« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月31日 (日)

カンヅメ&世間じゃ村上春樹新作が

きのうから職場にカンヅメ。
大きなトラブルはないが問い合わせその他の細かい仕事がいろいろ入る。
空いてる時間で火曜日のプレゼン用PowerPoint作成。
90分のプレゼン用に25枚前後のスライドを作る。

いつもプレゼン先で「書き取るのが大変だから、pptをプリントアウトして配布してくれ」と言われる。
が、それはやらない。印刷して配布してしまうと、資料を入手した安心感でそれっきりプレゼンを聞いてもらえなくなるのである。多忙な顧客があとで資料を読み返すはずもない。自分だったら絶対読み返さない。手間はかかる、プレゼンは聞いてもらえない、資料は読み返されない、と、いいところナシである。
書き写さなかったらそれっきり。
そう言う緊張感で手書きしてもらった方が訴求力が高いのである。
そう説明するのだが、やっぱり「書き取りは大変、手が疲れる」と言われる。
文字数を少なくしたり平易な表現に変更したりするのだが、そういう翻案作業は余計に手間暇がかかる。
むー。
この火曜日のプレゼン、だんだん疲れてきた。年々要求水準が高くなっている。
事前準備の手間と時間が馬鹿にならない。
90分のプレゼン、準備は毎回ほぼ半日がかり。これが年間30回。4年間がんばってきたが、お褒めの言葉もご褒美もなくモチベーションが続かない。
インセンティブがなければオマエは仕事をやらないのかと言われれば返す言葉もないが、もともと本業ではない、ボランティアに属する仕事である。ほかにやることは山ほどあるのである。モチベーションがなくなれば続ける理由がないのである。
来年は担当を外してもらおうと決意。

などと考えながら資料を作る。
そういえばテレビでは村上春樹の新作が話題だ。
昨日の朝、情報バラエティ番組で取り上げられていたのをたまたま見た。
「村上春樹バー」って、なんだそりゃ。
世界観だとか変遷だとかこの前のエルサレム賞の授賞式スピーチなどにはいっさい触れることなく、村上春樹は人気の作家で、オシャレで、新作を読むのがいまいちばんイケてますよーってことを言っているのみ。内容ナッシング。
うーん。こういう取り上げられ方にはかなり違和感が・・・。

いかんね、きょうはネガティブなことばっかり考えている。
自分がへこんでいるからだ。一人っきりで煮詰まってカンヅメになっているからだ。イカンイカン。
愛と共感と安らぎが、常にわれわれと共にありますように。

そう言えばこのフレーズ、スター・ウォーズの台詞に似てるな−。
may the force be with you、フォースがあなたと共にありますように。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月30日 (土)

辛くも150キロ越え

今月の走行距離は156キロ。
きのうは雨で走れなかった。今朝13キロのジョグをこなして、ようやく150キロ越え。

090530myrun


やれやれ。
今月の中盤からとにかく継続することを心がけている。
いったん中断するとあっという間に1週間、2週間と時間が経ち、走力が下がってしまう。
中断さえしなければ今ごろもっと走れていたのに・・・と思っても仕方ない。仕方ないけどつい思ってしまう。
まぁ、何はともあれ目標の150キロに到達して良かった。
あすと明後日は宿直で走れない。完全休養日。
6月の目標は200キロ。
この調子でいけば東和ロードレースで完走できるかも。
がんばりましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月28日 (木)

ねむ・・

ここんところ早起きしてジョギングするパターンが定着している。
が、夜が眠くて仕方ない。
9時半でもうアウト。
ねむい。。。。

今月のランは、きょうで143キロ。
あすで150キロ行くかな。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月26日 (火)

疲れた日

宿直明け→市内で検査関係の仕事→プレゼン予習→隣市でプレゼン→ミーティング→ステップ読み合わせ。
疲れたけど、充実した一日でした。
充実したけど疲れた・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月25日 (月)

150キロ行くかな

ここ数日、調子よく走れている。
コンスタントに10〜12キロくらい走れている。
いつもだと2日目くらいで筋肉痛とだるさが出てきて苦しくなってくるのだが。
キロ5分半から6分弱くらいの、ラクでもないけどムチャクチャ苦しくもないくらいのペース。
きょう25日現在で118キロ。久しぶりに150キロ行くかも。
東和ロードレースまでひと月ちょっとしかない。
少しでも走力を上げておきたい。

090525rundata


これもミーティング効果かな。
一昨日、昨日とミーティングに出て、ホントに気持ちがラクになった。
気持ちが軽くなるとジョグもラクに続けられる。
ジョギングとミーティングがコンスタントに続けられると、心身ともに調子がいい。
さてさて、あすは隣市のミーティングに行こう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月24日 (日)

ギターヒーロー勢揃い&がんばれペイジくん!

