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2009年9月28日 (月)

The Prodigy warrior's dance fest

9月20日、Prodigyのフェス、warrior's dance festに行ってきた。
フェスというか、豪華なオープニングアクトというか、最新テクノ系ショーケースイベントというか。

SOUTH CENTRAL
autoKratz
MSTRKRFT
Hadouken!
Pendulm DJ Set & MC Verse
DJ Gedo Super Mega Bitch
The Prodigy
サウス・セントラルの前にDJが一人いたようだが詳細不明。
開始が14時で終了が22時くらいだったから、たしかにフェス1日分のボリュームだ。
会場に到着したのが14時10分ごろ。しかし入場に手間取り(クリエイティブ・マンのイベントってなんだってあんなに仕切りがヘタなんだろう?)、会場に入ったのが14時30分ごろ。
サウス・セントラルはDJふたり組。MacBookProでトラックを作り、ワンショット類をMIDIキーボードで鳴らしているようだ。MIDIキーボード担当はキーボードを持ち上げてDJテーブルの上に立ち、大いに盛り上がっている。USBケーブルまわり、とくに補強していないようだ。プラグが抜けるんじゃないかと他人事ながら心配になる。

アンダーワールドのときのように、サブステージはフロア中央ないし後方に設営されているとばかり思っていたが、上手側のPAスピーカーの横にちょこっと粗末なブースが設営されていて、なんとそこがサブステージだった。
フェス屋台イッコ分くらいの大きさ。パイプが見え見えなのも屋台そっくり。
以下に機材の少ないDJセットとは言え、ちょっとあんまりな大きさである。
が、サウス・セントラルは意に介さず熱く盛り上がる。いいね。
数分の休憩を挟んでオートクラッツ。
実は今回、いちばん楽しみにしていたユニットだ。
ボーカルのデヴィッドは縦横無尽にステージを動き回り、歌い上げる。
animalからの1曲目、always moreでスタート。好きな曲だ。
その後もanimalからの曲を中心に、良いステージを見せてくれた。
お客さんのノリが今ひとつな気がしたが、知名度を考えたらやむを得ないか。

この辺でPAの段取りが悪いことに気がつく。
デヴィッドのボーカルが聞こえない。ギターの音も聞こえない。聞こえるのは聞こえるのだが、エフェクトがまったくかかっていない、ギターをラインにつないだそのまんまの音。always moreのシンセのきれいなディレイもまったく聞こえない。
テクノ/DJ系をPAが意識しすぎたのか、サブベース+低音ばかりが強調されている。

次、MSTRKRFT。
こちらは演奏はせず、DJセットでの出場。曲の音圧がハンパない。こういう音だったらこのPAでいいのだが。
お客さん、踊る踊る。
なんと、クイーンのボヘミアン・ラプソディやメタリカのマスター・オブ・パペッツまで登場。
DJふたりが1台のミキサーのツマミを回しているだけだったんで正直不安だったが、予想以上に良かった。

ハドーケン、すみません、何か波長が合いませんでした。
悪いバンドじゃない。ラップ調ボーカルにディストーション・ギター、シンセ、ドラム。リンキン・パークのフォロワーと言うところだろうか。
PAも良くなかった。ギターがまったく迫力がない。

その後のPendulm DJ Set & MC Verseは、予想に反して熱い盛り上がり。
MC Verseが盛り上げる。
この辺からフロアの人数も相当に増えて、熱気が高まってきた。

DJ Gedo Super Mega Bitchは、ビキニのおねーちゃんがPCでDJやっていたが、異様に寂しいステージ。Prodigyのメンバーの奥さんらしいが・・・まったく印象に残ってない。

で、いよいよProdigyの登場。19:55スタートの予定だったがなかなか始まらない。
20:20を過ぎてフロアが焦れてきたころ、ようやく始まる。

いやはや、すごかった。
これまでのアクトは何だったんだろうと思うくらいのすさまじいテンション。
PAもすさまじい音量。
キースとマキシムのダブルボーカルがステージ中をのし歩き、踊り、客を挑発する。

