« GWはまったりとスタート | トップページ | 走ってないス »

2011年4月30日 (土)

あとになって思い出すこと、問題を直視すること

きょうはホームグループのミーティング。
仲間の話を聞いていると思い出すことが多々ある。

飲んでいたころ、ぼくは外科と内科の入院を数限りなく繰り返していた。
急性膵炎を手術してもらい、九死に一生を得たが、その後も再飲酒しては何度も入院していた。

いまでも思い出すが、ぼくの腹には4本のドレーン・チューブがささっていて、その上にさらしをぐるぐる巻いて退院した。
ドレーン・チューブからは汚い膿がじくじくと何ヶ月も出続けていた。
数日置きに受診して、生理食塩水で洗浄する。上のチューブから看護婦さんが水を入れると、下のチューブから膿が押し出されて出てくる。見ていると気持ちが悪くなってくるんで、ぼくは処置の間、ずっと目をそらしていた。
で、再飲酒して具合が悪くなるたび、それが悪化していた。

今思い返すとつくづくグロい状態だった。よくそんな状態で酒が飲めたものだと思う。
でも、ドレーン・チューブごとさらしに巻いて服を着てしまえば、視界には入らない。
視界に入らないものは「なかったこと」にして、ぼくは飲み続けた。

目に見えないからといって、問題がなくなったわけではない。
むしろ、問題から目をそらすこと、見えないふりをすることで余計に事態は悪化する。

お腹の問題だけじゃなく、当時ぼくはさまざまな問題に首まで浸かっていた。
行き詰まった夫婦関係。職場での厄介者扱い。数々の飲酒にまつわるトラブルと他人への迷惑。
そして何よりも、ぼくの中にはいらだちと絶望、虚無感が吹きすさんでいた。
生きて行くことの意味が、まったく分からなかった。

やっかいなこと、見たくない欠点。まさにそれが、いちばん手を付けるべきことだった。
そのためには、問題を直視するには、勇気がいる。力が必要だ。
その力を、ぼくはAAという共同体でやっと与えられた。
今日のミーティングで、そんなことを思い出しました。

|

« GWはまったりとスタート | トップページ | 走ってないス »

コメント

あと、二年この状態続けて行けば、肝硬変で死ぬよ。って言われたから、止めようと思うけど…
朝一番で呑んじゃうし、自分でダメだって解ってるのに。
精神病院にも入院したし。うつ病とも言われたから、親連れて来てって…
心配かけたくないから、この状況親に言わないでっていったのに、医者にもよるけど、勝手に考えて患者を傷つけてる人も居ると思う。母子家庭で、子供まだ5歳だから、死にたいと、思う時はあるけど、自己嫌悪からかな。自分で調節出来なくて。精神病院に、閉じ込められた時も、断酒で幻覚とかおかしな声音で、変な人扱いだし。自分おかしくなりそうで、そんな姿とか親とかに見せたくないし、自分が恐い…
自殺するより、好きな位呑んで死んだほういいかな。
親戚の、おじいちゃんは、ハルと同じアルコール中毒で、無理あり、精神病院に、入院させられ退院してからクビ自殺しました。
どうしたらいいかって聞けば、誰もが呑むなって言う。出来ないから、聞いてるのに…いつも、寂しては呑む毎日。誰か、同じ思いしてる人いないかなぁ
今回も、血液検査で、アルコール度数400越えてるって。普通30前後なのにってさ。
全部、重なって、アルコール中毒と、うつ病、セックス依存症…それで、また自己嫌悪…でも入院したくないの
叫んだりする人もいるし、監禁されるのイヤだし。

投稿: ハルミ | 2011年5月 3日 (火) 05:27

ハルミさん

コメントありがとうです。
生きるのがつらくて、迷っているんですね。
この病気は死ぬ病気です。まずは生き延びてください。
おそらくお医者さんもまわりのひとたちも、あなたに死んで欲しくない、と思ってアドバイスしているのではないでしょうか。
まずは酒を抜いてすっきりしたアタマで考えてみましょうよ。
ちなみにカオルは精神病院に3回ほど入院しています。思ったほど悪いところではありませんでした。
(精神病院だと誰も教えてくれなかったので、最初分かりませんでした。ほかの患者さんたちは、みなご飯を食べるのが異様に速かったのが印象的でした)
どうかハルミさん、生き延びて、ミーティングにたどり着いてください。

投稿: カオル | 2011年5月 3日 (火) 23:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35048/51538097

この記事へのトラックバック一覧です: あとになって思い出すこと、問題を直視すること:

« GWはまったりとスタート | トップページ | 走ってないス »