職場バンド再び
例年通り、職場の出し物バンドをやることになった。
が。
去年入ってくれた若手女性スタッフ2名から、今年はハッキリと断られた。
理由を聞いても下を向いて教えてくれない。がーん。
あちこちから断片的な情報を集めたところ、衝撃の事実が判明。
どうやらわが職場バンドは、かなりヒンシュクを買っているらしい。ヒンシュクの声に抗ってまでバンドをやる勇気は彼女たちにはなかった。そらそうだ。ががーん。
音がうるさい。
ボーカルがヘタ。聞くに堪えない。
表向きはそう言う理由になっているようだ。
が実際のところは、以前に職場バンドに入ってくれた若手女性スタッフ(もう退職した)がほかの女性スタッフにバンドの陰口を言われたのに腹を立てて、いろいろと亀裂が入り、それ以来バンドは女性スタッフの間では触れたくない話題らしい。
ぼくはよく分からないが、女性同士のヤーな感じのゴチャゴチャしたいきさつがあるようだ。
むー。
そう言えばどうも歓迎されていない空気を感じる。
面と向かっては誰も「やめなさいよ」とは言ってくれない。オトナのいやったらしいところだ。表面的には「どうぞどうぞ、今年もぜひやってください」とにこやかに言われつつ、ビミョーな空気だ。
まぁ。止めろと言われない限りやる気ではあるが。不穏な気配を感じる。
そんなこんなでちとヘコんでいた。もうやめちゃおうか。
が、でもギターを持ってディストーションペダルを踏めばそんなことはどうでも良くなる。
ライブハウスだろうがリハスタだろうが職場の片隅だろうが変わらない。
考えてみたら中学3年の時に学祭でザ・スターリンのコピーをやったときから変わんないな。
いやがられて、疎まれて、失笑を買って。
あれから25年経っても同じ状況だとはね。お笑いぐさだ。
それでもベースとドラムが聞こえてくる。ギターをかき鳴らす。
そのときの気分はいつも同じだ。体中から何かがわき上がってくる感じ。
スタッフがどう言おうと、実際に「今年もやってくれよ」と言ってくれる人もいる。
自分たちも楽しんで、それを待っていてくれる人が何人もいる。
なんと言われようと、やれる限りはやり続けるのだ。
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