日常に戻りつつ
あれほどひどかった給油待ちの車列も、いまはすっかり解消された。
街にはクルマがあふれ、渋滞もいつも通り。暖かくなってきたせいか、暴走族のけたたましいエンジン音も聞こえてくる。
いつの間にか日常が戻ってきている。
とは言え、原発の状況は日に日に悪化している。地元を離れる避難民も相変わらず多い。
ただでさえ行き詰まり感のあったこの街は、このまま過疎化して行くんだろうか。
職場の状況は変わらない。
家に帰ると日常が待っていて、出勤すると災害の非日常が待っている。ふしぎな感覚。
災害など関係なく届く、本社トップからの指示。
3.11以来、色んなことがねじれているような、今までと同じような、ちがうような、おかしな感覚が続いている。現実のような、現実じゃないような、ふわふわした感覚。軽い離人感。
日常が懐かしいね。
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コメント
とりあえず、ガソリンが手に入るようになったのはよかったです。
カオルさんのお仕事だと、特に大変だと思います。
無理しないよう、体に気をつけてくださいね。ホントに。
投稿: otama | 2011年4月 7日 (木) 01:02
otamaさん
ありがとうございます。
いまは潤沢に給油できるようになりました。
先週までの、あの非現実的な給油待ちの大行列は何だったのかという変わりぶりです。
状況は安定しつつある反面、自分でも気がつかないうちに心身のダメージがたまっているようです。
気を遣ってくれてありがとうです。
投稿: カオル | 2011年4月 7日 (木) 21:23