職場の解体工事
震災で全壊したいまの職場だが、ようやく解体工事が終了しつつある。
新社屋の補助金が出る出ないでしばらく停滞していたが、やっと取り壊し、新社屋建築の行程がまとまった。
ふしぎなものだ。
いまは封鎖されているドアをくぐると、いつもの退屈な日常業務が待っているような気がする。
いつものフロアがあって、いつものスタッフがいて、いつもの業務が。
でも、封鎖されているドアの向こう側は何もない。
ブルドーザーが走り回り、土とがれきしかない。なんだか信じられない気持ちだ。
ぼくは一生この支社にいて、フロアのスタッフや職場のつまらないルールに一喜一憂しながら、こんな毎日が永遠につづくと思っていたのに。
日常が失われるのなんて、あっけないものなんだね。
| 固定リンク
« 引っ越し準備ちう | トップページ | 引越し大作戦 »
コメント