ちょ、ちょっとスゴイ写真ですよ。
09年4月4日のRock and Roll Hall of Fameのステージ。
ジェフ・ベックのロック殿堂入りを記念しての演奏らしい。

Lrjeffbeckj_wargo_57130349

左からジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ロン・ウッド、ジョー・ペリー、カーク・ハメット、フリー、ジェームズ・ヘッドフィールド。
中高年ギターヒーロー勢揃いの図。ほとんど日曜日の遊園地の「仮面ライダー全員集合」の様相。↓こんなの。
1thaniver


しかしジミー・ペイジは年老いたな。髪、真っ白じゃないか。
この面々、どんな曲を演奏したのだろう。
はい、エアロスミスの「 train kept a rolling」です。

ボーカルはジェームズ・ヘッドフィールド(メタリカ)。
最初のソロはもちろん、この日殿堂入りを果たしたジェフ・ベック。うーん。なんかヘンなソロ。ひねりすぎ。この曲はペンタトニック一発で豪快に弾き倒すのが本道だと思う。
続いてのソロはメタリカのカーク。この人のギターソロのスピード感はすばらしい。高音部での伸びやかなフレージング、アタック感のある速弾き。
そして本家エアロスミスのジョー・ペリー。この人のソロが一番ロック気。
その間にも、小柄な体躯をカバーするためか頭を振り回しまくるレッチリ、フリー。

さて曲も最高潮、ジョー・ペリーに指名された最後のソロはもちろんこの人、ジミー・ペイジ!沸き立つ客席!さあロックの殿堂にふさわしい王者のソロを聞かせてくれ!!
・・・あれ?
弾かない?
ちょ、ちょっと!この大事な場面でそりゃないでしょう。おいおいおい。
ペイジがソロを弾かないので微妙な間が空くステージ。
ペイジの棒立ちぶりに「これはイカン!」と思ったのか、やにわにナナメ前方に突進するフリー。いい人だ。
が、見せ場を作ることもなくそのまま終了。意味不明に終わるフリーの突進。
ビジネスライクに曲を終える中高年ギターヒーローたち。

ああああ・・・。
どうしちゃったんでしょうペイジくん。
ひょっとしてもう指が動かなくなっちゃったんじゃあ。
あ、でもよく見たら2分45秒くらいのところからスタッフが後ろからギターをいじくっている。
機材トラブルかも。
そ、そうだよな。まさかこの場面でソロが弾けないなんて、そんなことはありえないよな。機材トラブルに決まってるよな。そうに違いないよな。
でもペイジくんだからなぁ。ひょっとして・・・。

追記
どうもペイジくん、ちゃんとリフを弾いていない疑惑が。
6弦3フレットあたりを4分音符でピッキングしてるだけなんじゃぁ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月23日 (土)

ミーティングはいいねぇ

久しぶりにミーティングに参加。
やっぱりミーティングに出ていないと調子が悪い。
気がつかないうちにイライラや自己憐憫がたまってくる。
ネガティブな感情を抱きやすくなる。
ミーティングに出て席に座り、仲間の話に耳を傾けていると、ふしぎとそう言う感情が洗い流されていく。
とくに感動的な話じゃなくても、その日にあったことを聞いているだけでも気持ちが軽くなっていく。
いいね。
それにしても近ごろは、意識してミーティングに行く時間を作らないと、あっという間に遠ざかってしまいそうになる。
第一のものは第一に。そうだね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月22日 (金)

衝動買いプラグインModern 5 String Bass

ネットでつい衝動買い。
lyricaldistortion社のベースプラグイン、Modern 5 String Bass
5弦ベースをエミュレートした、ゴリゴリのベース音源。
なんと、本日のみ10ドルでダウンロード販売。今日のレートだと942円。
1.49GB、2700超のサンプルが千円未満。これはもう即購入。
安価なプラグインはMac非対応の場合が多いが、Modern 5 String BassはKONTAKTベースなので安心してMacでも使える。

Mod5ns


即購入。即ダウンロード。即音出し。
ん?
nkiファイルをダブルクリックして開くと、KONTAKT3がクラッシュしてしまう。
だ、だいじょうぶなのか?
んにゃー。良く知らないプラグインに手を出すんじゃなかったよ・・・。
どーれとりあえずKONTAKT3、データベースのリビルドから始めようか。
まさか使えないってことはないよな・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月21日 (木)

