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2014年8月24日 (日)

変わることをおそれずに

昨夜はスポンシーと電話で話した。
ぼくが神奈川に来てから距離的な問題もあり、会う機会はグッと減った。それでもこうして電話をいただけるのはありがたい限りである。
少しずつ、社会にカムバックする準備が進みつつあるという。何よりである。

彼と話しているうちに、ハイヤーパワーは自分の内側にある、と言う話を思い出した。
神の意志は、最初から自分の内側にある。
それをアルコホリズムという、自我の極端な暴走が閉じ込めてしまっている。
自我のとらわれからの解放を願い、ハイヤーパワーを閉じ込めている原因を取りのぞけば、神の意志は内側から現れてくる。

スポンシーの持っている人なつっこさ、オープンマインド、屈託のなさ、素直さ。人と調和する力。
そういった資質は、きっと最初から彼の内側にあったのだと思う。それが、アルコホリズムにむしばまれている過程で閉じ込められてしまった。
12ステップを通じて自分の振り返りをすすめていくうちに、頑固な自我のとらわれが減って、彼本来の善良な資質が現れてきたのだ。

彼は自分が失敗したという。
OKだ。失敗?いいじゃないですか。
肝心なことは、失敗しないことじゃない。失敗を恐れて立ち止まるのではなく、変わろうとし続けることだ。
失敗や過ちからしか学べないこともたくさんある。
おそれもまた、自我のとらわれ。おそれからの解放を願い、導かれる方向へ進めばいい。
人は誰でも成長できる。成長すると言うことは、変化すると言うことだ。
だいじょうぶ。われわれには12のステップという強力な変化のツールがあるんだから。

変化はまた、悪い方向、もと来た方向にも作用しうる。
われわれが自己点検を怠り、自我を放置すれば、それはまたぶくぶくと肥大してきて内なるハイヤーパワーを閉じ込めてしまう。
回復は下りのエスカレーターを昇り続けるようなもの、とはよく言ったものだ。
回復を心から願った最初の気持ちを、忘れずにいたいものです。

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2014年8月22日 (金)

仕事でひいひい

楽しかったフジロックも、気がつけば一ヶ月も過去のことになっている。
時が経つのは早い。
近ごろ、そのスピードが以前にも増して加速している気がする。
こんなことを書くのは非常に気が引けるのだけど、むちゃくちゃに仕事が忙しい。
休日らしい休日もない。
土曜も日曜も関係なく目の前の仕事をこなしていたら、いつの間にか8月下旬。
以前の職場とちがって、やたら出張が多い。
新幹線にしょっちゅう乗っている。リュックを背負った子どもが増えてきたなと思って夏休みだと気がついたし、指定席がゼンゼン取れないことでお盆が来たことを知る。
新幹線の混雑でしか季節感を知るというのは、新たな体験である。
体感的には、まだ5月の印象。
GWが明けてやっと数週間経ったくらいのような気がする。
ミーティングもほとんど行けていない。8月のはじめにホームグループのバースデイミーティングに出たのが最後だ。
アイデンティティはもちろんAAメンバーなんだけど、これじゃあほとんど幽霊部員である。コマッタ。
まあ仕方がない。
これも修行だね。千本ノックを受けていると思ってがんばろう。

しかしこのブログ、「ミーティングに出れていない」と言うフレーズがやたら多いな。
AAに出れないAAメンバーのブログ、とでも改題しようかしら。

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2014年8月 8日 (金)

フジロック2014レポート番外編、腰痛持ちのためのフジロック攻略法

フジロックは年輪を重ね、ますますフェスとしての厚みを増している。
その一方で、ファンも高齢化を免れない。自分を含め、腰痛持ちも多いはずである。
そんな腰痛持ちフジロックファンのため、きょうは腰を痛めないフジロック攻略法を考えたい。

腰痛の悪化要因はただ一つ。
腰の負担である。
が、人間が重力に逆らって直立歩行を行う以上、腰への負担は避けられない。
ある意味、ロックフェスは腰への集中ストレスみたいなもんである。踊って身体を上下動するだけで腰に負担がかかる。
フジロックはその上、長大な移動距離の負担が拍車をかける。
ではどうしたらいいのか。

