MacBook airを購入して一ヶ月が経った。
MacBook Pro 17が不調になって以来、実質上のメインマシンである。
すごいマシンだ。ノートPCのひとつの完成形だと思う。
いくつか購入前に不安に思っていた点があったので、忘れないうちに記録を残しておきたい。
1。MacBook air 11'は狭くない。
いちばん不安だったのがこれ。17'の巨大ディスプレイに慣れた身に、11'は狭苦しく、不便に思うのではないだろうか。
まったくの杞憂だった。Lion以来搭載されているフルスクリーン機能を使えば、まったく狭さを感じない。それどころか、フルスクリーンスワイプやタップズームを使えば、複数のウィンドウ切替えのスムーズさでは17'を抜いている。Reason6.5を開いたときにやや狭く感じるが、このソフトは17インチでも手狭感を感じるので、まぁ別格。ふだんの書類作成、PowerPoint資料作成、ブラウジング、メール書きではいっさい狭さを感じない。
2。小さく、軽い。
11'の最大のアドバンテージがこれ。わずか1キロの重量は、寝転がっても使えるし片手でひょいと膝に乗せ代えられる。薄いのでちょっとしたかばんの隙間にも入れられる。
どこにでも持ち運べ、たいがいのシチュエーションで使える。まさにモバイルマシン。
その昔、PowerBook2400と言うマシンがあった。重量2キログラムと意外に重かったが、当時はモバイルマシンと話題になった。MacBook air 11'は、その再来のようだ。
11'の小ささは、会議や勉強会でも存分にアドバンテージを発揮する。
机のない会議やミーティングでも、傍らのかばんから片手でひょいととり出し、膝の上ですぐにメモを取れる。
机のあるシチュエーションでも、ときにノートブックの液晶の大きさが周囲の人の邪魔になることがあるんだけど、11'はだいじょうぶ。横長の液晶は周囲に圧迫感を与えない。13'モデルより3.5センチ液晶は背が低いんだけど、目立たずに場になじむってのは大事だと思う。
3。速い。
とにかく速い。スリープからの復帰も、バッテリー駆動時のwordやPowerPointの起動も、とにかく速い。一瞬、と言う言葉が過言ではない。会議や勉強会で「速い」と言う条件はとっても大事だ。マシンをとり出し、スリープから復帰し、Wordのアイコンをクリックして起動する。その作業の間にも会議やプレゼンはどんどん進んでいく。モバイルマシンに「速さ」は必須条件である。この速さに慣れてしまうと、もっさりしたMacBook Pro 17'に戻るのは正直厳しい。
4。高級な質感、ラグジュアリー感。
数年前にVAIOノートを購入したときのこと。液晶を起こそうとしたら、いきなりマシンをひっくり返してしまった。驚いた。ヒンジ部が固いため、左手で本体を抑えながら液晶を起こさないと、片手だとそのままマシンをひっくり返してしまうのだ。そのあまりのチープな構造に、ぼくのWindowsマシンへの偏見は確信に変わってしまった。
MacBook airは軽けれど、ぎりぎりの重量バランスで、片手でフタを開けられる。しかも何とも言えない優雅でフェザータッチなヒンジ部の固さ。このぎりぎりのバランスに、モノづくりのコダワリを感じる。タフで美しいユニボディ構造、シンプルで高級な質感。キータッチやトラックパッドの感覚など、店頭では分からない、所有して使いはじめて分かる細部の使いやすさ。
期待を裏切らない、素晴らしい完成度である。
と言うことで、 メロメロですMacBook air 11'。
唯一のウィークポイントは、SSDのストレージ容量が少ないこと。128GBは少なすぎ。購入時にアップルストアで最大512GBまでグレードアップできるけど、余裕で18万円オーバーだからなー。128GBだと、自分の場合iTunesに取り込んだ曲が入りきらない。音楽系のソフトは大容量化しているから、たいがいインストールできない。SSDが安価になって512GBモデルが10万円ちょっとくらいになるといいんだけど。
と言うことで、最大の懸念事項だった液晶画面の小ささにもまったく不便を感じないでいます。
17'と併用しているぼくが言うんだから間違いない。wordでの書類作りもブラウジングもメールの読み書きも、いっさい不便なし。
それにしても、こんなに使いやすいんだったらせめて256GBにしておくんだったぜ。
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