フジロック09、雑感その1
徐々に記憶が薄れつつあるので、忘れないうちに。
フジロック09
前夜祭(7/23)
まずは苗場音頭で踊る。
その後レッドでライブ, Räfven(レーヴェン)→The Inspector Cluzo→AFRA→エボニー・ボーンズ。
セット交代の間はDJ MAMEZUKA。
レーヴェンはスウェーデンのバンドでケルト音楽っぽいようなヨーロッパ民謡っぽいような。ホットハウスフラワーズ系?盛り上がる盛り上がる。楽しいライブだった。
続くインスペクター・クルーゾはギター/ボーカルとドラムのふたり組。
ギター/ボーカルの太っちょがおもしろいのなんの。
オシャレなセブンスコードにファルセットで歌い出したかと思ったら、一転してハードなメタル調のリフを弾き出したり。メサ・ブギーのアンプだったからメロウ系のはずがないと思っていたが,案の定。
かと思うと突然曲を中断して「ノー!ノット・ヘヴィメタル!ノー・ヘッドバンギング!アイラブ・ラブソング!」とか指導し出したり。お客さんを何人かステージに上げて歌わせたり。
ジャック・ブラックかと思った。
音楽的な方向性は違っても、ギターパンダ的に楽しいライブでした。
途中でモンゴリアンサーカスが出たらしいけど、ご飯食べていたので見られなかった。
アフラのヒューマン・ビートボックスはおもしろかったが、この辺から疲れが出てきて印象に残らず。エボニー・ボーンズも同様。
エボニーの甲高いボーカルにだんだん疲れてきて、この辺でテントに戻る。
初日(7・24)
11:00グリーンステージ、スカパラ。すでに激しい雨。でも踊り狂う観衆。PA後方から見る。
12:30グリーンステージ、ホワイト・ライズ。ほかのブログを見ると厳しい評価が多いようだが、ぼくは気に入った。内向的で感受性の強そうなボーカル、メンバーたち。ジョイ・ディビジョンや初期エコー&ザバニーメンを彷彿とされる。
大きなアクションはないけど、一生懸命真面目に演奏をしている様が逆に気合いを感じた。
また見たいバンドだ。
14:00グリーンステージ、DOVES。
うーん。あまり印象に残らなかった。
この辺でまたまた雨がひどく降ってきた。
オアシスエリアで食事をするも,器の中にすごい勢いで雨が入ってくる。
そうそうに食事を済ませ、クルマに戻って休憩。場内1にクルマがあると本当に便利。iPhone充電、着替え、荷物置き、休憩、仮眠などテント機能の大半が出来る。て言うか場内1にクルマを置けばテントいらない。
仮眠後,17:30パティ・スミス。
鬼気迫るライブ。この人のステージが見れただけで、今年のフジロックに参加した甲斐がありました。
いまだにパティの咆哮が耳に残っている。
19:20ポール・ウェラー。
良いステージでした。ザ・ジャムやスタカンの曲もやって客席も大盛り上がり。でもパティ・スミスのあとではかすんでしまったのも確か。
ポール・ウェラーを途中で抜け出して、20:30からレッド・マーキーでシミアン・モバイル・ディスコ。
いやー。
こういう音楽で大盛り上がりする時代が来たとは。
ホワイトノイズの嵐。解体した曲構成。無限に上がっていくフィルター開閉。80年代、90年代だったらフールズ・メイトあたりで一部の好事家(北村昌志とか)に絶賛されて終わりだったろう。
テクノが冷たいサウンドだなんて、とんでもない。
熱い電子のビート。うなるオシレータ。吼えるフィルター。解体し続けるサンプラー。
鉄のかたまりのようなモジュレーション・シンセを囲み、踊り続けるマッドサイエンティストのごときふたり。こんなにも熱いテクノで踊れる時代。すごいすごい。
雨はさらに降り続ける。
オールナイトフジの時間短縮の案内に続き、オールナイトフジ中止のアナウンスが。
逆にこのアナウンスでオレンジへの移動がしやすくなった。
シミアンの人波を早々に逃れ、オレンジステージに向かう。
それでも移動に時間がかかり、21:30からのシステム7は、結局ほんの少ししか見れなかった。
テクノにギターを加えた、おもしろいライブが見れたはずだったのだが。
機材群にはビニールシートが被さり、ライブパフォーマンスもよく見えなかった。次回見れるチャンスに期待。
その後ホワイトでクラムボンの終盤を見て,この日は終了。
とにかく移動するにもトイレに行くにも食事をするにも、一つ一つの動作に時間がかかる。場所が離れていることもあるし、人混みの中の移動に手間取るのもある。そして行列。雨が降ると行動が大きく制限され、疲労度も高くなる。
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