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2009年5月 6日 (水)

清志郎、最後のセッション

Youtubeで果てしなく清志郎のビデオを見てはウツウツとした休日を過ごしていた。
2ちゃんねるとmixiの清志郎スレをウォッチし、Youtubeをながめ、情報を流してないかとテレビを付けては腹を立てて消し。
2ちゃんねるでも書かれていたが、大竹しのぶと竹中直人ばかりアップになるのが腹が立つ。
イヤ別に誰に焦点を当ててもいいんだけど、いつもの「芸能人の訃報」的な紋切り型報道に腹が立つ。
オマエら、なんにも分かってねぇくせに知ったかぶりしてるんじゃないよ。

鬱屈した気持ちでネット情報をあさる。
泣かないつもりだったが、この記事だけはだめだった。

清志郎さんの名曲流してロックンロール葬(日刊スポーツ) - goo ニュース

 2日にがん性リンパ管症で亡くなったロック歌手忌野清志郎さん(享年58)の告別式が4日、都内で密葬として営まれた。清志郎さんの名曲ばかりを流し、司会者が実況。ロックンロールSHOWならぬ、ロックンロール葬として行われた。最後は「雨あがりの夜空に」を約110人の参列者が合唱。RCサクセションの盟友ギタリスト仲井戸“CHABO”麗市(58)が、棺(ひつぎ)の前でキヨシローばりにはね跳んで叫び、盛大に送り出した。
(中略)
 出棺前、参列者が遠巻きに囲む棺の上に、愛用のマントとギターが置かれると「雨あがりの夜空に」がかかった。「OK、チャボ!」。清志郎さんの仲井戸への掛け声に続いて歌声が流れた瞬間。それまで沈んでいた仲井戸が棺の前に飛び出した。言葉にならない声とともに両手を上げ、一心不乱に跳びはね続けた。

 80年代前半。2人は、日本で最もとんがったライブを披露していた。清志郎さんの往年のステージパフォーマンスが乗り移ったかのような仲井戸の姿に、参列者は涙声で大合唱した。


清志郎の隣で、チャボは何度このフレーズを聞いただろうか。われわれは何度その姿に胸を熱くしただろうか。
清志郎の棺の前で踊るチャボの心中を察すると、いたたまれなくなる。
チャボと清志郎の最後のセッションがこんな形だなんて。悲しすぎる。

テレビを付ける。消す。腹を立てる。
うわべだけのお悔やみはあっという間に終わり、浅薄な芸能レポーターたちは次の獲物に群がっている。
イカン。
このままでは腐ってしまう。
テレビに八つ当たりしても仕方ない。彼らは彼らの仕事を、彼らなりの流儀でこなしているだけなのだ。
テレビを消してジョギングに出かける。
1時間かけて11キロ。
iPodから流れる音楽はまったく頭の中に入ってこない。
清志郎が歌い続けている。

悲しい気分なんか ぶっ飛ばしちまえよ、ベイビー
ドカドカうるさいロックン・ロールバンドさ

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