新型インフルエンザ騒動

ほんとうならきょうから神戸出張のはずだったのだが、インフルエンザ騒動のおかげでキャンセル。
参加する予定だった会議自体がなくなっちゃったんで仕方がない。
ホテルのキャンセル料が発生しなかったのが不幸中の幸いだったが、大阪のAAミーティングも楽しみにしていただけに何とも残念だ。
と思っていたら、こんなニュースが。

近畿の宿泊キャンセル36万人 旅館業者「地域経済に被害」 - 47NEWS(よんななニュース)


国際観光旅館連盟近畿支部は21日、新型インフルエンザに伴う旅館などの宿泊キャンセルは延べ36万2200人、約43億円分に上ると発表した。会員への聞き取りを基に、20日までのキャンセルを推計した。
近畿の2府4県のうち、京都府では修学旅行が15万人、一般の旅行が1万8000人とキャンセルが最も多かった。兵庫県7万7200人、奈良県5万5000人、滋賀県2万8000人、大阪府1万8000人、和歌山県1万6000人としている。
同支部の代表者は観光庁、中小企業庁、自民党幹部らを訪問し、緊急融資などを陳情した。西村肇支部長は記者会見で「旅館やホテルだけでなく、飲食業など地域経済に大きな被害が出ている。従業員に感染者が出ないよう徹底しているので、ぜひ近畿に旅行に来てほしい」と訴えた。

2009/05/21 19:54 【共同通信】

あ、その大阪府1万8千人。ぼくも入ってます。ゴメン。
しかし現在、神戸や大阪はどうなっているんだろう?
今朝のワイドショーでは神戸の地下街が軒並み臨時休業に入っている様子を映していたけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月20日 (水)

インターバル4本

きょうは久しぶりにインターバル走に挑戦!
10分ジョグのあと、3分疾走→3分ジョグを4本。
きつい!
つか2本目からは3分間もペースを上げていられない。
あああ、冬の間サボっていたからなぁ。筋持久力も心肺持久力もてきめんに低下している。
ま。今の実力がわかっただけでもよしとしよう!
フォームを意識していたんだけど、bonziさんにも指摘されたように腿が上がっていない。ストライドが小さすぎ。
それから相変わらず腰が曲がっている。猫背。これでは疲れるばかりで早くも長くも走れない。
フォーム矯正、ロング走、筋力のアップ、心肺持久力のアップ。
課題は山積みだ。
まあ焦らず欲張らず。楽しみながら走りましょう。
それにしてもここんとこ暑い。ムチャクチャ暑い。そろそろウェアも夏用にチェンジかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月19日 (火)

出るぜ!東和ロードレース!

ランニングの話。
レースシーズンに入ってくるんだけど、ぜんぜんエントリーしていない。
去年出た本宮ロードレースは仕事の予定がバッチリ入っている。
ちなみにその日はホームグループのOSMの日でもある。どちらもダメそう。
6月14日の三春さくら湖マラソンも東和ロードレースも、仕事の予定がかぶっている。
あとは8月30日の伊達ももの里マラソンのみ。
ことしはいいざかマラソンまでレースはナシかな。と思っていたが。
bonziさんに刺激され、東和ロードレースに出ることにした。
とりあえずエントリーだ。
ランネットでさくっとエントリー完了。
仕事の件は、何とかする。何とかならなかったらそのときはそのとき。
目標を持たないと、どうしてもだれてしまう。
うぉーしがんばるぜ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月18日 (月)

三宅伸治、ラストワルツ

きのう三宅伸治のライブを見てきた。
郡山のラストワルツ。移転・再オープン記念ライブ。
旧丸井裏の、もともとバンブーンというエスニックの店があった地下のスペースだ。

地下へ降りる入口にはRCのシングル「ステップ!」のジャケットが貼ってある。
店に降りると、ステージの後ろには清志郎の、RCの写真が飾ってある。
マスターのIさんも清志郎の死を悼んでいるんだろう。
しかしこの環境、三宅氏はだいじょうぶなんだろうか。

ライブが始まる。
移転前のコンクリート打ちっ放しのアーバンな雰囲気とは正反対に、オーガニックでやさしい雰囲気の店だ。
三宅の声が響き渡る。
途中で後ろを振り返り、清志郎の写真を見つめて「・・・ボスが見てます」と微笑む。
なんかもう、その笑顔を見ているだけでじんと来る。