まず、ステージを見るときの注意。
のらない。
気持ちは大いに高揚してもらって良いのだが、身体が高揚してはイカン。
腰への負担の少ない姿勢を保ち、ジャンプや踊りはナシ。乗るのはあくまで首から上だけにしよう。
拍手も下手にばんばん手を打つと腰に響く。
胸の前で両手の付け根を接し、蝶が羽ばたくようなやさしい拍手を心がけよう。
もちろん、モッシュに巻き込まれるような前方に出かけるなどもってのほかである。
客席中央から後方付近に位置し、やさしくステージを見守ろう。

大事なのは周囲のプレッシャーに負けないことである。
微動だにせず、首から上のみ小刻みに動かしてじっとステージを注視する姿はあきらかに周囲の眼からは異様に映るだろう。
しかしここで負けてはいけない。魂は熱く乗りつつ、ボディはクールに安静を保つのである。プレッシャーに負けてはじけてしまえば、あなたの腰が対価を支払うことになるのである。
だいじょうぶだ。あなたの熱いロック魂は、必ずやテージ上のアーティストに伝わっているはずである。

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ステージが終わると移動だ。
気をつけなければならないのは、ホワイト・グリーン間の通路である。ここには直径15センチほどの大きな石がゴロゴロ転がっている。これを下手に踏むと腰にグキッと来るのである。
大股、早足は避け、極力ゆっくり、小刻み歩行での移動を心がけるべし。
また、少しでも腰の鈍痛を感じたらただちに左右の草むらに移動して休憩を取ろう。
これをやると、ホワイト・グリーン間の移動に20分ほどかかる。かかるけれども仕方がない。肉体の若さはすでに過去のものとなったのである。
ムリをしてはダメだ。20分かかる自分を受け入れるしかないのである。
草むらにしゃがんで腰の鈍痛が治まるのをじっと待っているとすごくみじめで年老いた気持ちになる。ちょっと涙が出そうになる。が、めげてはいけない。
たいせつなのは肉体ではなく魂のありようなのである。うむ。

見れるステージの数。
起立してのライブは一日4ステージ、多くて5ステージを限界と心得るべし。
そして優先順位を考えるべし。ほんとうにはじけたいステージがあったら、その日の他のステージはすべて椅子見物に切り替えるくらいの腰の引けた心構えが必要だ。
腰痛持ちフジロッカーの最大のミッションは、

腰を痛めずに全日程を持ちこたえること。月曜の仕事に無理なく復帰できること。

これにつきる。
え?
そんなんで楽しいのかって?
大人には大人の楽しみ方があるんだよ。ふん(負け惜しみ)。

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2014年8月 6日 (水)

フジロックレポートその3、ウォーターボーイズ!

フジロック2日目。
ぼくにとっては、この日がメインである。
何せウォーターボーイズが出るのだ。
ウォーターボーイズですよウォーターボーイズ。マイク・スコット率いる、あのみずみずしくリリカルな唯一無二のサウンドを繰り出すウォーターボーイズ。
腰痛にビビりつつフジに足を運んだのは、このバンドを見るためなのである。

と言うことでフジロック2日目、ウォーターボーイズの出るグリーンステージに行った。
案の定、モッシュピットは人が少ない。開演15分ほど前に到着したが、余裕で前から5列目を確保。前に行けたのは良いが、盛り上がるかすごく不安。
それでも開演が近づくにつれて人が集まり、歓声の上がる中、ステージが始まった。
バンドのメンバーはベース、キーボード、ドラム、そしてバイオリン。加えてギター・ボーカルがマイク・スコットだ。
一曲目はなんと、名曲中の名曲、ホール・オブ・ザ・ムーン。
まさかこれで始まるとは。

以下、set list。(emicom ブログより転載させていただきました)
01 The Whole of the Moon
02 We Will Not Be Lovers
03 Still A Freak
04 The Pan Within
05 The Raggle Taggle Gypsy ([traditional] cover)
06 Mad As The Mist And Snow
07 Glastonbury Song
08 Fisherman's Blues

