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2011年1月30日 (日)

実家の両親

きょうは実家の両親と食事に行ってきた。
今年に入ってからまだ一度も会いに行ってなかった。気がつくと数ヶ月まったく顔を合わせてない、なんてこともしょっちゅうなので、最近はこまめに会いに行くようにしている。
妻と4人で、焼肉を食べに行く。割とこのパターンが多い。
話題は自然に、親戚やぼくの妹の近況などに向かう。
伯父の具合が良くないことや、妹の一家が家を建ててもうすぐ引っ越すこと、などなど。
ぼく自身のことは、あまり聞かれない。聞かれなくなった。

昔は、両親との関係はあまり良くなかった。酒が止まってしばらくの間は、ぼくは両親を遠ざけ、会うことを避けていた。電話にもイライラして、すぐに切ってしまっていた。両親にしてみたら、ちゃんと酒が止まっているのか、また無断欠勤を繰り返していないか、心配のし通しだったと思う。

あのころのひどいイライラは、いったい何だったんだろう。
思う返すと、ぼくは思春期のころの反抗心を、いつまでもいつまでも引きずっていたように思う。両親の重力から逃れようと、じたばたともがいていた。
もがくことをやめてみて、初めて両親ときちんと向かい合うことができた。

ただ酒が止まっていただけだったら、ぼくはいまでも親との間に、しょうもない小競り合いや葛藤を繰り広げていたに違いない。安定した穏やかな関係が再構築できたことは、多少なりとも自分も変わったんだろう。

親、あるいは身近な人との関係は、時に非常に苦しい。
いっしょにいても苦しいし、離れてもまた苦しい。
大勢の仲間が、親との葛藤に悩み、傷ついている。きちんとステップを踏んでいても、内面の変化はゆっくりで、期待したほどにはすぐにはやって来ない。
親との和解ってのは、アル中さんの永遠のテーマかも知れないね。

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