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2015年4月 5日 (日)

あるグループの終わり

何ごとも始まりがあれば終わりがある。
AAグループだってそうだ。グループの誕生もあれば、同じグループが解散することもある。
先日、故郷のあるAAグループが解散を迎えた。詳細は分からない。何らかの理由でグループを存続することが難しくなったのだと推測するしかない。
残念に思う反面、解散するという決断を下したメンバーに敬意を表したい。や、解散が喜ばしいってことじゃない、もちろん。
色んなグループを見てきたけど、解散の潮時を逃したとしか思えないグループもあった。
それよりはグループを一端解散して、個々のメンバーが次のステップに踏み出せるようにした方がいい場合もある。

AAがグループを作るのは、もちろん自分が回復し続け、新しい仲間に回復を手渡すためだ。そのためのグループである。けど、いつの間にか目的と手段が入れ替わり、グループの存続それ自体が目標になってしまうことがある。
暗い顔をした古参メンバーがぴりぴりした雰囲気でミーティングを仕切っているような状況では、新しい仲間も増えないし、回復のメッセージも運べない。

もちろん、何が正解かは分からない。分からないけれど、メンバー、あるいはグループが自分の信じた神の配慮にゆだねた結果、解散すると決めたのならそれは正解だと思う。


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最後のミーティングには多くの仲間が集まった。
ぼくと同じように、県外から駆けつけた仲間も多かった。
大勢の人に愛されたグループだったんだな、と思う。
このグループの第1回ミーティングに参加したのがつい昨日のようだ。約12年前のことだ。ぼくはまだ独身だったっけ。最初のスポンサーとともに、ケーキを持参してミーティングに行ったのを憶えている。
暗い蛍光灯、すきま風の入る木造の教会。きしむ木板。ビッグブックと12ステップに忠実なグループを作ろうとした仲間たちは、そんな環境でも気概に燃えていた。

長い間、本当にお疲れさまでした。
あなたたちがどれほど真摯にグループを運営し、仲間のために心を砕いていたか、ぼくは知っています。
あなたたちのその姿勢は、きっと次の仲間に、そしてまた別の仲間に受け継がれていくでしょう。
もちろんあなたたち自身も、また次のグループで自身の回復を延ばし、新しい仲間の手助けをしていくことと信じています。
また会いましょう。会い続けましょう。

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コメント

断酒は目的へ至る手段でしかないのに、
到達すべき目的になってしまうのと同じ
様に、グループもメッセージを運ぶ手段
でしかないのに、グループ存続が目的に
なってしまうのは良くある事でしょうね。

ちなみに私、閉鎖したグループは三つ、
新たに始めたのは一つ(閉鎖しましたけど)
経験しました。

ミーティングもグループも、メンバー数に
比べて多すぎると思いませんか?
(特に大都市圏)


投稿: k | 2015年4月10日 (金) 08:29

kさん

返信が遅れてすみません。
kさんは三つものグループ閉鎖に立ち会ったんですね。なかなか得がたい体験だと思います。
たしかに大都市圏、多いですね。メンバーがたくさんいて、それに比例してグループやミーティングが多いのがいちばんいいんでしょうが。
ちょっとした信念の対立や運営方針のちがいで小グループに分裂しているとしたら、それはセクト主義にほかなりません。学生運動がセクト主義に陥ったあげくに衰退したのを彷彿とさせます。
AAの理念や原理をいつも忘れず、たいせつにしたいものです。AAには12の伝統というすばらしい道具があるのに、日本のAAは使い方をまちがえて、自分とちがう考えを非難する道具になっちゃっているのが現状のような気がします。うーん。

投稿: カオル | 2015年4月24日 (金) 12:53

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