清志郎の話を交えながら、いつものセットリストで行くんだろうな。
そう思っていたが、RCや清志郎(と三宅の共作)も交えてステージは進む。
ラグタイムバージョンの「君が僕を知ってる」。君にだけわかる言葉。OH!BABY。デイ・ドリーム・ビリーバー。
しかしOH!BABYは不思議なコード進行だ。メロディーメーカーとしての清志郎の秀逸さを再認識。
それ以外にも、ディランのIf not for youのカバーをやったり。
相変わらず多彩。曲も多彩だし、楽器も多彩。ドラムマシンを入れてディストーション・ギターを弾いたり、アコギでしっとりと聞かせたり。多彩なんだけど、三宅伸治のテイストでうまくまとまっている。
「月がかっこいい」で盛り上がったあと、次の曲ではなんと、ギターを弾きながら店の外に出て行ってしまう。喜んで付いていくわれわれ。店の外で大いに盛り上がり、弾きながらまたステージに戻っていく。カッコイイ。大いに盛り上がったあと、最後は「雨上がりの夜空に」を客と大合唱。

そうだよな。こうでなくっちゃ。
くよくよしたってしょうがない。清志郎のいちばん近くでプレイしてきた男が、ここまで豪快にロックンロールを弾くんだ。からっと行こう。立ち上がって前に進むんだ。

そう言うメッセージを、三宅のライブから受け取った気がする。
サンキュー三宅伸治。
打ち上げを楽しみにしていたんだけど、Iさんによれば、今はまだファンと話ができる状態じゃないんだそう。機材を片付けてそのまま宿に引き上げたらしい。
それもよし。
いいライブだった。三宅伸治という男の魅力がまたひとつ輝いた夜でした。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年5月17日 (日)

インフルエンザ騒ぎ

今週の神戸出張は中止に。ああインフルエンザ騒動。ホテルのキャンセルしなくっちゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月15日 (金)

12キロジョグ

きょうは少し長めに12キロジョグ。
休むこともあるが、断続的にジョギングは続いている。
走り出しは少し風が冷たいけれど、30分ほど走っているとほどよい心地よさに代わる。
走るには一番いい季節だ。
これから暑くなってくると思うように走れなくなる。
いまのうち、できるだけ持久力を付けておかなくちゃ。
さて、今年はどのレースに出ましょうか。
予定が重なってて、参加したいレースの大半は出られないんだよなぁ・・・。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月14日 (木)

誇り高く生きよう

きのうは仕事で岩瀬牧場へ。
牧場はよかったのだが、鏡石駅から牧場まで往復徒歩はつらかった。
風が強くて寒いのなんの。
寒気がしてハナミズが止まらず、昨夜はミーティングも休んでしまった。
ゆっくり休んだせいか、きょうは体調良好。
トラブルもなく順調に仕事が進んでいく。

部署に戻り、書類を書く。
同僚二人は欠勤していて、ぼく以外は誰もいない。
窓の外を見ると5月の陽光、新緑が風になびいている。がらんとしたオフィスの部屋に木漏れ日が差し込んでくる。
それを見ているだけで、訳もなく涙がわき出そうになる。
清志郎の「誇り高く生きよう」が聞こえてくる。

この胸にあふれるのは君に寄せる熱い想い
どんなに暗い夜ものり越えて行ける

そうだね清志郎。
誇り高く生きよう。喜びにあふれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月13日 (水)

青山ROCK'N ROLL SHOW'09.05.09

忌野清志郎の葬儀式。大勢の人がブログで取り上げている。参列者は43000人。美空ひばりを上回ったそうだ。
たしかにすごい人出だった。
ぼくは11時くらいに現地に着いたが、その時点で長蛇の列。あとからあとから、途切れなく列が伸び続ける。
なんだか3年前の荒吐の入場みたいだ。あのときも清志郎が出たっけ。
そんなことを思いながら、妻とふたりじっと待ち続ける。気温は上がり続け、行列は進まない。それでも大きな混乱はない。みな紳士的にじっと待ち続けている。
やがて行列が少しずつ進み、青山斎場に入る。
マスコミの飛ばす低空ヘリの音がうるさくて聞こえづらいが、清志郎の歌声がかすかに聞こえ始める。
会場に入ると、巨大なヒトハタウサギのバルーン。

090509kiyoshiro03

斎場の敷地に入ってからもディズニーランド式に行列が折り返して、なかなか進まない。
黒いドレスで高価そうな花束を抱え泣きじゃくっている一団は、ファンクラブだろうか。
斎場の敷地に入ると、不思議に暑さを感じない。外よりも人口密度は高まっているはずなのに。

