ラモーンズ?
ええっと、ぼくの職場に、ジョーイ・ラモーンにそっくりのスタッフがいる。
年のころは40手前というところだろうか。
手足の長い細身の長身、やや内また気味、猫背。
何よりも髪型と丸めがね、とがったあごの具合がジョーイ・ラモーンにクリソツである。
「あなた、ジョーイ・ラモーンに似てるって言われませんか?」「ラモーンズって知っています?」
つい話しかけたくなるが、一度も話をしたことのない、よその部署のスタッフである。あまりにも失礼であろう。
話は変わるが、また別の部署にジョニー・ラモーンに似ているスタッフがいる。
もちろん女性である。年のころは40代半ばというところだろうか。
ややずんぐりした体型。がっちりとした筋肉質な感じ。目にかかる前髪。三白眼。すべてがジョニー・ラモーンにクリソツである。
「電撃バップって知ってます?」「ラモーンズって最高のパンクバンドですよね」
そう話しかけたい。話しかけたくてたまらない。
しかしこちらは連携のある部署ではあるものの、やっぱりそんなことは話しかけられない。
ぼくにだって一応の常識というものがある。
同じ職場にジョーイ・ラモーンとジョニー・ラモーンがいる。
神さまが、ラモーンズのコピーバンドを作れとおっしゃっているとしか思えない。
しかしそうなるとぼくは何をしたらいいのか。ドラムはたたけない。
となるとベースであるが、オリジナルのベースはディー・ディー・ラモーンだ。
うーん。ちょっとぼくとはタイプが異なるな。
となると2台目ベーシスト、C.J.ラモーンか。
うーんうーん。さらにハードルが高いな。
毎日ピザを3枚ずつ食べてガツガツ筋トレしないと、この体型にはなれない。
せっかく職場にジョーイとジョニーがいるのだから、なんとしてもディー・ディーかC.J.を目指さなければ。
こまった。こまる必要は毛ほどもないが、こまった。
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