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2014年1月 6日 (月)

新しいダンスミュージックフェス、ELECTROXに行ってきた

サマソニでおなじみのクリエイティブ・マン企画制作の新しいダンスミュージックフェス、ELECTROXに行ってきた。

http://www.electrox.jp

国内ではすでにwireや エレクトログライド
メタモルフォーゼなど、大型のダンスフェスはいくつもある。が、ぼくはいままで一度も行ったことがない。
理由はカンタン。オールナイトは眠くてダメなの。

起きていられるのは、せいぜい午前1時が限界。眠いし昼間の疲れはたまってくるし、とても朝方までなんて踊れません。
参加しているのはよっぽど夜型の生活をしている人か、不眠不休で踊れる超人か、徹夜の苦にならない若者かにちがいない。
いずれにせよオールナイトイベントは自分はムリ。が、ELECTROXは午後1時スタート、22時には終了するという超安心イベント。中高年にやさしいイベントである。
しかも以前から見たいと思っていたDJ AOKIも出演する。ブンブン・サテライツも出る。
これは行くしか!

てなことで、行って参りました。
会場は幕張メッセ。サマソニ、カウントダウンジャパンフェスでおなじみの場所である。
少し遅れて、午後2時会場入り。メッセに向かう道すがら、あまりにも人が少ない。われわれ夫婦の前には数人が歩いているのみ。だいじょうぶかこのフェス?
会場に入るとさすがに人が多いが、それでもフロア中央の飲食物エリアはガラガラ。会場入り口の右手、サンライズ・ステージに入るがやっぱり少ない。

・・・だいじょうぶかこのフェス。

が、メインのエレクトロックス・ステージに入るとさすがに人が多い。トミー・トラッシュのDJだ。
会場は照明がこれでもかと言うほど派手。レーザーが飛び交い、フラッシュライトが炸裂し、無数のイルミネーションが輝く。まさに巨大ディスコである。ディスコ行ったことないけど。

Dscf0175

トミー・トラッシュ、DAISHI DANCEに続き、ようやくお目当てのスティーブ・アオキが登場。
何がスゴイのかよく分からないけどとにかくスゴイらしい、日系アメリカDJである。

スティーブ・アオキ、曲は割とふつう。ステージ中央で淡々とCDJを操作している。
が、途中から様相が一変する。
スタッフが袖から巨大なケーキを持ってくる。DJブースの上に立ち、高らかにケーキを見せるスティーブ。盛り上がるフロア。
が。
いったんステージ後方に下がり、助走を始めるスティーブ・アオキ。なんと、客席に巨大ケーキを投げつける。
クリームだらけになるフロア客数名。きゃあきゃあと大盛り上がりである。
たしかに、前方の客は「CAKE ME!」と書いたプラカードを持ってる人がたくさんいる。どうやらケーキをぶつけてもらうのが、このDJの楽しみ方らしい。

さすがにあんなばかでかいケーキは、一回で終わりだろう。と思ったら。
出るわ出るわ。その後もケーキ投げ大炸裂。
挙げ句の果てには数名の客をステージに上げ、助走をつけてその客にケーキをぶつけるアオキ。
さらにシャンパンをシェイクして客席にぶちまけるアオキ。ふと見るとフロア中央のお立ち台2カ所には客がすし詰めに登り、がんがんに踊っている。

要するにこれは、パーティなんですね。
シャンパンをぶちまけ、パイ投げに興じる狂乱のパーティ。
映画でしか見たことがない、羽目を外した乱痴気騒ぎ。
それがスティーブ・アオキの演出なんでしょう。
とても楽しかった。フロアも大盛り上がり。途中からモード・ステップのステージに移動する予定だったけど、スティーブ・アオキのあまりの楽しさに、とうとう動けずじまいだった。
ストイックなDJもいいけど、こういうフロア全体を盛り上げてくれるDJはいいね。

その後、ブンブン・サテライツのステージを見て帰途につく。最後までいようかとも思ったんだけど、例によってフェス腰痛がぶり返してきたので早めに引き上げ。

Dscf0183

今回のフェスでよかったこと
・イビザ・ダンサーズの驚愕のダンス。
・スティーブ・アオキの楽しいDJステージ。
・ブンブン・サテライツがかっこよかった。
・オサレ。イケメン、美女多し。あきらかにロックフェスにはいないオサレ人種。一言で言えばリア充。

悪かったこと
・ナゾの飲食物チケット制。チケット売り場に並んで飲食チケットを買い、それから屋台に行って料理注文。完全に二度手間。この制度はすぐにすたれると思う。フェス飯好きだけどめんどくさそうなので何も食べなかった。
・けんか。ぶつかっただの押しただのはふつうのフェスでもあるけれど、フェスの入り口に警官十数名がいたフェスはこれが初めて。ただでさえクラブ弾圧が目立つ昨今、羽目を外しすぎるとますます迫害されるぞ。
・ブンブンのステージにこんなにひとが集まらないフェスは初めて。DJよりバンドが人気がないなんて・・・。

楽しいダンスフェスでした。
来年も行くぜ!

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