名アルバム「This is the sea」からはこれまた名曲のパン・ウィジン。締めはフィッシャーマンズ・ブルース。
この3曲が聴けただけでも感涙もの。
マイク・スコットは昔のイメージ通り、ぼさぼさの髪に分厚い唇。55歳と年輪を重ね、眼鏡もかけた。
けれど、思索的な雰囲気と強い意志を感じる。昔のアルバムジャケットから想像した雰囲気そのままだ。
パン・ウィジンもフィッシャーマンズ・ブルースも、もの悲しさと同時に、人生に立ち向かう強い意志を感じる。
力強く歌い、ギターをかき鳴らすマイク。それに応えるファンたち。
パティ・スミスのときもそうだったけれど、フジロックのステージは特別な何かがある。ウォーターボーイズのライブもパティと同じサムシングを感じた。
55歳のマイク・スコットは少年の心性のみずみずしさと大人の円熟味の両方をかもし出していた。
5曲目ではよく分からない仮面のショーを挟み、ラストでは客と一緒にくるりとターンをするマイク。
また来日して欲しいものです。

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2014年8月 5日 (火)

フジロック2014レポートその2

前夜祭から一晩明けて、フジロック初日。
ことしは出演アーティストも地味だし、人が少ないんじゃないかと危惧していた。
が、予想に反して人はいっぱい。いつものように、グリーン後方はカラフルなシートやチェアで埋め尽くされている。

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これがフジロックだ。ホッとする。

この日はザ・ルミニアーズのライブから見始める。
マムフォード・アンド・ザ・サンの二番手というか、同じ系のバンドである。が、チェロを入れたりしてマムフォードとは差別化を図っているようだ。
メンバーが、とにかく元気が良い。
ピアノの人はアップライトピアノの上に乗って踊り出すし、ドラムも前に来てバスドラを踏み、シンバルを殴る。
なんと言っても、楽曲が良い。
たぶんひげ面のボーカルギターのフロントマンがこのバンドの中心なんだろう。
トラッドフォークのテイストが強いが、バスドラがズンドバとなるあたりは四つ打ちぽくもあり、決して古くさくない。
どこか懐かしく、あたたかく、それでいて枯れていない元気の良さを感じる。
マムフォードが一段落しちゃった感があるので、ルミニアーズはこれからどんどん活躍して欲しいと思う。

さて、今回のフェスの目的はズバリ。

腰痛を悪化させないことである。


目的というとやや語弊があるんだけど、わが最大のミッションであることは疑いようがない。
腰痛を悪化させずにフジロックを乗り切り、月曜日からの仕事に復帰すること。これが最優先課題である。

なのでライブの見過ぎは良くない。何をしにフジロックに来ているのかという気もするが、とにかく見過ぎはダメだ。
と言うことで、ところ天国に移動。
ハイジカレーを食す。

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毎度のことながら美味しい。
ごくふつうの、家庭の味に近いカレーである。このふつうのカレーが、また何とも言えず良いんだな。

カレーを食べ、ところ天国で川遊びする若者を眺める。
ホワイトステージからの演奏が遠く聞こえる。空は晴れ。フジロックに来たんだなと、実感する。

気がつくと夕方になっている。
木漏れ日の中、ボードウォークを通ってヘブンステージへ移動。

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ROVO&システム7を見る。
アーシーで気持ちの良いサウンドだ。システム7はギターテクノという印象が強かったが、こうしてROVOとのコラボを聞くと、彼らが目指しているものはダンスミュージックではなくもっとコンテンポラリー・ミュージック的なものなんだなと思える。
コラボによってバンドの本質が見えてくるのは、何ともおもしろい。

さて、ROVO&システム7を中座して、大森靖子のステージへ移動。アヴァロンである。
知人から「いいからとにかく見ておけ!」とリコメンドいただいたアーティストである。事前情報はそれだけ。何となく、加藤登紀子っぽいフォークシンガーを予想していた。

アヴァロンの斜面に座っていると、突然右手から炊飯器を抱えた若い女性が現れた。
ゴスロリというか、妙なアイドルっぽい服装である。その女性、炊飯器を小脇に抱え、しゃもじでご飯をすくって周囲の客に配りはじめた。

