崖っぷちの日々
きのうのOSMの話、続き。
関係者のスピーチのコーナーがあった。
お世話になったクリニックのスタッフの方が話をした。
最後に彼女はこう言った。
「みなさん、ぎりぎりの、崖っぷちの日々を過ごしていらっしゃると思いますが・・・」
細かい文脈は忘れたが、その言葉が印象に残った。
聞いた瞬間は、軽い反発を覚えた。
いや、別にオレいまそんな崖っぷちじゃないし。飲まないで安定して暮らしてるし。
崖っぷちの日々と言う言葉を、何だか他人事のように関係者に言われた気がした。
が、しばらくしてハッとした。
オレはいまだって崖っぷちじゃないか、と。
飲まないで生きていられるのは、僥倖に過ぎない。
BBにも書いてあるとおり、アルコホリズムという病を執行猶予されているに過ぎない。
飲まないで生きていられたのは、いられるのは、道を照らしてもらっていたからだ。
ぼくはただ、照らしてもらった道を歩いてきただけだ。
崖っぷちを歩いていることには何の変わりもない。
そんなことも忘れていたなんて。
彼女の言葉に反発を覚えたのは、ぼくの危機意識がいつの間にか薄れてきていることにほかならない。
Living on the edge.
その通りだ。
断崖の下はアルコールの海。落ちればおぼれて死ぬしかない。
ぼくはいまも崖っぷちを歩いている。
神が照らしてくれている道を、仲間の足跡をたどって歩いていく。
近道なんてない。
愚直に歩いていく。
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