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2013年8月 7日 (水)

なんてったってパンクロック/CJラモーンin苗場

フジロック2013のベストアクトは?
もちろんCJラモーンである。あのNYパンクの雄、ラモーンズの数少ない生き残りのひとり。
7月26日(金)、グリーンステージ2番目。登場前からモッシュピットにはGABA GABA HEYのプラカードを持ったファンがうろうろしている。もちろんラモーンズの代表曲「PINHEAD」の歌詞の一部であり、ラモーンズライブではプラカードを掲げてファンが大合唱することで有名な一節である。耳に入った話によれば、ラモーンズファンクラブの方々が大挙して詰めかけているとのこと。
ライブが始まる。ベースがCJラモーン、ほかギター、ドラムのシンプルな3ピースバンドだ。元ラモーンズメンバーとは言え、現在はバンドは解散。主要メンバー3名は死亡。現在のオリジナル曲中心で、ラモーンズナンバーは数曲程度だろうな。と思ったら。
一曲目からJUDY IS A PUNK。いきなり血がたぎるワタクシ。その後もまさかのラモーンズナンバーのオンパレードが続く。モッシュピットのファンは大喜び。モッシュ、ダイブの雨あられ。ぼくももちろん突入。途中でメガネは落ちるし頭上を何人もが泳いでいくし、もう何が何だか分からない状態。ファンの期待に応えるようにラモーンズナンバーを繰り出すCJラモーン。シーなはパンクロッカー、ロッカウェイ・ビーチ、コマンドー、I wanna be your boyfriend。ヒットナンバーの大半は演奏したんじゃないだろうか。
ラストはもちろん、ピンヘッド。苗場にひるがえる無数のGABA GABA HEYの旗。大歓声。


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もう感動ですよ感動。ほとんどトークもなく一気に「1234!」のかけ声で突っ走るライブは、まさにラモーンズそのもの。ファンの熱い思いがほとばしり、最高の空間だった。
パンクロックはいいね。
最近の若いパンクバンドを聞いても正直あまり盛り上がれなくて、パンクロックに気持ちを託せる時期はもう通過してしまったのかなと思っていた。けど、そうじゃない。あの「1234!」のかけ声とともにラモーンズナンバーが始まる瞬間の高鳴りは、以前にも増して鮮烈に胸に響いた。この先どれだけ歳を取っても、この気持ちは変わらないんだろう。
三つ子の魂百までというけど、15歳のときのパンク魂は100歳まで変わらんですよ。きっとね。
CJラモーンのライブ中、ライブ後、モッシュピットではハイタッチしまくり。みんなラモーンズが大好きなんだね。文句なし、2013年フジロックのマイベストアクトだった。

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コメント

 カヲルさ~ん、I wanna be your boyfriendを生で聴いたんですね!羨ましい!しかもサムナイツやらfunやらまでも!素敵過ぎます!プチグラミー賞ですね。
 ちなみにレッチリがカバーしたラモーンズの楽曲、機会があったら聴いてみてください。音の厚みがあるラモーンズも良いですよ!!

投稿: とおる | 2013年8月 9日 (金) 13:41

とおるさん

CJラモーンとラモーンズファンの思いが合わさった、熱いライブでした。
FUN.は、奥さんだけ前方に見に行って、ぼくは疲れて後方で寝てました。前方ではWe are youngで大いに盛り上がっていましたよ〜。
レッチリバージョンのラモーンズもおもしろそうですね。フリーのベースがびしびしとはじけそうです(^_^)

投稿: カオル | 2013年8月 9日 (金) 14:12

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