宇多田ヒカルPV Prisoner of loveに見る理想のDTM環境
いま微妙に宇多田ヒカルがマイブームだ。
Prisoner of loveのFmから始まるピアノのフレーズをコピーしたりして遊んでいる。
メロがいい。展開がいい。歌が上手い。言うことナシである。いいねヒッキー。
で、Prisoner of loveのPV。
宇多田ヒカルがMacBookProとMac Proを駆使して曲を制作している風景が描かれている。
なんとこれ、実際に彼女が使っているものなんだそうだ。
各種機材、作詞用ノート、作業テーブル、ソファーなど、ほとんどを私物で構成してるんだって。ビックリ。
詳しくはこちら。
宇多田ヒカルが、ビデオクリップでMac制作環境公開 - MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)
PVはこんな感じ。
この宇多田DTMスタジオ、理想の環境である。
大きな机にはMacBookPro+オーディオインターフェースMOTU UltraLite、MIDIキーボードのシンプルDAW構成。モニタはヘッドフォン。
机の左手にはMac Proを中心としたProToolsシステム。解像度の高そうな大型モニタースピーカーに、おっとなんだかすごいアウトボード類。
一番上の青い機材が気になる。
MACお宝鑑定団 blogの記事によれば、TUBE TECH CL1Bだそうだ。
はぅ・・・(ため息)。378000円の代物なり。
さすがプロミュージシャン。ほかにもNAVEなどの高級アウトボード類満載。
この環境だけで制作が完結できるほどの完成度。
まぁ高価なレコーディング機材はアマチュアには望むべくもないが、このゆったりDTM環境はうらやましい。
何度か見返していると、よく練られた無駄のないシステム構成であることに気づいた。
まず大きな机の方。シンプルだ。ともすればDTM机はパソコンとMIDIキーボード、機材などで手狭になりがちだが、本来はアイディアに集中できるよう、彼女のようにゆったり資料やノートを広げられるスペースがあるべきなのである。余計な機材でイマジネーションをしぼませてはいけないのだ。
机の上にはスピーカーさえ設置せず、最小限のシステムで徹底的にアイディアスケッチに特化している。もちろん最小限とは言え機材は最高級なのだが。
煮詰まったら机の別の角で歌詞を練ったり、コーヒーを飲んだりミカンを食べたり。椅子も複数用意している。いい環境だ。
で、Mac Proのシステムは、こちらにはMIDIキーボードがない。オーディオレコーディングに特化しているのが分かる。そう考えればProToolsなのもうなずける。こちらには高価なアウトボードを集中させ、高解像モニタで徹底的にオーディオレコーディングを追い込む。
机の上はMacBookPro+ロジックでアイディアスケッチとMIDIレコーディングに特化。
Mac Proはオーディオレコーディング&ミキシングに特化。
息抜きができるよう、少し離れたところにゆったりしたソファと、腕立てもできるじゅうたん。ちょっとボクササイズもできる(笑)広いスペース、高い天井。
良くできた環境だ。DTMの理想、お手本みたいだ。
広い部屋はともかく、DAWシステムの組み方は勉強になった。
さて、ぼくもDTM机を整理しようっと。
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