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2010年2月27日 (土)

ステップ5のお手伝い

先日、スポンシーのステップ5のお手伝いをしてきた。
何度やっても緊張する。失敗へのおそれが顔を出す。
おちつけおちつけ。
これはスポンシー自身が、神に対し、自分に対し、そしてもう一人の人に過ちの本質を認めることなんだ。彼が神と自分に対して過ちを認める作業を見守るのが役目なんだ。

そうは思っても、棚卸しが不首尾に終わった苦い思い出がよみがえってくる。
その時の仲間は頑強に「それは自分の過ちではない」と言った。過ちを認めなかった。心理的な抵抗に逆らって良いことはないのだが、その時ぼくは先を焦るあまり、何とか彼を説き伏せようとして失敗した。

今回は、あえて赤本・緑本のやり方にこだわらなかった。
赤本・緑本の表を使ったが、3欄、4欄にチェックを入れる作業にはこだわらなかった。
棚卸し表を見ながら、彼がゆっくりと自分の話をし始める。
何時間も、何時間も。
最初はつっかえていたが、途中からぼくのファシリテートは必要なくなっていった。
彼は神に話を聞いてもらっていたのだ、と思う。

3欄、4欄にチェックを入れる作業は、ほんの数分しかかからなかった。
それは確認でしかなく、「過ちの本質を認める」作業の大部分は、彼の長い長い話の中で終わっていたのだった。
すべての作業が終わった時、彼は見違えるような表情をしていた。

こういう場に立ち会わせてもらって、ほんとうにしあわせだと思う。
仲間を助けることで自分が助かる。自助グループの基本だ。むしろ自分が助けてもらう方が大きい。
こういう場面に立ち会えるのは、まさにスポンサーシップならではの僥倖だ。

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