デジタル・ビートの本質は肉体性だとぼくは思う。
躍動する肉体、むき出しの肌、ダンス、歓声、汗、跳躍。
肉体性を最大限に引き出すために4つ打ちのバスドラムが鳴り響き、シンセベースがうねり、シーケンスフレーズが駆け抜ける。
トランス。
テクノミュージックのほとんどが従来の音楽的な構造を持たないのは、そんなものは不必要だからだ。
必要なのはただ熱いビートであり執拗に繰り返されるシーケンスフレーズであり、リズムの微細なゆらぎであり、フックである。
天高く開いていくフィルター。コンクリートのフロアに反響する巨大なバスドラム。産毛を震わせる超低音サブベース。跳躍し咆哮するダンサー。
イントロだとかAメロだとかサビだとか、そんなものはここには必要ない。
アグレッシブの極みの、シャープな、踊るための音楽。
このフェスはWarrior's dance fest.と名付けられている。Prodigyの同名の曲からの命名だが、この名前がすべてを表現している。

ここまで先鋭的なダンスミュージックを展開するバンドは数少ないだろう。
フォロワーは多いが、常にワンアンドオンリーのProdigy。
熱い夜でした。

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2009年9月27日 (日)

今月は148キロ

今月の走行距離、9月27日現在で148キロ。
いかんなー。
先月は260キロに達したのに、ほぼ半分。
この土日月は宿直で走れない。
火曜と水曜の朝に15キロずつ走ったとしても180キロ。
まぁ、こういうときもあるわね。
いいざかマラソンまであとひと月。
どれだけロングを走れるか。走れる時間を作れるか。
できればコンスタントに月間200キロをこなしていきたいな。
自分の場合、一回に走る距離は長いんだけど、どうしても間が空きがち。
間が空くと、走力がどうしても下がってしまう。
コンスタントに走れるか。ケイゾクできるか。
がんばりましょう。

宿直はいまのところ何事もなし。
どれどれ仮眠でも取りますか。

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2009年9月26日 (土)

地獄変・偸盗、読了

新潮文庫「地獄変・偸盗」を読了。芥川龍之介。
地獄変の壮絶さに圧倒される。
「王朝もの」と呼ばれる、宇治拾遺物語や今昔物語に原典を得た一連の平安ものらしい。
いやー。
芥川さん。恐ろしい人だ。
良くこんなスゴイ話が書けるモンだ。ストーリーもスゴイが描写というか、筆致もすごい。
壮絶さと絢爛さと美と醜が混然と入り交じった、言いようのない迫力。
芥川は中学・高校時代に教科書や読書感想文の題材で読んだだけだった。こんな魅力ある作家だとは知らなかった。
本文と巻末の脚注を行ったり来たりするのがわずらわしいけど、その手間をさっ引いても読み応え十分。

巻末の「六の宮の姫君」もはかない魅力があってイイ感じ。
箱入りの姫君が、帰らぬ夫を待ちわびながら凋落していく。
悲劇なんだけど、どんどん凋落し、滅んでいく描写がまた美しい。
「偸盗」の沙金の狂気じみた悪女っぷりとは正反対の、受け身な女性。
個人的には、あまりにも受け身で、ちょっと自己憐憫すぎるんじゃないのと思う。
でもなー。
なんか、飲んでいたころの自分と妙にオーバーラップするんだよな。失恋の痛手から何年も立ち直れなかったもんなー。

あと「縁なき衆生は度し難し」というフレーズがハマりました。
忠告を聞き入れないものは救うことが出来ない。
人の忠告を受け入れるには、心を開いていないといけない。
我にこだわっていては、新しい考えは入ってこない。
ステップに通じるものがありますね。

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2009年9月25日 (金)

シルバーウィーク後遺症つづく

シルバーウィーク後遺症が続いている。
どうにも仕事が乗らない。
いつも通りにこなしているんだけど、まるで新しい職場に来たときのようなノリの悪さ。
うーむ。

休みってむずかしい。
休まないとやっていけないし、休みすぎるとチューニングが戻りづらい。
こういうときはもがいても仕方がない。
あわてず騒がず、調子が元に戻るのを待つことにしよう。

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2009年9月24日 (木)

