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2009年2月11日 (水)

BigBook精読

きょうは楽しみにしていたコールドプレイの来日公演。
が。
ぎっくり腰のため動けない。だいぶ痛みは引いてきたが、土曜日には大事なプレゼンが、日曜にはビッグブックのスポンサーシップが予定に入っている。
残念だがあきらめる。一人で出かける妻に、来日記念のTシャツかパーカーを買ってきてもらうよう頼む。

さて。
妻もおらず、体も動かない休日。
ビッグブックを読めと神様が言っているのね。りょーかい。
Gさんに言われたとおり少しずつ「医師の意見」から読み進めていたが、きょうはあらためて一気に読み通す。
ふだん細切れに読んでいるのとはまた違う発見がある。通底したダイナミズムを感じる。
第三章、「さらにアルコホリズムについて」は、とくに好きな章だ。
ここに4人の男が出てくる。
25年断酒した後に飲んだ男の話、ジムの話、何度も車の前に飛び出す男の話、フレッドの話。
ぼくはジムの話が好きだ。かつて自分が経営していた会社でセールスマンとして働いているアルコホーリク。

途中、お腹が空いたので街道沿いのちょっとしたバーもついている店に寄りました。ぼくはテーブルについて、サンドイッチとグラスいっぱいの牛乳を注文しました。(中略)
突然のことだった。牛乳にほんの少しウイスキーを垂らしても、お腹はいっぱいなことだし、害はあるまい、と言う考えが頭を横切った。
ウイスキーを注文して牛乳に垂らしました。あまり賢いことではないと少しは思ったけれど、空きっ腹ではないから大丈夫と考えたんです。その実験は実にうまくいったんで、ウイスキーをもう一杯注文して、もう一杯の牛乳に注ぎました。ところがそれでもたいしたことにはならなかったので、もういっぱい追加注文したんです。
こうしてジムは、もういちど精神病院送りになる道を歩き出したのだった。

まさにアルコホーリクの真実。
セールスマンとしてやっていけるまともな頭があっても、ことアルコールのことになると正常な判断ができなくなり、支離滅裂な言い訳で飲み始めてしまう。
ジムの話を読むたびに、ぼくはつい笑ってしまう。どんだけオマエはオレなんだ。
ぼくも「明日大事な仕事がある。きょうはよく眠らなくてはならない。だからとにかく飲まなければ行けない」と絶えず自分に言い訳をしてきた。
そして何度も何度も、大事な仕事に穴を開けた。仕事どころか、ついに連続飲酒の果てに病院に担ぎ込まれた。牛乳にウイスキーを垂らすジムとぼくは、紛れもなく同類だ。
アルコホリズムは間違いなく狂気だ。
でもなまじほかのことは判断が聞くだけに、ぼくたちはそれをどうしてもそれを認めることができなかった。
まずは自分の狂気を認めることが第一歩だった。ことアルコールに関することになると、正常な判断力も周囲の状況もいっぺんに吹っ飛んでしまう。飲みたいがための嘘が平気で口からするすると流れ出る。
自分の狂気を認めること。アルコールと、それがもたらす狂気に支配されて思い通りに生きていけなくなっていたと認めること。
何度も何度も、どれだけ時間が経とうと。

妻からメールが入った。

090211coldplay_3
ああコープレ・・・

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