あぶないオンナである。とっさに写真を撮る。

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離れようと思ったが、気がついたらすでに目が合っていた。刺激してはいけない。にっこり笑って手のひらにご飯を受け取る。睡眠剤とか混ぜてあるんじゃないかと一瞬疑うが、食べないわけにも行かない。ええい、ままよ。
むしゃむしゃとご飯を食べる。

なんとこの女性、大森靖子本人でした。パフォーマンスだったのね。
ステージ前方に待ち構えていたファンがあっという間に殺到。みなご飯をもらおうと手を差し出す。ご飯を配りながら登壇する大森靖子。うーむ。かなり意表を突いたオープニングである。

最初はよく分からない金髪の女性とデュエットを歌い、その後は大森靖子ひとりで弾き語り。
内容は、一言で言えば、青春のルサンチマンである。
男性の視点、女性の視点。視点を変えながらも、彼女が歌うのは一定して、都市部で生きる10代の心情だ。
歳の近いコンビニのバイト女性の視線が気になること。ガールフレンドとエッチなことをしたいこと。握手会や放射能といった、周囲をただよう言葉へのかすかな違和感。
自分がどうしたいのか分からないいらだち。何に閉じ込められているか分からないけど、いらだつ。息が詰まる。何かしたいのに何もできない。
そういったことを、ときにつぶやき、ときに絶叫し、大森靖子は語る。
詩的なセンスはとてもいい。いまルサンチマンを抱えている若者、かつてルサンチマンを抱えていたものにとって、彼女の言葉はリアリティを持って突き刺さる。
ギターをかき鳴らし中空に向かって絶叫する姿は、どこか遠藤ミチロウを彷彿とさせる。

40分ほどのステージは、あっという間に終わってしまった。
ときに軽やかに、ときに絶叫して歌う姿はとてもかっこよかった。
終了後、握手と撮影会を開いていた。大勢の若者たちが並んでいた。ぼくは並ばなかったけど、ふと見ると彼女は話しかけるファンにていねいに答え、いっしょに写真を撮っていた。
そう言えばCLASHが来日したとき、大勢のファンと何時間もかかって写真やサインに応えたっけ。
不器用で生きづらさを抱え、大行列のファンに応える大森は、どこかジョー・ストラマーに似ている気がする。

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2014年8月 4日 (月)

フジロック2014レポートその1

フジロックに行ってきました!
いやー楽しかったです。年に一度、数日間だけのロックの国。
今年も満喫してきました。
今年のレポートをしてみたいと思います。

前夜祭。
今回は自家用車ではなく新幹線で向かった。越後湯沢まで新幹線、駅から会場まではシャトルバス利用。
越後湯沢の駅構内はフジロック色一色。テンションが上がる。
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はじめてフジロックに参加したときと同じだ。あまりのシャトルバス待ちの長さに、二度と利用しまいと決めた記憶がよみがえってきた。
今回も長蛇の列を覚悟していたが、意外や意外。まったく列が並んでいない。越後湯沢着は夕方6時過ぎである。駅前のシャトルバス乗り場には十数人しか並んで折らず、すぐ来たバスに余裕で乗れた。
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この辺、今年はお客が少ないせいか、それとも混雑回避策を主催が打ち出してきたか。いずれにせよ良いことである。
着席して風景を眺めながら40分、会場に到着。
到着が19時過ぎと言うことで、苗場音頭は参加できず。
この日はDJ MAMEZUKAの音楽とキノコホテル、LUCHA VAVOOMを見て終了。

キノコホテルはここ数年人気が出てきたガールズバンドだと言うこと以外は、まったく知らなかった。
が、かなりエロっちい感じでした。
ボーカルの女性が露出度が高く、かつ最後数曲はキーボードの上に四つん這いになってセクスィーな動作を行うという、そんな感じ。
サウンドは、うーん、カオル的には今ひとつ好みに合いませんでした。元気はいいんだけど一本調子。ボーカルのセクスィーさ、お色気フューチャーを除けば、割とよくあるバンドサウンド。
まあ、好き嫌いだよね。

キャンドルジュンのすてきなキャンドルオブジェを見つつ、この日は終了。
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初日のレポートはまたあした。

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