われわれも係の人に花束を渡し、さらに行列に並んで会場に入る。
泣くつもりはなかった。
遺品を見たとたん、嗚咽がこみ上げてきた。
映像でもよく見かけた改造テレキャス。
愛用の自転車オレンジ号。オレンジのアンプ。そして清志郎のステージに置いてあった人形。
傍らには、ここ最近のステージで登場していたマント係が。
清志郎の愛用のマントを片手に、じっと立ち尽くしていた。
ああ、清志郎の肉体は、あの最高のロックンローラーの体は、いま目の前の小さな骨壺に入っている。
そう思った瞬間、涙があふれてきた。

何とか正気が保たれているうちに、と、お祈りの言葉をつぶやく。
bonziさんとfragisさんからのお別れも伝える。
外に出ると、ヒトハタウサギの足下にポスターが飾ってあるのが目に付いた。

090509kiyoshiro02

いけないルージュマジック。レザーシャープ。タイマーズ。みなよく憶えている。
そしてタイマーズのヘルメットが。

090509kiyoshiro04_2


090509kiyoshiro05

あああ。
タイマーズのヘルメット。
あのサヨク風のスタイルにあこがれて、ぼくも当時組んでいたバンドでヘルメットをかぶったんだ。
スプレーで黒く塗ったヘルメットとジョンレノン風の丸いサングラス。
ヒットスタジオで「東京エフエム、腐ったラジオ」と歌ったヘルメット。
デイドリーム・ビリーバーのシングル盤のジャケットのヘルメット。
主を失ったヘルメットは、こたつの上で寂しそうだった。
何とも言えない気持ちがこみ上げてきて、胸が潰れそうだった。

献花も済ませた。お別れも済ませた。でもとても立ち去る気持ちになれず、ずっとヒトハタウサギの足下で立ち尽くしていた。会場から流れるヒット曲の数々。君が僕を知ってる、デイドリームビリーバー、ダーリン・ミシン・・・。
だんだん立ち止まっている人数が多くなり、係員にせき立てられて会場を後にした。

あれから4日が経った。
けど、気持ちの整理なんてつきやしない。
気がつくと清志郎のことを考えている。初めてRCの曲を聞いた時のこと。新譜のカセットテープを買ったらオマケでイヤリングが付いてきたこと。5分刈り頭でそれを付けて歩いていたら笑われたこと。でもすごく強くなった気がしたこと。煙草を吸いながらRCの曲を聞き続けていた時のこと。
レザーシャープやRC後期のころのこと。

ジョギングをしていたら、いきなり涙がこみ上げてきた。
同僚と会話していたら、突然泣きそうになった。
どうしたんだオレ。

少しずつ、少しずつ、日常に帰って行かなきゃ。
変えられないものを受け入れる落ち着きを。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年5月12日 (火)

きょうは通夜

妻の親戚が亡くなり、きょうはお通夜に行ってきた。
近ごろ死にまつわるエピソードが身の回りに相次いでいる。
妻の親戚で、何度か会って話したこともある方。
清志郎と違って、実際に会って話をしている人だ。
でも自分の中でのリアリティがない。
なぜなんだろう。91歳の大往生だからか。ぼくにとっては近しくない人だったからか。
人の死に順番を付けるようなことを考えている自分に嫌気がさしてくる。
うーん。
それにしても妻の親戚は賑やかだ。賑やかな上にとりとめのない話が延々と続き、なかなか通夜振る舞いに区切りが付かない。
気がつくと、何とか早く帰れないかなと考えている自分。
うーんうーん。
それにしても、ほとんどが知らない人ばかりの集まりってのは緊張しますね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年5月 9日 (土)

清志郎の葬儀式に行ってきた

忌野清志郎の葬儀式に行ってきた。
清志郎の曲ががんがん流れる、いい式だった。
詳しくは、明日。
泣くつもりはなかったけどやっぱり号泣してしまった。
あの偉大な男が行ってしまったなんて。

090509kiyoshiro01


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月 8日 (金)

ぼくはぼくのために

仕事をしていても、ジョギングをしていても、食事をしていても、ミーティング会場に座っていても。
清志郎のことばかり考えてしまう。
何とか気持ちを切り替えようと、けさ1時間走った。
けど、自分が走っている感覚がない。走っている自分の体を別の自分が見ている感じ。
仕事をしていても、自分じゃない別の人が仕事をしているみたいだ。
離人感。
こんなに深い喪失体験を味わうなんて、思っても見なかった。
妻は言う。
あなた、最近はRCや清志郎なんてうちじゃゼンゼン聞いてなかったじゃない。
そう。その通り。

