない。何か適当な用事を作って酒を買いに行かなければ。でもウソの用事を考えるだけで罪悪感が襲ってくる。酒なんて飲みたくない。家族をだましたくない。でも酒が切れてきたあの感覚はどうしようもなくぼくを落ち着かなくさせる。
これ以上酒が切れるかと思うと、それだけで不安と恐怖がおそってくる。
自分の考えが半分に引き裂かれる。適当な理由を作って酒を買いに行く算段を考えながら、同時にそのことに対してひどい罪悪感と嫌悪感を抱いている。
さらに、嘘がばれたらどうしようという強い不安を感じる。
恐怖、罪悪感、不安、苛立ち。ネガティブな感情が幾重にも交錯してのしかかってくる。
やがて家族に、何食わぬ顔で散歩に出かけてくる、と言いかけたところで目が覚めた。

やれやれ。
ひどいアル中だと自分でも思う。
酒をやめて十数年、酒が切れてきたときの不快な感覚をこんなにありありと、リアルに思い出せるなんてね。
じっさい、こんな場面は何度もあった。何度も何度も、家族を傷つけ、嘘をつき、酒を飲み続けてきた。
酒の問題を指摘されると、言った相手に責任を転嫁した。
そのたびに父も、母も、兄弟も、妻も、とても悲しそうな表情だったことを憶えている。

かつてそういう苦痛を周囲に何度も与えてきたんだと言うことを、飲酒夢を見るたびに思い出す。
不快な夢だけど、自分の原点を思い返すためには必要なのかも知れない。
もう二度とあんな暮らしに戻るのはゴメンだ。

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コメント

最近、仕事やプライベートのお付き合いで良く飲み屋やバー、スナックに行くようになりました。
プロの人達って凄いですね。
お酒を売る、飲ませるプロだと思ってたんですが、実はリラックスして楽しめる場と時間を提供するプロなんですな。

アルコールは飲まないと言えば、アルコールなしで楽しませてくれますね。
バーだと、そんな人達のためにノンアルコール・カクテルがあるし(まあジュースですな)アルコールを抜いて作ってもくれますね。
モヒートって飲んだ事無かったし、これからも飲まなだろな、と思っていたのですがバーテンさんが「ラム抜きで作れますよ」と言って作ってくれました。
レシピは異なるけどラム入りと雰囲気は同じで、その場を盛り上げてくれました。
まあ、誰にでもお勧めはしないけどお酒を飲む人との付き合いも(相手によるけど)楽しいもんですなあ~。
(いやな人とは行きたくないけどね…)

投稿: k | 2015年7月12日 (日) 10:45

kさん

ぼくたちAAメンバーが驚くのは、飲み屋さんは「雰囲気や会話を楽しむもの」で、お酒は「味を楽しむもの」という衝撃の事実です。
ぼくは、酒は酩酊するため胃に流し込むもの、飲み屋さんはそれを提供する、酩酊させる場所だと思っていました。
酒をやめて初めて、ノンアルコホリクとの認識の落差に気がつきましたよ。
(;´д`)トホホ…

投稿: カオル | 2015年7月16日 (木) 07:06

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