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2008年7月31日 (木)

ネットショッピングでいいのか

水没したエフェクタ類を救出しようと、乾燥させること3日。
が、機械類は構造が複雑だ。どこにどう水滴が残っているか分からない。
完全乾燥を目標に、シリカゲルを購入することにした。
(otamaさん、ありがとう!)
んが。
シリカゲル、どこで売っているんだ?ネットで調べたら、熱帯魚屋さんとか手芸の店、あるいはホームセンターにもある、と書いてある。
で、さっそく近所のホームセンターに行ったが、売っていない。熱帯魚売り場もダメ。
ツルハドラッグでも聞いてみたが売っていない。ダメ元で行ってみたスーパーにも置いてない。
2時間かけてあちこち探したが、見つからない。
ううむ。これ以上お店巡りをするのは時間の消耗だ。

結局、楽天で購入手続きを取った。
10分で終わった。あすかあさってには現物が届くだろう。

近ごろ、食料品や日用品をのぞけば、買い物の大半をネットで済ませている。
お店に行く→探しても見つからない→あきらめてネットで購入
このパターンが圧倒的に多い。
書籍、雑誌、CD、バッグ、Tシャツ。雑貨。果ては文房具類からお菓子まで。
気持ちとしては、まだネットショップは信用し切れていない部分がある。やはり手にとってものを確かめてから買い物をしたい。ネットで写真と文章を頼りに購入するのは何となく「ほんとうじゃない」気がする。
しかし、探して回る労力を考えると、どうしてもリアル店舗よりもネットショップの比重が高くなってしまう。今回のように数時間を費やして何店か回り、時間とガソリンを無駄にするのはしんどい。

気がついてみたら、本屋でもマニアックな書籍を置いてあるお店は少なくなった。
郊外型の大型ブックショップは、どこも同じような品揃えだ。本屋と言うよりは、コンビニの書棚の拡張版のようだ。
本屋の書棚を丹念に巡って、思いもがけない良書に巡り会うような機会はめっきり減った。自分の感性がすり減っただけかもしれない。けど、たまにビレバンに行くと「そうだよな、本屋ってこういう自己主張のあるところなんだよな」と思う。あそこの品揃えはぼくの趣味とはちょっと違うが。

そういえば町の古本屋さんもめっきり減った。
昔は町に何件か、必ず古本屋さんがあった。日に焼けた背表紙の文庫本が、一冊30円とかのやる気のない値段で売っていた。そういうところで星新一や小松左京の文庫本を買って、茶色いページをめくって古くさいフォントと独特のにおいを味わう「昭和の楽しみ」みたいのがあったんだが。

そういうノスタルジーは置き去りにして、世界はどんどん前進していきますね。
テクノロジーは進んで世の中は便利になったけど、それで世の中は幸せになっているのか。
ぼくにはよく分からないな。

そういえば昔「月光」ってキテレツな雑誌があってわりと好きだったんだけど、どうなっちゃったんだろう?
きっと時代の波間に消え去っていったんだろうな。

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