AAタイム?
ぼくがAAにつながったころ、先行く仲間から「AAタイム」と言う言葉を教えてもらった。
こんな内容。
AAでは待ち合わせの時に、時間に遅れた仲間を待たない。
待ち合わせに遅れたら、置いて行く。
飲んでいるかも知れない仲間を待っていても時間のムダだし、他の仲間の時間を浪費することにもなる。
遅れた方も、置いて行った方も、このルールは承知。だから恨みは残らない。
まだケータイ電話が普及していなかったころの話である。
新米AAメンバーだったぼくは「へーなるほど、さすがアメリカ生まれ、AAは合理的に出来ているんだな」と感心した。
じっさいクルマに乗合せてイベントに行く時、待ち合わせの時間に現れない仲間もいたが「じゃ、時間なんで」と、あっさり定刻に出発した。
実にクールだ。
しかしケータイ電話の普及によって、この「AAタイム」ルールはあっさりと過去に追いやられた。
待ち合わせに遅れた仲間のケータイに電話して、事情が分かれば(だいたいは寝坊だ)、もう少し待つなり、迎えに行くなりするようになった。
あっさりと仲間を置いて出発する光景は、すっかり見られなくなった。
ぼくは好きだったんだけどな、AAタイム。
仲間を置いて行くのにも関わらず、陽気な雰囲気はゼンゼン変わらない。
「他人は他人。自分は自分」と言う感じが好きだった。
クールだけどドライじゃない。
仲間が飲んでる(かも知れない)のは仲間の問題。相手の問題は相手にゆだね、自分は自分が取り組むべきことに取り組む。そんなAAの姿勢がよく現れていたんだけどな。
「あすの山形のセミナー、8時に○○公民館集合ね」
「あい」
「AAタイムだから、よろしく」
「ほいよ」
こんな会話、もう一回やってみたいものです。
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