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2011年7月15日 (金)

ステップを使おう

きのうはスポンシーとBBの読み合わせ。
ステップ10はBBの記述が少ない。ジョー・マキューの赤本も併せて読む。
ジョーの独自解釈もあるけれど、総じて素直にステップのやり方が書いてある。
「グループの病」についても書いてあって、面白かった。グチの吐きあい、問題の分かち合いばかりでは回復が手渡せない。グループが成長しない。そうなんだよね。

ぼくがAAに来た時にも、「このやり方」とか「プログラム」と言う単語をみんな口にしていたけど、なんのことやらサッパリ分からなかった。まだAAに来て日が浅いせいだと思っていたが、その後AAに通い続けても「このやり方」が具体的にどういう方法なのか、やっぱり分からなかった。
最初の頃はずっと「ミーティングに足を運ぶこと」だとばかり思っていた。

ステップミーティングでも、自分自身の体験としてのステップは、あまり聞けないことが多いように思う。ステップと関係のない話か、ステップの解釈や感想を述べることが多い。
「このプログラムを使ってわれわれは回復した」(回復の過程をたどっている)と言うのであれば、どう使ってどのように回復したのか、体験として話し、伝えるべきである。
もし自分がまだステップを使えてないと思うのなら、すぐに始めた方がいい。酒が止まって何十年も経っていまさら新しい仲間にステップの手伝いなんて頼めない、新しいやり方なんて自分には必要ない、と思うのなら、それこそ頑固な自我である。

ジョー・マキューはステップを使って、われわれは無限に成長できると書いている。われわれは成長し続けるか、後退するか、どちらかしかない、と。
ぼくもそう思う。
頑固な自我の極端な暴走は、いつだって起こり得るんだから。

AAミーティングに来て話をすることは、たいせつなことだ。すべてはミーティングから始まった。われわれはミーティングなしに回復はできない。
でも、それが「AAの回復のプログラム」のすべてだと思うのは、ちょっと寂しい。
せっかくAAには12ステップと言う宝石があるんだから、それを使わないのはもったいないと思うのである。

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