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2014年10月 1日 (水)

怒りは敵か?

近ごろ、怒りという感情について考える機会が多い。
怒りは敵か?
難しい問題である。
われわれアルコホーリクは怒りを捨てなくては生きていけない。ふつうの人にとっては、怒りはたまに愉しむカクテルのようなものだけど、われわれにとっては毒だ。
心をむしばみ、再飲酒への一歩になり得る。
けど、怒りを捨てることはできるのか?
人間の、イヤ動物の最古の感情である怒り、外界や敵から身を守るための本能である怒り。
それを捨て去ることなんてできないだろう。
ただ、怒りを自覚し、制御することならできる。

腹の立つできごとがあった。職場で理不尽なクレームを受けた。
相手は、ぼくのせいで重大な支障、埋めようのない損失が生じたという。もちろんそんなことはない。いわれのない非難に怒りを覚えた。
相手を責めるのは簡単だ。でもそれでは何も変わらない。
顧客とは付き合い続けないと行けないし、怒りで相手を非難したり無視したりすればさらに問題は悪化する。

自分の側に問題はなかったか考える。
冷たい態度ではなかったか。期待に添えないことに対して誠実な姿勢を持っていたか。相手に過度な期待を持たせるような発言はなかったか。
その上で、今後の関係改善や業務遂行のためにできることは何か。

ふしぎなことに、実際的な原因分析や対策・対案を考えていると、怒りから遠ざかることができる。
その間に祈りを行う。自分の意志ではなく、あなたの意志が行われますように、と。

おそれを感じ、怒りを感じることは必要なことだ。神さまが与えてくれた本能なら、きっとそれは必要なものなんだろう。ただわれわれは、自分を破滅させるアルコール依存症という病気に飲み込まれ、飲み続けるための言い訳に、あるいは再飲酒の引き金にその本能を使い続けた。そしてそれはいつの間にか、われわれ自身の性質の一部になってしまった。

後天的に獲得したものなら、後天的に変えることは十分可能だ。
怒りに飲み込まれずに、怒りを味方にすること。
相手を非難し、変えようとし続ける限り、自分自身は何も変わらない。
自分を変えるスターターとして怒りを使えば、われわれは成長できる。
試練は成長のチャンスだってのは、きっとそういうことなんだろう。

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