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2014年1月20日 (月)

道に迷うのはアル中のせい?アルコール依存症の空間処理能力について

AAに参加していると、知らない場所へ行く機会が多い。新しいミーティング会場、イベント会場、各種会議。
標識や地図を頼りに未知の場所へとおもむくわけだが、どういうワケか道に迷ってしまう。
iPhoneの地図機能もよく使うんだけど、地図上の表記と現実の方角を一致させることができない。しびれを切らして当て勘で見当をつけ、結局迷ってしまう。

どうもアルコール依存症は、酒をやめててもある種の脳の機能が弱いようだ。
こんな論文を発見。

Cognitive Performance in Long-Term Abstinent Alcoholics
George Fein, Ph.D, Jennifer Torres, B.A., [...], and Victoria Di Sclafani, M.P.H.
(リンク先で全文が読めます)

Google scholarで102件の引用がある。信頼のできる論文のようだ。
このフェイン先生、中年のアルコホーリクを集めてきて認知機能検査を行い、同じような年代の健常者と比べたのだそう。
対象者は断酒歴6ヶ月から13年、平均6.7年のアルコホーリクの男女で、年齢は35歳から57歳、平均46.8歳。
結果、ほとんどの検査項目で健常者と差はなかったんだけど、空間処理能力だけは健常者に比べて低かったそうである。
男女のちがいなく、断酒歴の長短でもそんなに変わらなかったそう。
アルコール依存症者の、断酒後も空間処理能力の低下が残る特徴はほかの研究でも報告されているのだそう。

フェイン先生、途中で「空間処理能力の3つの検査を行って、それぞれの検査では健常者と有意差はなかったのよ。3つを合算したら差が出ちゃったのよ」
とか「ま、空間処理能力ってのは右脳と前頭葉の機能なんだけど、フツーに年とると機能が落ちるからね」とか、優しい(?)フォローも入れてくれている。
入れてくれてはいるんだけど、結果は結果である。
がーん。
そうか。ぼくが道に迷うのはアルコール依存症の後遺症だったのか。
道理で車庫入れも苦手なわけだ…(´д`)

しかし逆に言えば、空間処理能力以外は健常者と同等と言うことである。
論文の「はじめに」のところにも書いてあるけど、アルコール依存症のたいがいの認知機能障害は断酒1ヶ月から1年で回復する。
ただ、歳を取れば取るほど認知機能障害は深まりやすく、治りづらい。
酒をやめるのなら早い方がいいってことですね。

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