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2010年8月 4日 (水)

謙遜

うちの地区だけかも知れないが、AAでは「ミーティングでは暗いテーマほど盛り上がる」と言うジンクスがある。
じっさい、「どん底」とか「最後の酒」と言うテーマだと盛り上がる。盛り上がるというか、話しやすいんだよね。
反面、AAプログラムのキーワード「無力」「謙遜」「希望」などのテーマは盛り上がりにくい。抽象的だし、そう言う言葉を語るのは気恥ずかしいしエラソーで気が引ける。そんなムードがある。
でも、こう言うキーワードこそ、回復の言葉として、きちんと自分の体験を通して新しい仲間に伝えていくべきだろう。

とは言え、テキストが何もないと分かりづらい。
もちろんBBや12&12にはいっぱい記載があるけれど、でもやっぱりその言葉は格調が高い。口語的じゃないし、そのまま語るのは背伸びしている感があって気恥ずかしい。

みのわマックから出ている「ジャン・ミニーの12ステップ」は平易に、分かりやすい言葉でAAのキーワードを語っている。
この本で「謙遜」に触れている部分に、とても納得ができた。

私たちは自分の持っているものを隠したり、卑下したりする必要は何もありません。
日本では心にもないへりくだりを言うことを謙遜と考えて、日本語をそういう風に使っている社会ですけれども、本当の謙遜というのはありのままの自分を見つめることです。
ありのままの自分を見つめて、それを認めたら、決して威張れない。俺は偉いといえるような人間はいないはずなんですね。えらいと思う人がいるとすればそれはほとんど人から与えられたものです。あるいは神様からかも知れない。とにかく与えられたものです。

スピーチをそのまま文字に起こしているから、いくぶん文章がおかしいところもある。
でも分かりやすい。平易だ。言葉に力がある。
自分のソブラエティ、いまの自分が持っているものは、みな与えられたものだ。恵みだ。
だから卑下することもなければ、逆にひけらかすこともない。ありのままに受け入れる。
ここを読んで、BBの6章のフレーズが思い浮かんだ。

私たちはへつらったり、争ったりせず、分別を持って、機転を利かせ、思慮深く、謙虚に行動すべきだ。私たちは神の子として、自分の両足でしっかり立っている。誰の前にも這いつくばりはしない。
(We should be sensible, tactful, considerate and humble without being servile or scraping. As God's people we stand on our feet; we don't crawl before anyone.)

きっと同じことを言っているのだろう。
われわれアルコホーリクは、自分に満足すると言うことがなかなか出来ない。
いつもどこかで他人と自分を見比べている。そして他人をひがんだり、見下したりしがちだ。
だからこそ、その囚われから解放されたミニー神父の言葉やBBのフレーズは、新鮮に、回復のイメージとして、心に響くんだろうね。

ぼくもこの言葉を自分の言葉として話せるくらい、回復したいな。
そんなことを、きのうのステップワークの最中に考えていた。

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