ぼくの中で、RCサクセションや忌野清志郎は「通過した」と思っていた。
中学や高校時代に熱心に聞き込んだけど、そこから興味や関心が別方向に向かって、自分はRCを通過した、卒業したんだと思っていた。
でも違った。
ぼくにとって彼の音楽は、彼らの音楽は、一番深いところに根を下ろしていた。
ふだん聞いていようといまいと関係なく、精神的な支えだった。
チャボが腰だめにギターを弾く姿や清志郎が高くジャンプする姿は、ぼくの中でロックの原風景だった。大事な象徴だった。
だからこんなに深い喪失感を感じるんだろう。

ぼくがアルコールにおぼれるようになったのは、20歳のころの失恋がきっかけだった。
その女の子に身も心も奪われていて、だから失恋した時は体が引き裂かれたような痛みを感じた。
その痛みを殺すため、ぼくは酒におぼれていった。

いま、同じ痛みを感じる。当時ほどではないにせよ。
飲まないでこの痛みを感じることができるのは、あるいは幸せなことなんだろう。
でもやっぱり。痛い。体の奥底の何かを根こそぎ奪われたような、深い空虚さ。喪失感。

死者を弔う。
それは死者を死者として位置づけ、その人がいなくなった世界で自分が生きていくための、区切りの儀式なんだと思う。
死者に敬意を払うと同時に、自分が生きていくための。死者を死者の世界に見送り、生者が生者の世界に踏みとどまっていくための。

あす、清志郎とそのファンと共に、最後のジャンプをしてくる。
夜が堕ちてくるその前に、もう一度高くジャンプするよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年5月 7日 (木)

清志郎の告別式

清志郎の告別式、行くことにした。
このままじゃあ自分の気持ちに整理が付かない。
区切りを付けるために、最後に清志郎に会うために、行かなくちゃ。

そう決めたら、どうしても赤いコールテンのズボンが欲しくなった。
RCサクセションの「ダーリン・ミシン」に歌われている。
僕のお正月の、赤いコールテンのズボンができあがるって曲。
清志郎のお別れに履いていくならこれしかない。

何件かジーンズショップを回ったが、売ってない。
この季節にコールテンのズボン、それも赤いヤツなんて売っているわけがない。
あきらめかけた4軒目。
閉まりかけた店に何とか入れてもらう。
Leeのコールテンのレッドが、一本だけ残っていた。
試着したらジャストサイズ。即買い。
ロックンロールの神さま、ありがとう。
これを履いて、清志郎の告別式に行ってきます。

上を向いて歩こう
涙がこぼれないように

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年5月 6日 (水)

きのうから仕事

まったくもって気持ちがダウンしているが、きのうから仕事に入っている。
明日の夕方まで職場にカンヅメである。
気持ちはブルーなのに仕事はふつうにできるから不思議だ。
休日体勢なので同僚は誰もいない。
書きかけのレポートを書こうとしたがまったく気持ちが乗らない。
意味もなく机を片付けたりMacのデスクトップの整理をしてみたり。

昼過ぎにNHK教育「みんなのうた」で清志郎の「ぼくの目は猫の目」を見る。
http://www.youtube.com/watch?v=LnMUa093fgc

いい歌だと思う。ハッピーでかわいらしくて。
映像は今イチ意味が分からなかったが、youtubeで見返したらようやく分かった。
男の子が猫に変身して、夜の窓を抜け出して好きな女の子に会いに行く。
同じように猫に変身した女の子と夜の遊園地で楽しく遊ぶ。
いい話じゃないか。
なんかもうそれだけで涙腺がゆるみそうになる。
イカンイカン。

こんなこといつまでも、長くは続かない。
いい加減あしたのこと考えた方がいい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

清志郎、最後のセッション

Youtubeで果てしなく清志郎のビデオを見てはウツウツとした休日を過ごしていた。
2ちゃんねるとmixiの清志郎スレをウォッチし、Youtubeをながめ、情報を流してないかとテレビを付けては腹を立てて消し。
2ちゃんねるでも書かれていたが、大竹しのぶと竹中直人ばかりアップになるのが腹が立つ。
イヤ別に誰に焦点を当ててもいいんだけど、いつもの「芸能人の訃報」的な紋切り型報道に腹が立つ。
オマエら、なんにも分かってねぇくせに知ったかぶりしてるんじゃないよ。

