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2014年8月 8日 (金)

フジロック2014レポート番外編、腰痛持ちのためのフジロック攻略法

フジロックは年輪を重ね、ますますフェスとしての厚みを増している。
その一方で、ファンも高齢化を免れない。自分を含め、腰痛持ちも多いはずである。
そんな腰痛持ちフジロックファンのため、きょうは腰を痛めないフジロック攻略法を考えたい。

腰痛の悪化要因はただ一つ。
腰の負担である。
が、人間が重力に逆らって直立歩行を行う以上、腰への負担は避けられない。
ある意味、ロックフェスは腰への集中ストレスみたいなもんである。踊って身体を上下動するだけで腰に負担がかかる。
フジロックはその上、長大な移動距離の負担が拍車をかける。
ではどうしたらいいのか。

まず、ステージを見るときの注意。
のらない。
気持ちは大いに高揚してもらって良いのだが、身体が高揚してはイカン。
腰への負担の少ない姿勢を保ち、ジャンプや踊りはナシ。乗るのはあくまで首から上だけにしよう。
拍手も下手にばんばん手を打つと腰に響く。
胸の前で両手の付け根を接し、蝶が羽ばたくようなやさしい拍手を心がけよう。
もちろん、モッシュに巻き込まれるような前方に出かけるなどもってのほかである。
客席中央から後方付近に位置し、やさしくステージを見守ろう。

大事なのは周囲のプレッシャーに負けないことである。
微動だにせず、首から上のみ小刻みに動かしてじっとステージを注視する姿はあきらかに周囲の眼からは異様に映るだろう。
しかしここで負けてはいけない。魂は熱く乗りつつ、ボディはクールに安静を保つのである。プレッシャーに負けてはじけてしまえば、あなたの腰が対価を支払うことになるのである。
だいじょうぶだ。あなたの熱いロック魂は、必ずやテージ上のアーティストに伝わっているはずである。

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ステージが終わると移動だ。
気をつけなければならないのは、ホワイト・グリーン間の通路である。ここには直径15センチほどの大きな石がゴロゴロ転がっている。これを下手に踏むと腰にグキッと来るのである。
大股、早足は避け、極力ゆっくり、小刻み歩行での移動を心がけるべし。
また、少しでも腰の鈍痛を感じたらただちに左右の草むらに移動して休憩を取ろう。
これをやると、ホワイト・グリーン間の移動に20分ほどかかる。かかるけれども仕方がない。肉体の若さはすでに過去のものとなったのである。
ムリをしてはダメだ。20分かかる自分を受け入れるしかないのである。
草むらにしゃがんで腰の鈍痛が治まるのをじっと待っているとすごくみじめで年老いた気持ちになる。ちょっと涙が出そうになる。が、めげてはいけない。
たいせつなのは肉体ではなく魂のありようなのである。うむ。

見れるステージの数。
起立してのライブは一日4ステージ、多くて5ステージを限界と心得るべし。
そして優先順位を考えるべし。ほんとうにはじけたいステージがあったら、その日の他のステージはすべて椅子見物に切り替えるくらいの腰の引けた心構えが必要だ。
腰痛持ちフジロッカーの最大のミッションは、

腰を痛めずに全日程を持ちこたえること。月曜の仕事に無理なく復帰できること。

これにつきる。
え?
そんなんで楽しいのかって?
大人には大人の楽しみ方があるんだよ。ふん(負け惜しみ)。

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コメント

おじいちゃんがいると聞いて・・・

投稿: otama | 2014年8月 9日 (土) 00:07

otamaさん

んん〜??はぁてな????(耳が遠い)

投稿: カオル | 2014年8月 9日 (土) 06:09

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