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2012年4月 9日 (月)

土日は郡山に

この土日は実家に帰省していた。
妻が先週から地元の病院に入院しているため、見舞いや事務手続きに行く必要がある。
福島県は寒かった。小雪が舞っていた。手袋なしでは指先が凍えそうだった。それでも生まれ育った町は、あたたかく、懐かしく思えた。たった2週間ぶりなのに。

2日間の帰省は人と会っているうちにあっという間に終わった。
妻の見舞い、ホームグループのミーティング、スポンシーと食事、前の職場へのあいさつ、実家の家族と会食などなど。
二日間の行動をふり返ると、自分の人間関係やアイデンティティは相変わらずこの町にあるんだな、と思えた。
神奈川に行ってもどこか現実離れしている感覚は、まだぼくが暮らしを作り上げていないからなんだろう。
ぼくの暮らしは、まだこの町にある。

妻の手術後の経過は順調と聞いていたが、予想外に出血が多かったらしい。貧血がひどいらしく、顔色が悪い。侵襲の少ない術式とは言えお腹に穴を空けたわけだから、ある程度は覚悟していた。覚悟していたが、立つのもつらそうな妻の姿をじっさいに見るととてもせつない。
大好きなプリンを食べて、早く良くなるのを祈るばかりだ。

土曜はホームグループのミーティングへ。
ホームグループは、相変わらずだった。懐かしい顔ぶれ、安らいだ雰囲気に、とてもホッとした。

それにしても、おおぜいのメンバーがパンの耳にバターやジャムを塗りたくり、ニコニコしながらがつがつ食べてるミーティングって、あんまりないよな・・・。

寒い町の中の、あたたかい場所。

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