荒吐10、感想その2
荒吐2日目、快晴。
キャンプサイトの朝は信じられないくらい気持ちがいい。
あまりに気持ちがいいので、外周をぐるっとジョグ。
ジョギングやってるとこういう時便利ですね。いつでも使える自転車を持っているようなもの。
キャンプ椅子でコーヒーを飲んでいる人もいれば、小高い丘の上のあずま屋でギターを弾いている人もいる。うーん、アーシーな感じ。
こんな立て看板を発見。
うーむ・・。何とも言えない脱力なセンス。
しかも後ろにリスがいるっぽいし。
朝から長縄跳びにチャレンジしている若者も。
で、われわれ夫婦はカフェ・ウブドのバリケチャップ丼で朝食。twitter情報で、「タワー盛り」と言えば大盛り&タワレコタオルプレゼントとのこと。さっそくチャレンジしてみたら、信じられない大盛りでワラタ。ありがとうカフェ・ウブド!
2日目。
神聖かまってちゃん→ フラワーカンパニーズ→ Cocco→ HEATWAVE→ つじあやの→ 吉井和哉ちょびっと→曽我部恵一BAND →泉谷しげる→休憩→RESPECT FOR 忌野清志郎。
かまってちゃんは、うーん、どうしたんでしょうか。話題のあるバンドだけに観客も大勢詰めかけていたし、プレスも大勢写真を撮っていた。しかしよく分からないトークで時間を費やし、曲は決して長くないにも関わらず3曲のみ。MCもいまひとつ。うーん。
終演したのかもはっきりしないので早々にステージをあとにしたけど、どうもその後スタッフともめたようだ。大丈夫だろうか、かまってちゃん。
フラカンはもう、言うことなし。今年で41歳だというが、曲も演奏もどんどん良くなっている。
HEATWAVEもそうだが、40を越えても成長し続けるアーティストを見ると、ほんと元気が出る。
若さのオーラが消えたあとでも前に進み続ける姿には、勇気がもらえる。
HEATWAVE、ラストは「still burning」。
このテンションの高さ、演奏の緊迫感のすさまじさ。
ほんの少しでも、あなたの胸の中にまだ燃えているものがあったら、それを大事にしてください。
少し照れながらそう言って始まったこの曲。名演とはまさにこのこと。
山口洋は決して饒舌ではないが、その言葉は一言ひとことに説得力がある。
そう、今回の荒吐では、言葉に重みが、説得力があるアーティストが際立った。
フラカンも山口も曽我部もチャボも、言葉に載せる思いが伝わってきた。
言葉の重みを感じた二日間だった気がする。
清志郎トリビュートでもみくちゃになったあと(最前列付近、死ぬかと思った)、帰りの車中のラジオで清志郎の特番をやっていた。
どんな豪華アーティストがカバーしようと、やっぱり清志郎のこの声が頭の中に聞こえてきてしまう。
でも清志郎も、最後まで前進し続けた人だった。
今回、前進するオトナたちのすばらしさを実感したフェスでした。
ちょっと笑ったこと。
つじあやののステージ。
なぜか野郎率高し。それもミドリやザ・バースデイのグッズを装備したような連中。
MCに対し「うぉーっ」と言う野太い声援。
な、なぜつじあやのに殺到するのかコアなインディーズ・ファンよ。「風になる」を陶然と合唱するのかバースデイTシャツ男よ。
ちなみにつじあやのさんはナチュラルでほんわかした雰囲気の、癒し系美人でした。
清志郎トリビュート前、夕暮れのハンモックコーナー付近で一休み。
こういう光景は何とも言えずしあわせな気分にさせてくれます。
荒吐リスペクト!
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