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2014年11月 1日 (土)

身の丈に合ったサービスを

先日、わがホームグループのビジネスミーティングで、役割交替の話題が出た。
来年1月、各種役割の交替時期を迎えるのである。
交替と言ったって、無限に人材がいるわけじゃない。うちのグループはメンバー4人である。ワハハハ。
申し訳ないけれど、ぼくはほとんどの役割を担えない。平日も休日も仕事の予定で塗りつぶされている。
会場係もムリだし、AAの会議に出る時間もない。
かろうじてミーティング案内を作るのとビジネスの議事録作成で何とか形だけサービスをやらせてもらっているのが現状である。

そういうワケで、残りの3人で各種役割を担うことになる。
月に一回の地区委員会。
隔月(だったか)の地域集会。
年に3回のオフィス集会。
メンバーはみな、家庭もあれば仕事もある。会議参加だけではなく、各種委員会活動まで視野に入れるとなると、なかなか厳しい。

結論としては、代議員を出すのをやめた。
連絡員として、各種情報だけをもらう形を取ることにした。
活動規模を縮小するのは、誰にとっても残念である。しかし、実質3人(ぼくは幽霊メンバーと化しつつある)のグループですべての役割を支えるのは困難である。
ぼくも昨年、キアイでオフィス委員を引き受けたが、結局はほとんど会議に参加できなかった。キアイだけでは壁を乗り越えられない。現実的な実現可能性を考えないとイカン。

AAのサービス活動は、ほんとうによくやってくれている。
地域、地区、全体サービス、ローカルサービス。
どのレベルでも熱心に活動してくれている中心メンバーがいて、献身的な活動を続けている。頭が下がる。
ぼくも外国のAAに行ったときは、かならずそのエリアのローカルオフィスにコンタクトを取る。そしてそこの職員は、みなていねいに対応してくれる。
国内でも国外でも、AAがしっかりと活動を継続できるのは、こういった献身的なメンバーの支えがあってこそだろう。

その一方で、永続的に活動を続けるには、身の丈に合った態勢が必要だ。
毎月一回、休日をほぼ一日つぶしてサービス会議を開くのは厳しいように思う。
ぼくのように、仕事に追われるサラリーマンメンバーもいるだろう。そういったメンバーが集まれるように、たとえば平日の夜に2時間程度の会議にする手もあるはずだ。

そもそもAAの会議は長すぎる。冗長だ。事情をよく分かっていないメンバーが基本的な質問をする。誰かがそれに答える。反論がある。グチがある。恨み節がある。過去の議論の蒸し返しがある。
議論は交錯し、丸一日かかってなんの結論が出ないこともしばしばだ。一ヶ月に一日しかない休日を費やして会議に出たのに結論ゼロでは、言いようのない徒労感に襲われる。

先日、仕事である多業種会議に参加した。
議長がタイムキーパーも兼ねていた。議題あたりの時間は区切られ、一定時間ごとに何らかの結論を出していた。限られた時間で集約された議論を行うことができた。
そういうやり方を取り入れてもいいんじゃないかしら。

話がそれた。
そういうワケで、うちのグループは身の丈に合ったサービス体制でやっていくことになった。
大事なのは、ミーティングを開け、新しい仲間にメッセージを運び続けることだ。アルコールに痛めつけられた新しい仲間がミーティングの門を開けたときに、彼らに希望のメッセージを伝えることだ。
無理な体制では、きっとそれができなくなる。
身の丈でOK。そう思うんです。

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