鬱屈した気持ちでネット情報をあさる。
泣かないつもりだったが、この記事だけはだめだった。

清志郎さんの名曲流してロックンロール葬(日刊スポーツ) - goo ニュース

 2日にがん性リンパ管症で亡くなったロック歌手忌野清志郎さん(享年58)の告別式が4日、都内で密葬として営まれた。清志郎さんの名曲ばかりを流し、司会者が実況。ロックンロールSHOWならぬ、ロックンロール葬として行われた。最後は「雨あがりの夜空に」を約110人の参列者が合唱。RCサクセションの盟友ギタリスト仲井戸“CHABO”麗市(58)が、棺(ひつぎ)の前でキヨシローばりにはね跳んで叫び、盛大に送り出した。
(中略)
 出棺前、参列者が遠巻きに囲む棺の上に、愛用のマントとギターが置かれると「雨あがりの夜空に」がかかった。「OK、チャボ!」。清志郎さんの仲井戸への掛け声に続いて歌声が流れた瞬間。それまで沈んでいた仲井戸が棺の前に飛び出した。言葉にならない声とともに両手を上げ、一心不乱に跳びはね続けた。

 80年代前半。2人は、日本で最もとんがったライブを披露していた。清志郎さんの往年のステージパフォーマンスが乗り移ったかのような仲井戸の姿に、参列者は涙声で大合唱した。


清志郎の隣で、チャボは何度このフレーズを聞いただろうか。われわれは何度その姿に胸を熱くしただろうか。
清志郎の棺の前で踊るチャボの心中を察すると、いたたまれなくなる。
チャボと清志郎の最後のセッションがこんな形だなんて。悲しすぎる。

テレビを付ける。消す。腹を立てる。
うわべだけのお悔やみはあっという間に終わり、浅薄な芸能レポーターたちは次の獲物に群がっている。
イカン。
このままでは腐ってしまう。
テレビに八つ当たりしても仕方ない。彼らは彼らの仕事を、彼らなりの流儀でこなしているだけなのだ。
テレビを消してジョギングに出かける。
1時間かけて11キロ。
iPodから流れる音楽はまったく頭の中に入ってこない。
清志郎が歌い続けている。

悲しい気分なんか ぶっ飛ばしちまえよ、ベイビー
ドカドカうるさいロックン・ロールバンドさ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年5月 3日 (日)

忌野清志郎のこと

最初に見たのは、雑誌「宝島」だった。
80年代初頭の宝島はオシャレでポップで先鋭的で、退屈なメインカルチャーでもドロドロしたアングラでもない、ポップで刺激的なサブカルチャーの象徴だった。
中学生1年生だったぼくは、そこに写る数々の刺激的な写真や記事を何度も何度も読み返した。
そこでひときわ異彩を放っていたのが、RCサクセションだった。
ど派手なメイクと衣装でジャンプする清志郎。腰だめにギターを弾くチャボ。
一度見ただけで、脳裏に焼き付いて離れなかった。

RCが大好きな友達がいた。
ぼくは彼の家に入り浸っては、繰り返しRCの曲を聞いた。
日本のローリング・ストーンズ。日本のキースとミック。
チャボと清志郎を指して、彼はそう説明した。
トランジスタ・ラジオを聞きながら、ぼくはFENやアメリカのロックへのあこがれをどんどん膨らませていった。
ほどなく煙草の味を覚え、ぼくは校舎の屋上に忍び込む方法を学習した。
そして授業を抜け出して、屋上で煙草を吸った。
頭の中では繰り返し、RCのトランジスタ・ラジオが鳴っていた。

い・け・な・いルージュ・マジックでキョージュとからむ清志郎。
サマー・ツアーのじりじりと焦げるような夏の匂い。

大学に入ってからも、RCの曲は、清志郎の声は、いつも頭の中で鳴り続けていた。
大学時代は本当にお金がなくて、いつも腹を空かせていた。
「いいことばかりはありゃしない」を口ずさみながら、空きっ腹を抱えて眠った。
失恋した時、多摩蘭坂とデイドリーム・ビリーバーを歌い続けた。
清志郎がそばにいて歌いかけてくれているような気がした。
そう、チャボのギターと清志郎の歌声は、いつも頭の中に鳴り続けていた。