シルバーウィーク後遺症

twitterでいい表現に出会った。
「シルバーウィーク後遺症」。
そう、その通り。イエス、アイアム・SW後遺症。

SW(スター・ウォーズじゃないよ)は東京で思いっきり遊んできた。
Prodigyのフェス、 Warrior's dance fest.。幕張メッセの恐竜2009-砂漠の奇跡。そして横浜の海のエジプト展。
美味しいものもいっぱい食べてきた。陳健一麻婆豆腐とか。陳麻家の担々麺とか。パシフィック東京の中華ビュッフェとか。中華ばっかだな。
が。それはともかく。
もーダメ。
今日仕事に行くのがつらいのなんの。
体が出勤を拒否している。のーみそが仕事を拒んでいる。
そう言えば昔、バンドのメンバーが練習をすっぽかしたとき「ギターを担いで出ようとしたら、悪魔が戸口に立っていた。きょうは外出するなとオレにいうんだ」と真顔で説明してくれた。
一瞬、そんな理由でさぼっちゃおーかと思う。
ジミヘンがオレの肩越しにのぞき込んで、リトル・ウィングをちゃんと弾けるようになるまで外出するなというんだ。悲しそうな瞳でじっとオレの顔をのぞき込むんだ。言うことを聞く以外、オレに何が出来る?ほかにどうしろっていうんだ?とかね。

で、何とか歯を食いしばって(おおげさ)出勤すると、例の戦力外同僚が近づいてくる。
満面の笑みでぐいーっと顔を近寄せてきたかと思うと、おもむろに「東京、満喫してきましたかぁぁぁ?ぐうふふふふ」

・・・・。

もう帰っちゃおうかな、と本気で思う。が、そこは「今日一日」の精神で乗り切る。
午後からは何とか通常ペースに戻る。
いやはや。
SW後遺症、すごいです。社会復帰がこんなにたいへんだとは。おそろしや。
夜は仲間とBBの読み合わせ。
いまは帰宅してご飯を食べて、ピアノを弾いていたところ。
早く通常ペースに戻りますように。

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2009年9月20日 (日)

行ってくるぜ!Prodigy

きょうは待望のProdigyの(ミニ)ロックフェス。
The Prodigy warrior's dance fest
マスタークラフト、オートクラッツも登場。
新鋭テクノ系のライブがまとめて見れる。
もちろんはじめて見るProdigyもムチャクチャ楽しみ。
映像で見るとかなりイカレたステージのようだ。
うーん期待大。
行ってくるぜ!

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2009年9月19日 (土)

iPhoneアプリ、セールがいろいろ

twitterで知ったんだけど、iPhoneアプリの期間限定セールをやっています。
バイオハザード4が900円→450円。
塊魂モバイルが900円→350円。
デジタル大辞泉2,000円→1,000円など。
辞書はいらないけど、バイオハザード4は魅力的。
とりあえずバイオと塊魂、あとAtod ABなるレースゲームを購入。
iPhoneゲームはついはまってしまうおもしろさがある。危険。
先日購入したアルカノイドはとても中毒性が高く、テクノなBGMの良さもあり、ついついゾーンクリアするまで止まらなくなってしまう。
いかんなー。

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2009年9月18日 (金)

16キロジョグ

またまた数日ジョグをサボってしまった。
日曜日のロング失敗で気持ちが委縮してしまっている。

日曜日、ロング走失敗。
スタミナ切れを起こして予定半ばで道ばたに立ち止まる。何ともツライ。
家からはるか離れた場所だったりするとなおさらだ。
ペース配分が間違っていたのか、それとも走力がまだまだ不十分だからか。
こんなんでは10月のいいざかマラソンではまた同じようなタイムになってしまう。
いまからじゃあ、いくら走り込んでも間に合わないんじゃないか。

などといろいろネガティブな考えが渦巻いていて、今週のウィークデイはほとんど走らなかった。
でも、今朝は何とか走り出せた。
ネガティブな考えはひとまず脇に置いておいて、とりあえずウェアを着てiPhoneとヘッドフォンを装着して走り出す。
何も考えない。
ペースもフォームもコースも、なーんも考えないで走る。
ただただautokratzのテクノを聞きながら体を動かす。踊っているかのような感覚。
いつものたんぼ道、稲穂が実っている。風に揺れている。
空が青く、筋雲が線を引いたように走っている。
気がついたら、16キロ近く走っていた。
15.88キロ、1時間28分。

