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2007年7月22日 (日)

東京出張&お茶の水

きのうは東京出張。某資格の更新のための研修会を受講してきた。
朝イチの新幹線で東京に向う。会場は神田。
朝9時から夕方5時半まで、びっしり講習会である。
広い会場に、500人ほどの同業者が集まっている。空席がないくらいすし詰めに座っているので、不自由なことこの上ない。電車の座席くらいの密集度で朝から夕方までPowerPointの講義を聴く。
疲れる。
オマケに隣の人はずーっと講義と関係のない作業をしている。50過ぎくらいのおじさんだが、なぜかのりとはさみ、電子辞書にケータイ、分厚いノートを机の上に広げている。で、英語の文章と、webで機械翻訳したらしい日本語をパラグラフごとにノートに切り貼りしている。ただでさえせまいのに、なぜにそのような作業をいまここでやらなくては行けないのか、まったく意味不明である。
あまりに気になったので途中でそっと彼のノートを見る。電子辞書でいっしょうけんめい単語を調べては、のりでベコベコになったノートに赤を入れている。和訳部分を見ると、まったくでたらめで文章になっていない。
なにか見てはいけないものを見てしまったような気がして、目をそらす。
講義に集中しようと思うのだが、となりの自習おじさんはますますノってきたらしく、書き損じの紙をびりびり破いては指先で丸め、そこら中にはじき飛ばす。
うーむ。

それから、こういう集まりの時に困るのは、半端な知り合いと出くわすことである。
昔ちょっとだけお世話になった先輩とか、本社で年に1回くらいやりとりがある程度の人。
簡単にあいさつだけすればいいのか。休憩時間に立ち話くらいはした方がいいのか。
悩んだ割には、向うからはまったく声をかけられず。ま、そんなもんだろう。自意識過剰なり。

昼食は、飛び込みで近くの福満苑という中華料理店に入る。
汚い庶民的な店づくりで、テーブルの上には家庭用麦茶タッパーに冷たいジャスミン茶が入れてある。これがめっぽう美味かった。
スタッフの元気の良い中国語が飛び交い、昼時でおおぜいの客がいたにも関わらずテンポよく料理が供されていた。客もやたらにぎやかだ。いい店の証拠である。
肉野菜炒め定食750円。杏仁豆腐付き。おいしかった。

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やたらボリュームが多く、おなかいっぱいになる。午後は睡魔と闘いながら、どうにか受講終了。
帰り、神田から少し足を伸ばしてお茶の水にいく。
東京で時間ができた時は、たいがいお茶の水に寄る。明大前の坂を上ったり下りたりして楽器店をウロウロ。明大はいつの間にかハイソなホテルのような高層ビルになっていた。立て看もサヨク学生のビラも座り込んでタバコを吸っている大学生も、もうどこにも見当たらない。
彼らはみんな、どこに行ってしまったんだろう?


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何軒かの楽器店を回り、VOXのカールコード、エレキ弦を数セット、それにピックを何枚か購入。
せまくてごちゃごちゃした楽器店、バンドマンっぽい長髪の店員。時代が変わっても変わらない風景だ。ちょっと安心する。
メシもろくに喰わずに必死でお金を貯めて、貯金を全部はたいて、ここのシモクラ楽器でギブソンのES-335を買ったんだよな。うれしくて、帰ってからもしばらくはギターケースを開けなかったっけ。
大学出たけど試験に落ちて、ディスクユニオンでデスメタルをヤケになってまとめ買いしたっけ。カーカスとかクリエイターとか。もう10年以上も聞いてないな。

ああイカンイカン。ついセンチメンタルになっちまったよ。
思い出に浸ってるとあっという間に時間が経っちまうね。
とにかく無事に講習会が終わって良かった良かった。

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