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2011年6月19日 (日)

断酒会市民公開セミナーで考えた

福島断酒しゃくなげ会の市民公開セミナーに参加してきた。
ASKの近藤氏の話が聞きたかったのだが、それ以上に断酒会の公開セミナーそのものに感銘を受けた。
何と言うんだろう、全体の一体感。会長、副会長の物腰の穏やかさ、社会人としての常識的な対応。
話しかければきちんと腰を折ってお辞儀をし、両手で名刺を手渡す。ふつうの敬語がふつうに使える。
断酒会は行政との連携がしっかりしている(と言うか、一部一体化している)が、それは単にAAの伝統6,7との違いうんぬんではなく、こういうオトナの物腰が大きいのではないだろうか。

ここ福島では、AAと保健行政との距離は一向に縮まらない。被災地のアルコール問題にせよ、日々のアルコールや自殺関連の企画にせよ、AAには話が来ない。
行政側が「アルコール依存症の自助グループ」と言う時、ほぼ断酒会と同義だったりする。
それは「断酒会が特別扱いだから」ではなく、「われわれAA側の保健行政との関わりに問題があるから」ではないだろうか。
断酒会は、断酒会長や副会長がいて、彼らと話をすれば組織全体の代表と話をしていると言う安心感がある。彼らは実名で、物腰も柔らかで、襟のある服を着て、身元や連絡先を明らかにし、常識的なオトナの雰囲気を醸し出している。
行政が信用するに足るサムシングがある。
一方AAは(少なくともぼくの地元では)、代表が誰なのかも、連絡先も、今一つはっきりしない。外部機関がコンタクトを取りたくても、何だかはっきりしない感じがぬぐえない。
オトナの雰囲気も大いにギモンだ。
一度、ある先行く仲間が、初対面の行政機関職員にいきなりタメ口で話しかけててビックリしたことがある。打ち解けた場などではない、れっきとした行政の行事の場でのことである。

昨年福島市で開催されたアディクションフォーラムでも、断酒会が招かれ、NAが招かれ、GAが招かれていた。にも関わらず、その場にAAの席がない。
それはやっぱりAAの行政への関わり方に問題があるんじゃないの、と思うのであります。

きょうの断酒会市民公開セミナーは大盛況で、184名の参加があったとのこと。
体験発表も素晴らしかったし、近藤氏の話もとても良かった。
それに加え、断酒会の皆さんの熱い盛り上がり、会長や副会長を中心とした一体感など、大いに影響を受けてきました。
AAメンバーはぼく以外一人も来ていなかったけど、ほんと、学ぶべきことが多かった集まりでした。

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コメント

カオルさんとこの断酒会は、立派ですね。
AAは行政とはうまく付き合っていないですね。
その点は、ぼくも反省しますね。

投稿: アポ | 2011年6月20日 (月) 22:39

アポさん

断酒会もAAも、それぞれに長所短所があるかと思います。
相互交流があれば、互いの短所を補いあえる気がします。
当地では行政へのイベント案内や郵送物の発送を長いことやっていますが、一向に行政との連携は取れている気がしません。
断酒会からAAを薦めてもらった方が早い気がします。

投稿: カオル | 2011年6月20日 (月) 23:25

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