いつもいつも忘れてしまう。
楽しいから走るんだ。目標を達成することばかりにとらわれていると、ついそのことを忘れてしまう。
目標は大事。でも楽しく走ることはもっと大事。
楽しく、長く、このすてきな季節の風景を走っていこう。

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2009年9月16日 (水)

アルカノイドざんまい

きょうは8時まで会議。
外の人との協議会。ふだんの支社内の会議よりも疲れないのは、ふだんつきあいがない人たちだからだろうか。
帰ってきてしばしギターの練習。近ごろちっともギターに触ってない。
新しいエフェクターもまだほとんど触っていない。うーむ。
Recordもマスターしなければと思いつつ、気がつけばiPhoneでアルカノイドざんまい。
コマッタ。コマッタがおもしろい。うーむ。

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2009年9月15日 (火)

最近のギブソン?

かずんさんにもコメントをいただいて、あらためてギブソンのギターを調べてみた。
こんなブログを発見。

音楽とかギターとかテキトーに・・・ : ぎぶそんはひどい

詳細はリンク先を読んでいただきたい。
この方のほかの記事も拝見したが、誠実にギターや楽器を研究されているようだ。
たしかに、山野楽器からギブソンジャパンに変わったあたりから評価の声を聞かなくなった気がする。
単に値段が高くなったからだと思っていたのだが。
うーん。

ギブソン。どうしちゃったんだろう。
方向性を見失ってしまったんだろうか。
ヘンなピックアップを載せたギターを出したり。
ロボット・ギターなるものを出してきたり。
フェンダー・ヘッドにヘンなF穴の空いたセミアコを出してきたり。
↓こんなの
Hb021mfinishshot
これはもうギブソンのギターじゃないでしょう。
なんかこう、目先新しいものに飛びついてかえってブランド力を低下させている気がする。
きのうの合板SGもそうだけど、目新しいギターが弾きたかったらほかのメーカーを選ぶと思う。ギブソンのギターの訴求力は「ギブソンらしさ」なんだから、それを殺いだギターを作ってどーする。
ギブソンの色物に20万出すんだったら、フジゲンとかバッカスとかモモセとかクルーズとかの国産メーカーでちゃんとしたギターを買いますって。
このままギブソンが低迷しちゃうと、ほんとうに「ギブソンの(まともな)レスポール」は買えなく鳴っちゃうかも。
がんばれギブソン!

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2009年9月14日 (月)

ギブソンから衝撃的なギター。たしかに衝撃的なんだがw

久しぶりにギターネタです。
ギブソンから衝撃的なギターが登場したニュース。

Gibson - ギブソンから、衝撃的なSG登場 - BARKS ニュース

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ギブソンから、衝撃的なSGがリリースされた。その名も「Zoot Suit SG」だ。
(中略)
2009年。未曾有の経済不況、深刻な温暖化問題。もったいない運動。そしてエコ。人々の意識も変わった。価値観も大きく変化した。そんな中での、人工合板材を全面に推し出して登場した、Zoot Suit SG。今だからこそ、まさしくZoot=最先端じゃないか。
レインボーカラーとなったZoot Suit SG、もちろんこの模様は塗装によるものではない。予め染色されたバーチ材を幾重にも張り合わせたブロック材を削り出すことで生まれるラインだ。

