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2011年8月29日 (月)

荒吐11は盛りだくさんで

荒吐11、無事に帰ってきました。
今年は見どころがいっぱいあって、例年にも増して楽しいフェスに。
少しずつ紹介して行きます。

1日目。
川崎中学校ブラスバンド部(陸奥)→片山ブレイカーズ(荒吐)→ビートモーターズ(荒吐)→サンボマスター(陸奥)→くるり(陸奥)→トクマルシューゴ(津軽)→曽我部恵一(磐越)→真心ブラザーズ(磐越)→yanokami(磐越)→ソウルフラワーユニオン(津軽)→ハナレグミセッション(陸奥)→ラビッツ(津軽)。
合計12バンドを見た。1日でこれだけ見たのは初めて。
川崎中学校ブラスバンド部は、清志郎ヒット曲を演奏。いけないルージュマジックとかデイドリームビリーバートか。ほほ笑ましいソロもあり楽しい演奏でした。指揮の先生がかわいかったな。
片山ブレイカーズは、型破りで元気が良くてゲヒンで、活きの良いロックバンド。ビートモーターズも破天荒でイイ。
元気の良い若手バンドは、見ているだけで嬉しい。ビートモーターズのギタリストは、かなりオールドロック好きと見た。リハの時の手癖っぽい演奏がとても良かった。バンドではあまりソロが聞けなかったけど、もっと聞きたい演奏でした。ボーカルも、何だか知らんけど元気よくクネクネしてて良い。
曽我部恵一バンドは、どんどん70年代ポップロックぽくなってきてる。方向性が見定まって来た感じ。
曲もとてもよい。曽我部のリリカルな歌詞世界、キャッチーなメロディーはますます磨きがかかってきている。
真心ブラザーズはアコースティックでの登場。曲も良いけどMCが面白い。YO-KINGのしれっとした毒舌ぶりは楽しいね。

しかし磐越ステージは遠い。果てしなく遠い。歩いて20分。約2キロと言うところか。往復4キロはこたえる。写真は、磐越に向って歩いているところ。まだまだステージは先の方。

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小雨交じりの曇り空だったんだけど、真心のあたりから急に晴れてきた。磐越ステージ後方、キャンプサイトから蔵王を望む風景に光が差してきて圧巻。


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yanokamiのエレクトロニカサウンドで涼しんだあと、ソウルフラワーユニオンを見に津軽ステージへ。
いやー。ソウルフラワー、熱かったです。
始まる前から、いかにも暴れそうな雰囲気の若者たちが前方に集合。1曲目の「歌は自由をめざす」が始まった瞬間、前方はモッシュの嵐。まさかとは思ったけど、サークルモッシュまで出現するとは。
最近のソウルフラワーユニオンは、とにかく熱い。ここんところフェスの出演が多いせいかな。
聞かせて、踊れて、暴れられるライブになっています。

それから1日目トリのハナレグミセッションを見て、山口洋&おおはた雄一のラビッツを見る。
この日のベストアクトは、文句なしにラビッツとソウルフラワーユニオン。
特にラビッツは、二人とは思えない熱いライブ。
今回の荒吐は「ギター」がキーワードだと思うけど、この二人のギターバトルは翌日のギター祭りに比べても遜色のない、熱い熱い演奏でした。
しかし山口のギターはなぜこうもエモーショナルなのか。そしてHEATWAVEでのソロギターとはまたちがった、おおはた雄一との絶妙なギターアンサンブル。
最高でした。

今回、ルーパーを使った曲があった。
赤いストンプボックスが見えたので、たぶんBOSS RC-3だと思う。
山口が8小節くらいのギターフレーズをサンプリングして、そのループをバックにふたりで演奏。
途中でプレイバックを止めて、山口の生演奏に切り替える。そのあとまたループを再生したんだけど、この時まったくテンポがずれていなかった。
スゲェ!!
山口のタイム感。おそるべし。
プロってすごいわー。

ラビッツが終わったのが、たしか10時半くらい。会場入りしてから13時間。よく歩き、よく聞きました。

そうそう、磐越ステージにはヒトハタウサギが設置されていて、記念写真を撮られたり、子どもが遊んだりしていました。
磐越のピースフルな光景、気持ちが安らぐね。
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