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2008年10月29日 (水)

ハートをつなごう「依存症」第2回

てなワケで注目して見ていたNHK教育「ハートをつなごう」、依存症の第2回。
今回はギャンブル依存症の男性と摂食障害の女性の、2名の再現ドラマからスタート。
あるあるあるっ!それあるあるっ!と、アディクション本人なら誰でもうなづける体験がさまざまに綴られる。
ゲストの月乃光司さん、上岡陽江さんも食いついてくる。
イイ感じだ。再現ドラマの本人、ゲスト、司会ともリラックスした感じになっている。
しかし30分番組なのに、再現ドラマとその解説部分だけですでに20分以上が経過している。
話は家族の問題、共依存まで広げてしまった。さてさて。どうやって回復の部分を番組は語ってくれるのか。専門治療、自助グループ、家族の回復など、山ほどあるのだが。
イ?ウソ?
これでオワリ?
自助グループの話とか、一切ナシ?
回復の物語もまったくナシ?
そりゃ途中でMAC(アルコール依存症の中間施設)や「仲間」という表現は出てきたけど、それだけ?
うううううーむ。

ここまでアディクションについて語ってくれたのなら、視聴者が一番知りたいであろう「どうやったら回復できるのか」というところに重点を置いて欲しかった。回復の定義も、精神科の先生が少し語っていたけれど、アディクト本人から「回復とはなんなのか/自分はいかに回復したか」を語って欲しかった。
そうじゃないと視聴者に「結局は本人が底をついて病気に気づいて、自分で自分を立て直す気持ちにならないとダメなんだ」と受け取られかねない。
さらに一番やっかいな問題、「否認」が出てこないのはどうしたことか。否認という実にやっかいな症状があるから、アディクトは傲慢で自己中心的で性格が異常だから治らないんだ、と周囲に受け取られてしまうのだ。
コントロール障害、否認、底付き、そして自助グループや仲間の必要性。その辺の流れをきっちり説明しないと

アディクションは本人の意志の問題→治らないのは本人に治す意志がないから

というありがちな世間の誤解を補強してしまわないか。

変な偏見や脚色もなく、番組で見せた部分は良くできていたと思います。
アディクションは誰でもなる可能性のある病気。意志薄弱者でも性格異常者でもない。回復者は聖人でもなければ、「闘病」で病気を「克服」したエライ人でもない。みなごくごくフツーの隣人。
そこが自然に表現できていただけに、回復部分が語られなかったのは残念でした。
できればあと3〜4回を割いて、きちんと語って欲しかった。
良い番組だし、石田衣良もひょうひょうとしてておもしろい。がんばってほしい。
次回に期待だ「ハートをつなごう」!

NHKオンライン | ハートをつなごう

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コメント

お久しぶりです。ミックです。
ずいぶん前にコメント欄に書き込みしたのですが覚えていてくれてますでしょうか…(・_|

わたしも おとといの放送見ましたよ。ダンナサンも一緒に見て、なんか納得してました。
私自身 依存症の事をもっと知りたいので、番組が長くてもよかったとおもいました。
カオルさん的には もっと内容を充実して欲しかったようですが、わたしは ダンナサンが 真剣に見てくれたのがうれしかったです。


実はうちのダンナサンも 自宅から30分かけて AAに行くようになりましたm(^-^)m 毎週とは行きませんが…

いつか彼も カオルさんとも会えるんじゃないでしょうか!

投稿: ミック | 2008年10月29日 (水) 19:23

こんばんは、ミックさん。

もちろん覚えていますよ。会津のOSMの記事にコメントを寄せていただいた方ですね。
お元気そうで何よりです。
ダンナさんもAAに行くようになったとはスゴイ!
きっと最初の一歩を踏み出すのは、すごく勇気が要ったことでしょう(ぼくもそうでした)。
AAに通い続けるダンナさんを、うーんとほめてあげてください。
この業界は広いようで狭いですから、いつかお会いできる日が来るでしょう。その日を楽しみにしています。
番組は、ぼくは期待が大き過ぎたんで肩すかしに思ったのかも。
ミックさんのダンナさんのように真剣に見てくれる人がいたのなら、番組の意図は大成功だと思います。

投稿: カオル | 2008年10月29日 (水) 23:42

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