ええ〜。
合板ですか・・・うーむ。いつかは美しいトラメのレスポールを所有したいというのが多くの中高年アマチュアギタリストの夢なのですが、それとは真っ向から対立するコンセプトですね。
人々の価値観は変わったかも知れないけど、ギター弾きの価値観はそんな変わらんからなー。
木材をあらかじめ染色してあるというのも、なんと言って良いやら。
もちろん音が良ければそれがでいいんですが。
自分を含め多くのアマチュアギター弾きは、音の善し悪しなんて分かりません(きっぱり)。
クリーンサウンドならともかく、歪ませた上にほかの楽器の音と混ぜたら、ギブソンかどうかなんて分からない。
むしろルックス。「オレはトラメのヒスコレの1959レスポールを弾いているんだッ!」と言う強烈な自負心。これがものすごく大事。ほんと大事。ギタリストなんておだてりゃ木に登る人種だから、ルックスや楽器に対するオマージュがダイレクトにプレイに反映する。
そう言う意味では、「オレは20枚の合板のSGを弾いているんだ・・・」と言う萎え感覚は、いかにエコとは言え、ちょっとまずいような気がする。
ギタリストはほんと「魂」とか「キアイ」をものすごく大事にするからねー。気合いの入れづらい楽器は敬遠される。
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ハッ?!
いま気がついたけどこれって、ポール・スミスのマルチストライプ柄じゃん!
オサレ!
ひょっとしてポール・スミスファンには受けるかも!
ぜひ提携してポール・スミス店舗にディスプレイして欲しい。
がんばれマルチストライプ・SG!

↓ポール・スミスのマルチストライプ・シャツ。
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2009年9月11日 (金)

無事に一日が&芥川龍之介「偸盗」

きょうは支社トップが出張で一日不在。
忙しかったが、何とか一日が無事に終わった。
金曜日は夕方から8時まで、支社トップと「ティータイム」になる。
彼が部署にやってきて、残り番であるぼくと話をするのである。
話があるときはありがたい時間なのだが、話題も途切れて沈黙が支配してもティータイムは終わらない。自分から席を立つわけにも行かない。席を立とうにも自分の部署なので、ほかに行くところもない。
つか、ティータイム2時間以上って長すぎ。
しかし上司がコミュニケーションを求めて部署に来ている以上、無下にすることも出来ず。
仕事がたまってじりじりしているのに支社トップとじっと沈黙のお茶をすすっているのは、なかなかつらい。かなりつらい。相当つらい。

きょうは支社トップがおらず、夕方からあとは気を遣うこともなく自分の仕事が出来た。
一段落して、twitterで興味を持った芥川龍之介の短編を読む。

偸盗、いいです。
不穏と狂気と対立を含んだ、西部劇の出だしのような前半。
中盤から一気に戦闘シーンになだれ込み、あっと驚くクライマックスまで息つく暇もない。
エンターテイメント小説じゃないの、これ。
芥川がこんなジェットコースター小説の書き手だとは知らなかった。ハリウッド映画並み。すごいすごい。

いやtwitterておもしろいわ。芥川なんて読まないまま終わっていたかも。感謝感謝。

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2009年9月10日 (木)

16キロジョグ

ラウンドアップがあったり猫の件があったりで、なかなか走る意欲が出なかった。
気がついたらジョグが遠ざかっている。
イカーン!
いつものパターンだと、このままずるずると冬眠に入ってしまう。
いかんいかん。
せっかく走力が向上してきているのに、ここでやめたらもったいない。
てなことで、自分にカツを入れるためにきょうは少し長めの朝ランに出かけることにした。

090910run


いつものジョグコースをほんの少し遠回り。
16キロを93分ほどで。
だいたいキロ6分弱くらいのペース。
このくらいが長く、気持ちよく走れる。
いつの間にか雲や朝日や空が、秋になっている。
陰影の濃い、斜めに差し込む日差しが気持ちいい。
気温も低くて走りやすい。
太陽や空や雲を見ながら走っているだけで幸せ。
走らなきゃ、もったいない。

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2009年9月 9日 (水)

Propellerhead Record、OUT NOW!

Propellerhead社のRecordがいよいよ発売になった。
同社のトップサイトでもトレーラーが流れている。

Propellerhead Software

日本の代理店MI7 Japanからプレオーダーでバージョンアップ版をゲット。
フライング気味に、今週初めには到着。
さっそく使っている。

090909
(写真はデモソング)

いや、いいスね。Record。
単にReasonにオーディオレコーディングを加えただけじゃない。
Reasonを完全に呑み込んでしまっている。
オーディオからシンセ、リズム系までこれ単体で完結できる。
もちろん拡張性がない(プラグインが使えない)と言う、既存のDAWに当然の機能がないと言えばない。
でもReasonの延長のソフトであることを考えれば、設計思想として当然である。
むしろ拡張性がないからこそ、音楽に集中できるのだ。
どのシンセやサンプラーを使おうか、たくさんのプラグインと星の数ほどのプリセットを試行錯誤するヒマがあったら、黙ってサブトラにコンプとEQを通せばいいのである。使える人はThorを差せばいい。あとはフレーズに集中した方が良いに決まっているのである。
いや、コンプにEQさえ邪道。Scream4一発が正道なり。

