MacBook Pro2013年モデルの予感
MacBook Proの2013年モデルがもうすぐ発表になるらしい。今期はおおいに注目している。買う可能性が高いからである。
わがMacBook Pro17インチちゃんは、ほぼ寿命を終えつつある。Macの世界では3年前のモデルは快適に動作しない。延命に追加コストを払いつづけるより、リプレースした方が快適に動作する。不具合もない。わずかな延命措置に時間と労力と精神的疲労を費やすのはもったいないのである。
てなわけで新型MacBook Pro。 6月10日のWorldwide Developers Conference (WWDC) で発表になる。日本時間だと時差が16時間あるから、6月11日の早朝あたりに発表になると思う。
現時点では以下のことが分かっている。
・新しいインテルのプロセッサ、Haswellが使われる。
・faceTimeの解像度がHDからフルHDに改善。
・より薄く、より軽くなる。
・Haswellプロセッサ採用によりバッテリ駆動時間が延びる。
以前から継続されるフィーチャーは以下の通り。
・光学ドライブなし。
・Retina化の加速。
・SSD化の加速。
・SSD、メモリは基盤直付けのためパーツ変更不能。いったん購入したら最後まで購入時の性能のまま。
これを踏まえた上で、ぼくの予想。
・6月11日以降、HDDモデルはポータブルのラインナップからは消滅。あるいは今期のアップデートが最後。
・HDDなし、光学ドライブなし、SSDのみのRetinaモデルが今後のボータブルのスタンダードになる。
・円安の流れを受けて価格改定。おそらく現行の2割り増し。
困った事態だ。パーツアップができないのはつらい。良く知られているとおり、アップルのBTOは高い。メモリやSSD用量をちょっと盛るとあっという間に数万円も追加が発生する。
HDD搭載の非Retinaモデルだったら自分でパーツ交換してメモリ16GB、ハイブリッドHDDの1TBを2万円程度で実現できる。同じことをRetinaモデルでBTOすると追加10万円くらいかかっちゃう。かといってアップデート前の現行モデルを購入するかというと、それは選択肢外だ。Macの現行モデルとしての寿命はおよそ3年。すでに発売から1年が経過している現行モデルは、あと2年の寿命しかないことになるからだ。
さて、ぼくにとっていちばんありがたいのは、アップルがHaswell搭載、Retinaディスプレイ搭載のHDDモデルをだしてくれることだ。HDDもメモリも自分で交換できるタイプ。今回だけでもこのモデルが出てくれるとうれしい。3年後の買い替え時は、SSDも1TBモデルが安価に出回っているだろう。それまでのつなぎでいい。
でも、無理だろうなあ。現実的にはメモリだけ16GB化して、SSDは256GBで我慢するしかないだろう。256GBだとiTunesとiPhotoのライブラリを入れて、DAWをいくつか入れるとほぼ終わりなんだよね。せっかく薄型軽量のMacBook Proを買っても、ストレージにファイルが入りきらなければ外付けの重たいHDDを持ち歩かざるを得ない。何だか矛盾した話だ。
低価格化の波に逆行するように高機能・低容量・高価格化するMac。こまったこまった。
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