日帰り往復はツライよの巻
きのう新しい居住先に行ってきた。
ガスの開栓の立会い、および地元の銀行口座の開設が目的だ。
なにせ福島県から出たことがないので、県内の地方銀行の口座しか持っていない。家賃やライフラインの料金支払いはそれでなに不自由なく生活できていたが、神奈川に行くとなると地方銀行の口座はまったく通用しない。
新しい銀行口座が必要になるなんて、今まで考えてもみなかった。世の中は複雑なものだ。
ついでに、ギターも何本か運んだ。業者に頼むと楽器類の運搬は割り増しになるので、運べるときに自分で運ぶに越したことはない。
ハードケースのギターをクルマに積み込んでいると妻の視線がひっかかる。たしかにでかい。場所をとる。
新しい生活は極力シンプルに、と自分で言っていることと初っぱなから矛盾している。
むー。
しかたなし。世の中に適応すると言うことは、矛盾を呑み込んで生きていくと言うことである。
目の前の矛盾にいちいち目くじらを立てていたら、濁流のごとき世間を生きてはいけないのである。・・・(と正当化)。
それにしても福島・神奈川間の日帰りクルマ往復はつらい。
なにがツライと言って、首都高越えがつらい。
高所恐怖症の人間にとって、あそこは悪夢のような場所である。
なぜビルの屋上よりも高いところを道路が通っているのか。直線だけならまだしも、激しいカーブとアップダウンの連続。右から左から流入があり、迷路のように分岐がつづいている。
トーキョーのひとは、あんなところを日常的に運転して平気なんだろうか。尋常じゃない怖さだ。
さらにトラックにあおられ、分岐の直前で車線変更をしようとしてパッシングを受け、神経がささくれる。
首都高なんて一生無縁だとばかり思っていたのに。上りと下りしかない東北自動車道だけで生きていけると思っていたのに。「田舎のネズミ都会のネズミ」と言う単語が脳裏をよぎる。
それでも何とか無事に片道5時間、往復10時間を無事故で帰ってくることができた。ホッ。
引越しが終わるまで、あと最低2回は首都高越えをやらなくっちゃいけないんだよね。ユーウツなり。
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コメント
お引っ越し先は神奈川でしたか。ようこそ関東へ。
首都高は僕も初めは怖かったのですが、なれるとテーマパークのようで楽しいですよ。
投稿: wingfeet | 2012年2月17日 (金) 17:02
wingfeetさん
ありがとうございます。
首都高に乗るたびに「この田舎者め!せっかんしてくれるわ」と言われているようでツライです(+_+)
ナビなしで首都高を縦横無尽に乗りこなせたら気持ちいいでしょうね。
テーマパークのようですか。ううむ、たしかにスリル満点なりw
投稿: カオル | 2012年2月17日 (金) 18:51