設定を終えてデモファイルを開いてみる。
一瞬めまいがしそうになる。画面に収まりきれない無数のモジュラーラック、ミキサートラック、シーケンサーウィンドウ。
でも落ち着いて確かめていくと、むしろReasonより分かりやすい気がする。
使わない機能や画面はオフにしておいて何ら差し支えない。惑わされず、最小限度の構成でいいのである。
マイクロ・チュートリアルもすぐに開けて、ムービーで学習も出来る。
日本語マニュアルも9/9からダウンロードできるようになった。
838ページもある膨大なマニュアルだが、マニュアルと言うよりリファレンスとして使うのが正しい。
ギャグセンスたっぷりのマイクロチュートリアルを見て、いきなり使い始める。
分からなくなったらマニュアルで検索。
これが正解だろう。
しかし何だろうね、このワクワク感。
最近のDTMソフトではついぞ感じたことのない、どこかへ連れて行ってくれそうな期待感。
いい。イイよRecord。
興味を持った人はこちらを。デモ版をダウンロードできる。
Propellerhead Software - Downloads - Main
歯ブラシくわえて、いますぐGO!
(↓好きなんです。このムービー)

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2009年9月 8日 (火)

猫を弔う

ラウンドアップ当日の朝。いつものようにジョギングに出かけた。
走り始めたのが少し遅い時間で、気温は高くなってきていた。アパートまであと2キロ弱の地点で、猫が歩いているのに気づいた。
猫なんて別に珍しくもない。が、なんだか様子が変だった。歩き方がおかしい。いやにゆっくりしていて、前足と後ろ足のリズムが合ってない。体が揺れている。
猫に遭遇するとたいがいはさっと草むらに隠れて、そっとこっちをのぞくものだ。
それなのに近づいてもまったく気がつかない様子で、逃げようともしない。ひたすら歩き続けている。
不思議に思っているうちに,とうとう追いついてしまった。
顔をのぞいてみる。明るい茶毛の若い猫だ。2、3才か。
右耳に大きなかさぶたが出来ている。右目に目脂がこびりついている。
それよりも、異様に痩せているのに驚いた。お腹の左右がくっつきそうなくらいだ。
ケガをしていて、栄養失調寸前。
猫の進む方向に人家はない。田んぼと炎天の国道バイパスがあるだけだ。

このまま放っておいたら死ぬな。コイツ。
そう思った。
「おい」と声をかけてみる。にゃあ、と、かぼそい返事が返ってきた。
足を引きずりながらも、猫はまっすぐに歩いて行く。こびない。ぼくのことなどまるで意に介さないようだ。
前に回って目をのぞき込む。口の周りもケガをしている。ちらとこちらを見るが、邪魔だと言わんばかりにまっすぐ歩いて行こうとする。
首輪が見えた。飼い猫だ。飼い猫がケガをして痩せ細ってこんなところを歩いている。尋常じゃない。捨てられたに違いない。餌を獲るスキルもなく、飢えるしかなかったのだろう。
自分を捨てた飼い主を、家を求めて歩き続けているのだろうか。炎天の先に人家なんてないのに。
死んじまうぞ。

気がついたら猫を抱き上げていた。
これから宿泊イベントなのに、どうするんだオレ。じき仲間と待ち合わせの時間だ。妻は仕事で夕方まで帰らない。
それでも猫を見捨てることは、どうしてもできなかった。
抱き上げた猫はあらがう気力もなく、腕の中でグッタリしていた。連れて帰る途中、何度かにゃあ、と鳴いた。

アパートに連れて帰り、牛乳を飲ませた。これが良くなかったのかも知れない。
猫は休み休み、うずくまりながら牛乳を飲んだ。
猫を置いて一度仲間との合流地点に行き、事情を話した。別の仲間が一晩面倒を見てくれることが決まり、いっしょにアパートに戻った。
アパートの鍵を開けると、姿が見えない。あわてて探すと、ぼくがいつも座っている座布団の上で丸くなっていた。安心したのか、無防備な姿で眠っている。その姿を見たら何とも言えない気持ちになった。

