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2008年5月 2日 (金)

荒吐08、感想など(2)

荒吐08、1日目は雨とあまりの寒さに耐えかね、銀杏BOYZの途中で開場から撤退。ひとまず宿に引き上げて身体を休めることにした。ダム湖から吹きつける寒風と雨は、予想以上に寒かった。
2日目は打って変わって晴天。
気分一新、後半を迎える。
一日目はよく見なかったが、荒吐08のテーマオブジェ。あえてこの時期にピースマーク。主催者からは何のコメントもないが、昨今の世界事情を考えると色んな意味を想像してしまう。

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2日目はこんな感じ。
たむらぱん→バックホーン→ガンガズンバ→曽我部恵一バンド→みちのくプロレス→カン→DO MAKE SAY THINK→ゆらゆら帝国→エレカシ→HEATWAVE→忌野清志郎
特筆すべきはエレカシ。
昨年も見たけど、今年はよりいっそうパワーアップしている。伝わってくる迫力がちがう。
ラスト付近、ユーミンの翳りゆく部屋のカヴァーを演奏。ユーミンを大まじめに歌い上げてさまになるアーティストはそういないだろう。やるな宮本。
ヒートウェイブは、東京シティ・ヒエラルキーの新バージョンを披露。最初はあまり客が集まらず心配だったけど、中盤からどんどん人が入って来た。熱いアンコールもあり、短い時間だったけどいいライブだった。荒吐でアンコールって、ほとんどないもんなー。
夕暮れのライブは音も澄んで、とてもきれいだったよ。


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で、清志郎。
予想以上の盛り上がり。前の方に陣取ったのはわれわれロートルファンばかり・・・かと思ったら、若い荒吐の客たちも異様な熱気で詰めかけている。
「ジャンプ」で始まった清志郎のライブは、声帯の手術なんてまったく気にならないテンションの高さだ。
ギターは三宅伸治。ブラスはブルーデイ・ホーンズ。手堅く熱い演奏。ああ、ここのチャボがいたら、G2がいたら・・・とつい想像してしまう。
そんなロートルファンを尻目に、清志郎はソロに入ってからのナンバーを連発。考えてみたら、もうRC時代よりもソロキャリアの方が長いくらいなのだ。懐メロを連発しないのは、清志郎が現在進行形のアーティストだという決意のようなものなんだろう。
それでもデイドリーム・ビリーバーは大合唱。スローバラードはもう、ただただ泣けた。
またこうして清志郎の歌うスローバラードが聴けるとはね。感無量なり。

盗難が多発したり、主催は今回たいへんだったようだ。けど、今までの荒吐の中でいちばん楽しいフェスだった。ぼくの見た限りではそんなにひどいマナー違反もなかったし、不愉快な出来事もなかった。
主催のGIP、菅氏にはめげずに来年もこの素敵なフェスを続けてもらいたいものです。

今回の収穫。
みちのくプロレス、ムチャクチャ面白かった。ギャグ満載の上、プロレスの醍醐味も満喫できた。レスラー数人がフェス名物クラウドサーフィンまでやってくれたのには笑った。

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KANのライブは、子連れでまったりと見ている客多数。愛は勝つのイメージが強いけど、演奏力も楽曲のクオリティも高い、上質のポップスでした。いちどソロライブを観て見たいな。

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