友部正人のライブに
おとといの9月19日、友部正人のライブに行ってきた。
友部は高校時代から出入りしてたブルース喫茶、Iさんの影響で聞き始めた。と言うより、Iさんのお店でほぼ唯一かかる邦楽が友部だったんだ。
最初は単調で、退屈な曲にしか聞こえなかった。でも何度も聞いていくうちに、だんだん歌詞と声に引き込まれるようになった。
いつの間にか覚えてしまった歌も多い。と言うか、最初に聞いた時にすでに胸に刻まれるような、印象的な詞が多い。
ビッコのポー、一本道、6月の雨の夜チルチルミチルは、などなど。
1年ぶりに見た友部は、また少し髪が白くなった気がした。
でも彼の歌は、相変わらずだった。
大きくて太い声。ストロークのひとつひとつを確かめるように弾くギター。
彼のライブに行くと、いつも独特の心地よさを感じる。
聞き流すことも、聞き込むこともできる、不思議な歌。
途中で詩の朗読を2編。あとは友部のギターと歌、ハーモニカで約2時間のライブは終わった。
ライブの途中はいつも少し退屈な気持ちになるのに、いつも印象に強く刻み込まれてしまう。
今回もそんな気持ちになった。
帰り際、6月の雨の夜チルチルミチルは、と口ずさむ。
死の国へ旅だったチルチルとミチルの歌。
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