イベント中、例によってiPhoneはつながらなかった。
猫のことが気がかりだったが、仲間に任せる以外方法がない。
一夜明けて急ぐ途中、猫が死んだ、とメールが入った。

缶詰を少し食べただけで水も飲まないので、仲間はそうとう心配したらしい。
明け方まで息をしていたが、朝になったら呼吸が止まっていたそうだ。
仲間のアパートに急ぐ。
もう冷たくなって、体が硬くなっていた。痩せ細ったままだった。

申し訳なさそうな顔の仲間に礼を言って、猫の亡きがらを引き取った。
仲間は何も言わず、黙ってスコップを貸してくれた。
妻に電話して、猫が亡くなったことを伝えた。妻は猫が飼えると思って心待ちにしていたようだ。
ふたりで猫の亡きがらをもう一度見る。明るい茶色の毛並み。
そっと目を閉じ、眠っているように見えた。
ぼくの座布団で丸まっていたときのように。

気乗りしなかったが、妻の提案で警察に連絡をした。
迷い猫の届け出は出ていないという。亡きがらをどうしたらいいか教えてほしいと頼んだが、自分で考えてくれ、と言われた。敷地に余裕があれば庭に埋めてはどうか、とも言われた。けどあいにくアパート暮らしで、庭なんて付いてない。

日暮れが近づくのを待って、小高い丘の雑木林に出かけた。
ここなら見晴らしがいい。運が良ければ夕陽も見えるだろう。
スコップをふるって、妻と交代で穴を掘った。土は固くて木の根だらけで、あっという間に汗だくになった。
いつの間にか日が落ちて,辺りは暗くなっていた。
タオルにくるんだ方がいいんじゃないかと妻は言うが、ぼくは首を横に振った。なるべく早く土に返してあげた方がいい。

墓標は立てなかった。
首輪も付けたままにしておいた。
陽炎のアスファルトを歩く猫の後ろ姿が目に焼き付いていた。
目も見えず、耳も聞こえなくなっていただろう。
それでも何かを探して、まっすぐ前に進むことをやめなかった。
よろよろに死にかけているのに、歩みを止めなかった。
そう言えば頭はしっかりと上げて、前を見ていたっけ。
弔いの言葉をつぶやいて、真っ暗になった雑木林の道を戻った。

誇り高い猫。
あれから二日。激しい炎天と陽炎、夏草、アスファルト、茶色い猫。蝉の声。
いまも風景が焼き付いたままだ。

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2009年9月 7日 (月)

福島地区15周年記念ラウンドアップ

この土日はAAの宿泊イベントに参加してきた。
福島地区15周年記念ラウンドアップ。場所は沼尻温泉。
地元のイベントで実行委員に入らないのは、実は初めて。
プログラムも内容もほぼ白紙の状態で参加した。見知った仲間が主催して自分が何の係もやっていないのはなんだかふしぎな気分だった。
内容は、OSMあり、テーマごとの分科会ミーティングあり、ビンゴ大会ありとほぼ定番スタイル。
バンド演奏の希望ありとの事前情報もあったが、廃案になったようだ。
北は青森、南は大分、大阪と、相当に遠いところからも仲間が集まった。
それにしても。
あらためて、場所が違うと仲間もAAプログラムの進め方もずいぶん違うものだな、と思う。
たたき上げ、ガテン系のスポンサーシップあり。
理論派あり。人情派あり。
ぼくは大阪から来たという若い仲間とずいぶん長い時間話をした。
若いのに、熱心にステップに取り組んでいる。自分がAAにつながり初めのころは、仲間にあちこち連れてもらってははしゃいで、ただただ舞い上がっていた。ステップがどうだとか、あまり真面目に考えていなかった。
スポンサーを何人も代えたという話。スポンサーは水先案内人でスポンシーは舵取りだという話。
どれも新鮮で、納得がいく話ばかりだった。
ふだんのミーティングでは得られない、色んな気付きを得、考えさせられた。

