ミシンに初挑戦!
ひとは突然に何かを思い立つことがある。
ある日、突然、前触れもなく。
自分でも分からない情熱に突き動かされ、何かに突き進むことになる。
沢木耕太郎が突然香港に旅立ったように。
てなことで、突然「ミシンで雑巾を縫う」作業がやりたくなった。
なぜだか分からない。沢木耕太郎と同じ理由である。スケールは相当違うが。
古いタオルをただ捨てるより、ミシンで縫って雑巾にする方がずっといい。
妻の嫁入り道具のミシン、ずっと部屋の片隅でカバーをかぶったままだ。
これを使わない手はない。
妻に使い方を習いつつ、まずはミシンのセッティング。
始める前には、糸を本体のどこかにセットすれば自然に使えるようになるんだとばかり思っていた。カセットコンロくらいの手間だろうと。
が。
上糸、下糸、ボビン。
いろいろ難しい。説明書を片手に上糸のセッティングを始めるが、いっこうに分からない。
妻も久しぶりで、細かいところは忘れている。
マニュアル片手にいじくり倒すこと15分。
ようやくセッティング完了。
おそるおそる低速でミシンをかけ始める。
おお、おもしろい!
手縫いとは比較にならない速度で針が進んでいく。
初めは低速でゆっくり縫っていたが、すぐに最高速でぶっ飛ばす。
おもしろいように雑巾が縫い上がっていく。
こ、これはちょっと中毒になるかも・・・。
ミシンおもしろいじゃーん。
キーボードカバーとか縫っちゃおうかな。
いやこんなに楽しいものだとは。恐るべしミシン。
しかし「上糸調子」とか「下糸のボビン巻き」とか、意味不明の専門用語だらけ。
ミシン道は奥が深そうだ。
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