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2011年6月 8日 (水)

家庭に愛が戻った

上京の際、ある仲間のご自宅に昼食に招かれた。
以前から文通をしていた仲間である。このメールの時代、何ともローテクなコミュニケーションだったが、手書きの文字を通じてわれわれは何度もやり取りしてきた。
その仲間と奥さま、お二人の年ごろの娘さんを共に、われわれ夫婦はお招きにあずかった。

驚いた。
くったくのない娘さんたち。アルコホリズムやAAの話題も避けることなく、TVやスポーツの話題と同じように、何の構えもなく奥さまも娘さんたちも参加する。
支配やパワーゲームや断絶といった空気はかけらもなく、そこには安らいだ雰囲気だけがあった。
仲が良く、あたたかく、くつろげる、まさに理想の家庭がそこにあった。

AAの世界にいると、壊れた家庭像にはいくらでも接することが出来る。しかし、あたたかく愛のある家庭に触れる機会はなかなかない。
離婚、断絶、家庭に蔓延する怒りと絶望、AC、世代間伝播、無力感、涙と悲しみとあきらめ。
暖かく愛のある家庭は「どこかにある」のは知っていても、仲間の話の中にはあまり出てこない。
でも、それってすごく大事なことだと思う。

AAメンバーが仕事をし、愛のある家庭を築き、社会の中で役割を担う。
かつてすべてを失ったアルコホーリクが、社会と家庭にカムバックしてくる。アディクト特有の愛されない性格、意固地さ、わがまま、ひがみと自己憐憫から解放されて、家族からも社会からも、ふたたび信頼を得るようになる。
その姿は、何よりもすばらしいメッセージだと思う。

彼の家庭には、理屈抜きで愛情があふれていた。
そう思ったとき、不覚にも涙が出そうになった。
緊張を誤魔化すため、ついべらべらと余計なことを話してしまい、ちょっと反省。
われわれ夫婦も、あんな家庭を築きたいものです。

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コメント

アメリカでは、一番不幸な家庭は現役のアル中がいる家庭ですけれど、一番幸せな家庭は回復したアル中がいる家庭とききました。
一番幸せな家庭を築いてくださいね。

投稿: アポ | 2011年6月 8日 (水) 23:42

アポさん

たしか断酒会のカレンダーに、そんな内容のスローガンが書いてありました。
アポさんもご家族がいらっしゃいますよね。お互い、温かい家庭を築きたいものですね。

投稿: カオル | 2011年6月 9日 (木) 21:21

3人の娘は、忘れないけれど許すと言ってくれましたけれどね…

妻がね…
がんばって、埋め合わせしていきますね。

投稿: アポ | 2011年6月 9日 (木) 22:10

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