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2008年6月15日 (日)

掟ポルシェのDJは世界一なり

きのう掟ポルシェのDJを見てきた。incomplete 1st annivarsaryと言うクラブイベント。出演はギュウゾウ(電撃ネットワーク)、掟ポルシェ(ロマンポルシェ。)、森下くるみ、DJ OSHOW(Sugar Bitz.東京風)などなど。
感動。
世界一なり。掟ポルシェ。

ぼくはハウスやテクノが好きだ。が、クラブで聞いたことがほとんどない。家でiPodで聞いているか、走りながら聞くか、クルマで流しているかだ。
乏しいクラブ体験を思い出してみる。
フジロックフェスのオールナイトフジ。あれはすごかった。何千人だか何万人のひとが真夜中に踊り狂っていた。レーザーが飛び交い、重低音が響き渡っていた。
去年のUNDERWORLDのイベント。UNDERWORLDはすごかったが、途中のDJタイムはよく分からなかった。PAがステージ転回のつなぎにCDをかけてるだけにしか聞こえなかった。
ライブイベント以外だと、去年仙台のADDに行ったのが唯一のクラブ体験だ。時間が早かったせいか、まばらな客がテクノに合わせてぽちぽちと踊っているだけだった。カウンター付近に椅子テーブルが少しあったが、常連らしいひとたちが盛り上がっており、入り込める雰囲気ではなかった。入場料を払って飲み物の引換券をもらいフロアの壁際に立つも、どう楽しんでいいのか分からず、30分ほどで引き上げてきた。
てなことで、自分の中でクラブというものは「気取った客がウチワで盛り上がる場所。一見さんは入り込みづらい」という印象があった。

そう言うワケで、今回のクラブイベント、ぼくも妻もビビっていた。
「掟ポルシェだけ見たら帰るわよ」
そう妻は宣言していた。ムリもない。轟音の鳴り響くフロアでじっと壁際に立ったまま夜を明かすのはゴウモン以外の何ものでもない。

10時前、会場の郡山GEORGIAに到着。客はまばらだ。フロアの壁際に10人ほどの客がじっと立っている。地元DJがゆったりしたブラジリアンハウスを流している。受付でもらった引換券で飲み物をもらうと、もうすることがない。うーん。このままゲストDJが登場するのを待つのか。つらいなぁ。
雰囲気を察知して、妻は友人が来るや否やさっさと外に食事に出てしまった。うーむ。
とりあえずフロアに立って音楽に聴き入る。サブベースの使い方やミックスの仕方など、勉強にはなる。
1時間ほどで2人目の地元JD。ヒップホップ中心。フロアは変化なし。3人目の太っちょ地元JDから流れが変わってきた。浜崎あゆみやモー娘。などのJポップを流し始める。時折入れるトークが面白い。この辺から客が急増。前方でブレイクダンスが始まり、なぜかパンツ一丁の若者数名がタイガーマスクのお面をかぶってプロレスを始めた。ハプニングなのか仕込みなのか分からないが、盛り上がる。

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いい感じにフロアがあったまったところで、ギュウゾウにチェンジ。
すでにフロアはとても熱くなっている。どんな曲を流すのかと思ったら、ダムドの「ニート・ニート・ニート」、ラモーンズの「ロックンロール・レディオ」、ニルバーナの「スメルズ・ライク・ティーネイジスピリット」など、怒濤のロックナンバー。これに絶妙にキックやサブベース、エフェクトなどを加えている。
さらに盛り上がるフロア。ついには全裸になる若者まで出現。男の子ですが。ぼくとしても大好きなロックナンバーが数珠繋ぎにかかり、非常にうれしい。
客がさらに増えほとんどすし詰め状態になったところで、掟ポルシェ登場。
すぐには曲を流さない。5分ほど説教タイム。
「いいかぁオマエら!右のターンテーブルと左のターンテーブルの曲を、テンポとか合わせて一曲に聞かせるなどというのは女子どものやることッ!!
オレは右のターンテーブルと左のターンテーブルの曲を、テンポとか合わせたことは一度もないッ!!そして・・・これから45分間、アイドルの曲しか流さないッ!!
おおお・・・。
そして掟ポルシェのDJが始まる。
異様なテンション。掟、アイドルの曲に合わせて踊る踊る。踊るというか、振り付けである。完璧なタイミングで、アイドルソングを踊る掟ポルシェ。
フロアのテンションも最高潮である。モッシュピット状態。熱気で床が曇っている。
DJブースは2階にあるのだが、何度もフロアに駆け降り、オーディエンスをあおる掟。ついには客の頭の上を泳ぎ始める。
曲のタイトルはよく分からないが、あとで妻に確認したところプッチモニやパフュームのナンバーがかかっていたそうだ。プッチモニで真夜中にこれだけの人数が踊り狂っている。アホである。
フロアの後ろの方はすし詰めで、踊りたくても踊れない。気が付けば自分も前方で踊っている。異様に楽しい。

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終了後、汗だく。会場の外に涼みに出た掟ポルシェを追っかけて、持参したCDにサインをもらう。サインというか、何だかぐじゃぐじゃの絵を描いてもらう。「これは油性ペンだからなぁっ!」文脈がよく分からないが、異様なテンションでサインペンを乱打し、サインを完成させる掟。
熱い。熱すぎる。
お願いして記念写真も撮ってもらう。
フロアの方は引き続き森下くるみのDJで盛り上がっている。しかしもうすでに2時近く。名残惜しいが、帰途につく。

いやはや。
クラブは気取った客がウチワで気取って盛り上がるところ。そう言う既成概念を完全に覆されました。パンクのライブ並み。いやそれ以上か。全裸数名が出現するくらいの熱い盛り上がり。踊りの上手いヘタとか完全に関係なし。掟ポルシェのDJパフォーマンスは、文句なしに世界一でした。
しかし困った。
これから自分的に、DJについては掟ポルシェが基準になりそうな気がする。掟ポルシェを越えるパフォーマンスのDJはいるだろうか。ファットボーイスリムでもムリだろう。
ふつうのクラブのふつうのDJでは満足できない身体になってしまった気がする。
既存のDJ概念を根底から覆す怒濤のパフォーマンス。
ゾッコンだぜ掟ポルシェ!

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