酒を飲まないでいる時間が長くなるにつれ、飲まないで生きていくと言うことをどうとらえるかが大きな問題になってくる。
強迫的な飲酒欲求はなくなった。仕事も安定してきた。周囲との調和もそれなりに取れてきた。酒でひどい失敗を繰り返していた時期は人の記憶からも自分の記憶からも、薄らぎつつある。
その一方、ミーティングはマンネリな気持ちになってくる。やることが増えてミーティングの回数も減ってくる。メンバーシップが少しずつ薄らいでいく。
そのとき、AAと言う集団と自分の関係を見つめ直さないといけない。
「酒が止まる」ことだけが目的なら、そこまでで十分なのかも知れない。
でもぼくの場合は、酒が止まることはほんの手始めに過ぎなかった。BBに書いてあるように。
自殺願望、見捨てられ不安、依存欲求、自己肯定感の圧倒的な欠如。
そういったことを手放すためには、仲間の支えとステップが必要だった。
ハッとするような気付きを、いままで何度も得た。
でも気づいただけではダメなんだと、最近気がついた。分かち合い、次の仲間に手渡すことでより強固にしていく。そうしないと日々の感情にまみれてあっという間に高慢や恐れ、不安が暴走しはじめる。

飲まない生き方をただひたすら受け取る立場から、もらったものを次の仲間に手渡していく立場へ。
視点が変われば、風景も変わる。またひとつ気付きがもらえる。

仲間の話。
ソブラエティと言う言葉は、飲まないで生きると言うだけでなく、豊かさ、豊かに生きるという意味も含んだいるんだそうだ。
いい言葉だ。

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2009年9月 3日 (木)

今週末はラウンドアップ&同僚にヘトヘト

今週末は地区の15周年記念ラウンドアップ。
一泊で参加。AAの宿泊イベントに参加するのは久しぶりだ。ホームグループの年越しミーティング以来。
実行委員会に参加していない地元イベントは、今回が初めて。
うちのグループからも何人か企画組に参加している。それなのに自分がそこに入っていないのは、何となく妙な気分だ。
新しい世代が育ってきている頼もしい感じと、少し寂しいような気分。
なかなか新しいメンバーが定着しないながらも、少しずつ世代は交代してきている。

それはともかく、調子が悪い。
気持ちがへこんでいる。疲れてて、気持ちがじりじりと焦っていて、いらだっている。人に優しくなれない。ささいなことでカッとなる。
疲れているのが自分でも分かる。
きのうは午前中で早退。
午後は丸々寝ていた。それでも疲れが取れない。いくらでも眠れるのに、疲れが取れない。

例の同僚の件。彼の尻ぬぐいを延々と続けていることがしんどくなってきた。
いくら尻ぬぐいをしても、彼はまったく成長しない。同じあやまちを何度も繰り返す。
それどころか彼も周囲も、当然のように彼の業務をぼくに求めてくる。尻ぬぐいをし続けるのが当然になってしまっている。

手放そう。
いい加減、手放そう。

アル中は自分の問題と人の問題の区別が付かない。
新しい仲間を見ていると、他人の問題に巻き込まれて身動きが取れなくなっていることがある。
でも自分もそれと同じだ。
巻き込まれて客観視できなくなっている。
自分を生かして他人も生かせ。その通りだ。自分を押し殺して人のお手伝いをしていると無理が出てくる。
手放すべし。愛を持って、勇気を持って手放すべし。

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2009年9月 1日 (火)

きついなー

タイトないちにちでした。

宿直明け→自宅に戻って15キロジョグ→本部出勤、班打ち合わせ→スポンシーと待ち合わせ、昼食兼ステップ5のお手伝い→本部に戻りトップと打ち合わせ→大もめ→帰宅。

帰宅が11時を越えるのはキツイ。打ち合わせが波乱含みのあとだとなおさら。
運転していても集中が途切れがち。
なんでこんなに忙しいんだろう。どうしたらいいんだろう。

まぁ、とにかくきょうも無事に一日が終わった。
キツイこともあったけど、怒りや恐れにとらわれることもなかった。
無事に一日を終えることが出来たこと、感謝しましょう。

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