数年前、清志郎のソロライブを見に行った。
ソロになってからの曲は今ひとつなじみが薄かったが、それでも清志郎は清志郎だった。古い友達に再会したような気がした。
ライブ終了後、サイン会と握手会を開いた。ぼくは都合で参加できなかったけど、誠実な人柄が伝わってくるようだった。
その後、路上ライブまでやったという。どれだけ元気な人なんだろう。

2006年の荒吐。
1日目が清志郎で、2日目にチャボが出た。
チャボが話し始める。
「ゆうべ古い友達が電話かけてきて。こっちは桜が咲いてるぞって、わざわざ電話かけてきてそんなこと言ってんだよ」
目を細めて少し照れたように、はにかんだように話すチャボ。
古い友達ってのは、もちろん清志郎だ。
ああ、RCが解散しても、この人たちの間にはたしかに絆があるんだな。そう思った。
この人たちの絆から、RCの数々の名曲、名演が生まれたんだ。

2006年の荒吐も、2008年の荒吐も、清志郎のステージは最高だった。
ありったけのエモーション。
人の心を震わせる、惹き付けて止まない、最高のマジックだった。
月並みだけど、あの清志郎が空の上に行ってしまったなんて信じられない。
癌なんかで尽きてしまうなんて。

三日月に腰掛けてギターを弾いている清志郎。
いつものメイクで、ど派手な衣装で。

寂しい夜、泣きたい夜。悲しくて悲しくて、つらくて切なくて胸が張り裂けそうな夜。
そんな時はいつも清志郎の歌声がどこからか聞こえてきた。
スロー・バラードのイントロに続いて、いつものあの声が。
清志郎が三日月の上から歌ってくれているんだと思った。

いまも清志郎がお月様に腰掛けて歌っているのが聞こえてくる。
ぼくにはそれがはっきりと聞こえる。あの歌声が。
おやすみ、清志郎。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

清志郎、死去

清志郎が亡くなった。
ショック・・・・。

実はここ数日、清志郎のことを考えることが多かった。
荒吐のステージを思い出したり、「例えばこんなラブソング」がふと口をついて出てきたり。
そのたびに、なんかへんな気持ちになっていたんだ。

いままでたくさんの希望をありがとう。
いまはまだ言葉が出てこない。
さよなら清志郎。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月 2日 (土)

いい天気

きょうは午前中は仕事。
午後からあとはなにも予定がない。
ゆったりした気持ちで妻とランチを食べに出かける。
幹線道路は軒並み渋滞。混雑を避けて裏道を行く。
さて。午後は何をしようか。
積んでおいた資料に目を通そうか。久しぶりにジョギングに出ようか。
それとも機材の整理か、部屋の掃除か。
が、結局洗濯機を回しただけで昼寝してしまう。おおお。
でも、上天気の午後の昼寝は本当に気持ちがいい。

夜はホームグループのミーティング。
久しぶりに会えた仲間もいて、行ってよかった。

しあわせな一日。
初夏の入道雲に似たような。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 1日 (金)

手帳を洗濯するの巻

仕事中、よくメモを取る。電話メモもあれば、とっさの思いつきを記録しておくこともある。その日のTODOも全部メモ用紙に書き込んで、ワイシャツの胸ポケットにしまっておく。
で、いつもそのまま洗濯機に入れてしまうのだ。
洗濯物中にこびりついた、細切れのふやけたメモ用紙。あーあ。
メモ用紙の破片をイッコづつ取り除く作業は、消耗以外の何物でもない。
数々の手痛い経験に学び、近ごろはメモ用紙をポケットに入れっぱなしで洗濯することはほとんどなくなった。
おお、学習したなオレ。成長したなオレ。
そう思っていたのだが。

やっちまった。
メモ用紙の1,2枚どころじゃない。
ジーンズのポケットにスケジュール帳を入れたまま洗ってしまった。
手帳を丸ごと洗濯機に入れてしまったのである。
まんべんなく洗濯物中にこびりついた紙片。ああああ。
注意一秒怪我一生。
スケジュールがパァになったショックに加え、洗濯物に対するダメージ。
二重のショックである。

あああ。けっこう気に入っていた手帳なのになー。
6月頃までの行動予定、全部飛んだなー。
iCalと手帳でスケジュールは二重に管理しているとは言え、手帳だけに書き込んであった予定も多い。

学生のころはよかった。
頭の中で把握しきれない予定なんてなかった。
オトナになるということは、細々とした予定に支配されると言うことである。しくしく。

ま。泣いても仕方なし。
気を取り直して新しいスケジュール帳を買いに行こう。
しかし、洗濯してもだいじょうぶなスケジュール帳ってないのかねー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »